個人塾のホームページはこうやって作るべし!

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ビジネス・マーケティング
今や「ホームページ」は企業の有力な宣伝広告ツールで、
学習塾もホームページの有無で生徒の集まり方が変わってきます。
そこで、特に経営基盤の弱い個人塾のホームページについて、
作り方や費用などを詳しく見ていきましょう。

個人塾こそホームページを作るべきである

個人で経営していて規模の小さい個人塾こそ、
ホームページを作って大々的に宣伝すべきなのです。
有名な講師が居て、各地に教室を構えている大手塾は、
今更大々的に宣伝しなくても知名度と実績で自然と入塾希望の生徒が集まります。
ところが規模の小さい個人塾は、大手塾に知名度で劣りますし、実績も見えにくいので、
大々的に宣伝しないことには入塾希望者が集まりにくかったりします。
しかも少子化が年々進んでいる現在の状況では、
経営基盤の弱い個人塾は大手塾に淘汰されてしまう恐れが強いです。
ですから、個人塾こそホームページで実績と強みをアピールして、
入塾希望者を増やす努力をしなければならないわけです。

ネットに情報が無い塾は存在しないも同然

現在、塾に通う年齢の子供が居る親にとっては、
ネットに情報が無い塾は存在しないも同然なのです。
小中学生の子供が居る親の年代は30代から40代前半ぐらいが主で、
この年代は若い時からインターネットに接しています。
特に30代前半ともなると、子供の時からインターネットを使っていたりします。
そうすると、欲しい情報はネットで調べるのが当たり前となっていて、
子供を通わせる塾についてもネットで調べているのですね。
と言うことは、ネットで調べていてホームページが出てこない塾は存在しないも同然で、
存在しなければ子供を通わせる塾の選択肢に入りません。
ですから、少なくとも親の選択肢の1つに入るように、大手塾に知名度で劣る
個人塾だからこそホームページを作っておいた方が良いわけです。

個人塾のホームページは「子供に通わせたい」と親が思うような作りに

個人塾のホームページを作る場合には、
「子供に通わせたい」と塾に通う年代の子供を持つ親に思わせることを目的とします。
一般的に商品やサービスを宣伝するホームページは、その商品やサービスの
ターゲットとなる人に「欲しい」「使ってみたい」と思わせることを目的とします。
しかし塾に実際に通うのは子供ですがお金を払うのは親であり、
子供が通う塾を決める際には親の意見が大きな割合を占めます。
ですから、個人塾のホームページを作る際には、塾に通う子供はもちろん、
子供を塾に通わせる親に向けてアピールする内容でないといけないわけです。

「子供を通わせたい」と親に思わせるホームページを作るには

実際に「子供を通わせたい」と親に思わせるホームページを作るには、
いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
親に「子供を通わせたい」と思わせるポイントとしては
 ・説得力のあるキャッチフレーズ(成績があがる理由など)
 ・トータルでかかる費用を明確にする
 ・塾内の雰囲気を分かりやすく伝える
 ・塾長や講師の人柄が分かる
などが挙げられます。
これらのポイントを意識して制作することで、
塾に通う年頃の子供を持つ親に訴求力のあるホームページになるはずですよ。

説得力のあるキャッチフレーズ

個人塾が知名度のある大手塾に負けないホームページを作るには、
最初に目に入る「キャッチフレーズ」が重要です。
余程教育熱心な家庭でもない限りは、それぞれの塾の特徴や違いといったものが
よく分かっていないケースが多かったりします。
そのため「とりあえず有名なところで」となって、
大手塾に子供を通わせることになるのです。
ですから個人塾がホームページを作る際には、
「他の塾とはココが違う!」ということを端的に分かりやすく伝える必要があります。
例えば、「理数系ならお任せ」とか「英語を伸ばす自信がある」など特定の科目に
特化した強みをアピールするのも1つの方法です。
全体的なレベルアップではなく、
苦手科目を克服する目的で子供を塾に通わせることも考えられます。
また、それまでの算数が数学に変わる中学進学や理科が生物や化学などに
細分化される高校進学のタイミングで、塾に通い始めるケースもあります。
子供に特定の科目を塾で学ばせたいと親が思っている時に、その科目に強いことを
アピールしている塾のホームページを見ると「ココにしよう!」となるわけです。
それ以外にも「独自の学習方法」であったり「短期間で成績を上げるノウハウ」、
「難関校の合格率」「偏差値大幅アップ」などの実績をアピールするのもアリですよ。
内容が曖昧だと大手塾を超えるインパクトが無いので、具体的で分かりやすく
少し大げさなぐらいキャッチフレーズにするのがポイントです。
(もちろんウソはダメ)

