お世話になっております。
以前、ココナラ・デザイン発注初心者さんに向けて、制作依頼から納品までの流れをご紹介していました。
依頼から納品までの流れはなんとなくわかっても、実際に依頼をしてみると「これはどうしたらいい?」「何をどうやって伝えればいいの?」とわからないことがあると思います。
今回は、デザインの希望イメージの伝え方・ヒアリングについてご紹介していきたいと思います。
希望のデザインイメージ・ヒアリングとは
希望のデザインイメージとは、デザイン制作を行う上で、方向性を決める上で必要となる資料です。
イメージの伝え方は、テキスト(メッセージ)や既存のデザイン・画像や写真など様々あります。
ヒアリングとは、制作前に「どんなものを作るのか」「どんなデザインにするのか」「制作の上でどんなものが必要なのか」などを決めていく打ち合わせです。
なぜ希望のデザインイメージとヒアリングが必要なのか
あなたは「かわいいデザインの名刺が欲しい」と希望を持っているクライアントさんだとして、デザイナーに伝えてみます。
「かわいい」というイメージからある程度方向性を決めることはできますが、一言でデザイナーがクライアントの希望にバッチリ合うデザインへ辿り着くことは正直難しいです。
では、ここでGoogleで「デザイン かわいい 名刺」と検索をしてみましょう。
たったこの3の単語だけでも無数のデザインが出てきました。
検索結果からもわかるかもしれませんが、デザインとは無限大。
そして「かわいい」の中にも、「ピンクがかわいい」「ブルーがかわいい」「リボンがかわいい」など人それぞれ感じ方があります。
この希望するデザインイメージが、お互い不透明な状態であると、デザイナーは手探りでの制作となり、クライアントは「希望のイメージを作ってもらえない…」とお互いが納得し切れず、ただ時間が過ぎて行ってしまいます。
こうした無限に存在し、生まれていくデザインの中からより希望に合致するデザインを制作するために、制作前にヒアリングを行い、希望するデザインイメージをクライアントとデザイナーで共有する必要があるのです。
どうやって希望のデザインイメージを伝えればいいのか
では、「どうやって希望のイメージを伝えればいいの?」と思われる方がいらっしゃると思います。
冒頭で「イメージの伝え方は、テキスト(メッセージ)や既存のデザイン・画像や写真など様々」とお伝えしましたが、より詳しく解説していきます。
[1.] テキスト(メッセージ)の場合
メッセージ上やWordなどで作成した資料などで伝える方法です。
社内プロジェクトとして何か概要をまとめている場合はそれを共有するのも手だと思います。
ただし、テキストの場合は、イメージが読み取れるようより具体的に書き起こす必要があります。
自身の中でより具体的なイメージがあれば、書き起こすのがいいと思いますが、まだイメージが掴めていない場合や説明し辛い場合は、かえって分かり辛くなってしまうので注意が必要です。
[2.] 既存のデザインを使う場合
過去に作ったデザインを刷新したい場合などに有効な方法です。
その際、「既存のデザインをどうして変えたいと思うのか」や「踏襲したい、残して欲しいポイントはどこなのか」などを一緒に伝えるとより効果的です。
[3.] 画像や写真を使う場合
画像や写真でイメージを伝えるというのは、ネット検索で出てきたものから自分のイメージに近いものを伝えるという方法です。
「他のデザイナーが作ったものを見せてもいいの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、方向性を決めていく上での参考資料としてネット検索を活用するデザイナーもいらっしゃいますし、先ほどかわいい名刺デザインの説明時に、Googleで検索した結果をお見せしましたが、テキストで説明してくよりもより具体的になったかと思います。
自分の中でイメージし切れてしなかったり、説明し辛い場合は、Googleなどのブラウザ検索やPinterestというサイトを活用するのが有効です。
また画像などと一緒に「どこが希望のイメージに近いのか」「ここはもっとこうしたい」など添えて伝えるとより効果的です。
[4.] 自身でラフを描く場合
手描きや文書ソフトなどでラフを描いて共有する方法です。
綿密に作成する必要はないので、大まかな配置などを描いてある程度イメージが伝わるものを共有するのがいいと思います。
またラフが描けない方もいらっしゃると思うので、絶対に描いた方がいいとは言いきれませんが、ココナラで出品されているサービス中にはラフ案の支給をお願いしてる方もいらっしゃいます。
最後に
以上、希望のデザインイメージとヒアリングについてでした。
この希望イメージの確認やヒアリングなどはココナラに限らず、一般的な制作会社でも行っていますし、デザイナーからこうした方法で打ち合わせを行うこともあります。
またココナラでの制作は一般的な費用よりも安価でスピーディーな部分が特徴的ですが、そこにはクライアントの協力があってこそだと思う部分もありますので、ココナラで初めてデザイン制作をお願いするという人はぜひ参考にしていただければと思っています!
666|デザイン制作ヒアリングシート
こちらのブログでヒアリングシートを配布しております。
下記の画像にて、制作に必要な項目などを書き記しておりますので、ぜひご依頼ご相談の際にご活用くださいませ!
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