トータルの費用を明確にする

塾のホームページでは、年間や目標となる学校に合格するまでにかかる
トータルの費用を明確にしておくのがベターです。
毎月の月謝はもちろん、夏期講習や冬期講習などの特別授業、模擬試験といった
任意で参加するものの費用も明確にしておきましょう。
「子供のためなら」と費用を気にしない親も多いですが、
長期間継続して通うだけにどのぐらいの費用がかかるのか心配している親も多いです。
ですから塾に通うに当たってお金のかかることについては、
全てホームページに金額を掲載しておくことで、親としては比較検討しやすくなります。
科目や学年によって費用が違うなど費用体系が複雑な場合は、学年や科目の
組み合わせごとに年間費用の大体の目安を掲載しておくと分かりやすいですね。

塾内の雰囲気を分かりやすく伝える

お金を出すのは親ですが、実際に塾に通うのは子供です。
場合によっては数年間継続して通うことになるので、子供に「通いたい」
親に「通わせたい」と思わせる雰囲気の塾であることをアピールしなければいけません。
もちろん最終的には、実際に塾に足を運んで教室などを見学することになります。
しかし実際に足を運ぶところまで候補として残るためには、
ホームページで塾内の雰囲気を分かりやすく伝えることが重要なわけです。
雰囲気は感覚的なもので文章で説明しても伝わりにくいので、
やはり視覚的に伝わりやすい画像を使う方が良いですね。
できれば教室など塾の施設や授業風景を紹介する動画をホームページに
掲載しておくと、より塾の雰囲気が伝わりやすいですよ。
ちなみに、見ている人に訴求力のある画像や動画を撮影するのは、
素人にはかなり難しいです。
なのでホームページに掲載する画像や動画は、可能な限り、
プロのカメラマンに撮影してもらうのがベターです。

塾長や講師がどういう人か分かりやすくする

学校ほど長時間ではないにしても、大切な我が子を預けることになりますから、
塾長や講師がどういう人なのかが親にとっては気になる部分です。
ですから、塾のホームページに塾長・講師の顔写真と簡単なプロフィール、
さらには教育に対する思いみたいなものを掲載しておくのが良いですね。
子を持つ親のほとんどが、理念というほどしっかりしていなくても、
子供の教育に対する思いを持っています。
ホームページで塾長や講師の教育に対する理念・思いを確認し、
それに共感することで「子供を預けても良い」という信用が生まれるのです。

今やネットツールのメインはスマホ

塾のホームページを作るのであれば、
絶対にスマホで見やすいデザインにしておいた方が良いですよ。
かつてはネットツールと言えばパソコン一択でしたが、
現在はパソコンよりもスマホでネットを使う機会の方が多くなっています。
実際にネットは専らスマホで、パソコンを使ったことが無いという若い人も居るぐらいで、
家にパソコンが無いケースも珍しくありません。
もちろんスマホでもPC用ホームページを見ることはできますが、
テキストや画像が小さくなったりして見にくいです。
ですからスマホで見やすいように、
PC用だけでなくスマホ用のホームページも作っておくべきなのですね。
思い切って、PC用を作らずにスマホ用のホームページだけ作るのと言うのも
現在ならアリかもしれませんよ。

個人塾のホームページに掲載すべき情報やコンテンツ

個人塾のホームページを作る際には、塾のホームページを見る人が
求めている情報やコンテンツを過不足なく掲載する必要があります。
先のポイントと重なる部分として
 ・キャッチフレーズ
 ・費用
 ・塾の雰囲気を伝える画像や動画
 ・塾長や講師の紹介
はホームページに掲載すべき情報・コンテンツです。
それ以外に、
 ・合格実績、合格者の声
 ・学習内容やスケジュール
 ・説明会、体験入塾の案内
 ・アクセス方法
なども塾のホームページに求められますね。

どの学校にどのぐらいの割合で合格したか

どこの塾のホームページを見ても、「合格実績」を大きくアピールしています。
子供を塾に通わせようと思っている親のほとんどが、
将来的に子供には「良い学校に入ってもらいたい」と考えています。
ですから、「この塾に通っている子供がどの学校に合格しているのか」は親にとっては
気になる部分なのです。
合格人数だけでなく、どのぐらいの割合で合格しているのか
いわゆる合格率も掲載しておくとより実績が伝わりやすいですね。
さらに、実際にこの塾に通って目的の学校に合格した子供の生の意見を
掲載するのも効果的です。
この塾に通うことで、進学に対する考え方や勉強への取り組み方がどう変わったのかが
より分かりやすくなります。

どういうスケジュールでどういった内容を教えるのか

どういったスケジュールでどういった内容を教えているのか、
ということも塾のホームページには載せておきましょう。
難関校への合格を目指す進学に特化した塾と苦手科目を克服する塾では、
スケジュールや教える内容が必然的に変わってきます。
親は現状の子供の習熟度を考えて、どういったスケジュールで
どういった内容を教えてもらうのが良いかをしっかりと考えています。
ですから学習スケジュールと内容がホームページに明記してあると、
親としては比較検討しやすくなるのです。
学習スケジュールや内容が明記されていないと、子供が塾の勉強について行けるか
どうか判断できないので、その時点で候補から外されてしまいます。

説明会や体験入塾の案内

最終的に子供を入塾させるかどうかは、
実際に塾に足を運んで決めるケースが多いです。
なので説明会や体験入塾を実施しているのであれば、
その日程や内容に関する案内をホームページに掲載しておきましょう。
実施していない場合は、
実施してない旨をホームページに掲載しておいた方が良いですよ。
ホームページに記載が無いと、説明会や体験入塾に関する問い合わせが増えて、
その対応に余計な手間がかかってしまいます。
ですから実施していないなら、
実施していないことをホームページで告知しておいた方が良いわけです。
また説明会や体験入塾を実施していない場合は、
入塾に関する問い合わせ方法について明記しておくと親切ですね。

塾がどこにあるのか、どうやって行くのかを分かりやすく

親が子供を塾に通わせるに当たっては、
「どこにあるのか」「どうやって行くのか」も重要な要素となります。
塾に限らず、どんなお店も「どこにあるのか」「どうやって行くのか」分からないようでは
行く気になりませんよね。
いくら住所を記載していても、近所の人でもなければ、
その住所が大体どの辺りなのかも分かりにくかったりします。
なのでホームページに地図を掲載して、
ピンポイントで「ここにある」ということが分かるようにしておくことが重要なのです。
また遠くから通うケースも想定して、最寄り駅やランドマークとなる施設からの
詳しい道順も掲載しておくとより分かりやすいですよ。

個人塾のホームページは自作かプロに頼むか

個人塾のホームページを作るには、自作するからプロに頼むかの二択ですが、
個人的にはプロに頼むことをおすすめします。
最近は簡単にホームページが作れるツールやサービスが増えているので、
自作することも無理ではありません。
しかし先に紹介したポイントを全て押さえた上で、必要な情報・コンテンツを
全て盛り込んだホームページを自作するのは簡単ではないです。
プロ並みの知識とスキルがあったとしても、
塾経営の片手間に作るとなると数か月から1年ぐらいかかる可能性があります。
ホームページ制作に関する知識やスキルが無いと、数か月かけて作っても、
ありきたりで訴求力の無いホームページになってしまいます。
ですから、短期間でより効果的なホームページを作るには、
プロに頼む方が良いわけです。

ホームページ制作会社よりフリーランスがおすすめ

プロにホームページ作りを頼むとすると、
ホームページ制作会社かフリーランスのWebクリエイターの二択となります。
個人的には、ホームページ制作会社よりもフリーランスのWebクリエイターに
頼むのがおすすめですね。
ホームページ制作会社では、
ディレクターを始めとしたチームで1つのホームページを作ります。
そのため、クオリティの高いホームページは作ってもらえるものの、
人件費が嵩むので結果的に制作費用も高くなってしまいます。
対してフリーランスのWebクリエイターは、
基本的に1人でホームページ制作にかかる全ての作業を行います。
制作会社から独立するなど腕と実績のあるフリーランスであれば、
制作会社に引けを取らないクオリティのホームページを作ってくれます。
それでいて制作費用は制作会社の半額から1/3程度なので、
安くて良いものが作れるのです。
ただしフリーランスのWebクリエイターの中には、
Webスクールを卒業しただけで何の実績も無い人も居ます。
フリーランスのWebクリエイターにホームページ制作を依頼する場合には、
「人選び」が重要となるので慎重に検討してくださいね。

まとめ

ネット全盛の現在では、
個人塾でもホームページの有無で入塾希望者の数が大きく変わってきます。
ホームページが無いと塾の存在自体を知ってもらえない可能性もありますから、
ホームページは必ず作っておくべきですよ。
その上で、紹介したポイントなどを参考に、
親にも子供にも訴求力のあるホームページを作ってくださいね。


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