Facebookをホームページ代わりブログ代わりとするのを辞めたほうがいい理由

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ビジネス・マーケティング
ホームページやブログの代わりに「Facebook」で情報を発信している事業者や個人の方、
これはすぐに辞めた方がいいです。
Facebookをホームページ代わりブログ代わりとするのを辞めるべき理由について
詳しく見ていきましょう。

Facebookをホームページやブログの代わりにするのを辞めたほうがいい理由

事業者がFacebookをホームページやブログの代わりとして使うのを
辞めるべき理由として、1つには「信用」の問題があります。
ネット全盛の現代では、
商品やサービスについて気になることがあればネットで詳しい情報を検索します。
関連サイトには間違った情報や古い情報も掲載されているため、
より正確で新しい情報を得るためには公式サイトをチェックするのが確実です。
ネットで調べて公式情報がFacebookにしかないとなると、
商品やサービスを提供している事業者に対する信用度が一気に下がってしまいます。
事業者に対する信用度が下がると商品やサービスに対する興味も薄れ、
実際に購入したり利用したりといった行動に移らないのです。
Facebookは基本的に無料で使えますが、
ホームページが作るのにも維持するのにもお金がかかります。
ホームページが無くてFacebookをホームページ代わりブログ代わりとしていると
「ホームページを作るお金も無いのか」と思われる恐れもあります。
「お金が無い=事業がうまくいっていない=商品やサービスが大したことない」となり、
結果的に商品やサービスへの興味が失われるのです。
Facebookを使うこと自体は悪くありませんが、事業者がホームページ代わりに
Facebookを使うことはあまりいいこととは言えません。

Facebookアカウントを持っていないと見られない

Facebookをホームページやブログの代わりにしてはいけない理由としてもう1つ
「閲覧にアカウントが必要なこと」が挙げられます。
Facebookに投稿されている記事などを閲覧するには、
Facebookにログインしなければいけません。
日本ではTwitterやInstagramと比べるとFacebookの利用者は少なく、
Facebookアカウントを持っていない人も少なくないのです。
Facebookアカウントを持っていても、わざわざログインしないと見られないような情報は
余程のことが無い限りは「見なくてもいいや」となります。
アカウントを持っていない場合はなおさらで、
「アカウントを作ってでも情報を知りたい」となることはほとんど無いです。
ホームページは基本的にネット環境さえあれば誰でも閲覧できますから、
いつでも誰でも気軽に必要な情報が手に入れられます。
Facebookをホームページ代わりにしていると、商品やサービスに
興味を持ってくれた人が欲しい情報を閲覧できない可能性が高いのです。
せっかくの見込み客をみすみす逃すことになるので、
Facebookをホームページやブログの代わりとしては使わない方が良いわけです。

全員がSNSを使うわけではない

自社の商品やサービスに興味を持ってくれる人全員がSNSを使うわけではないので、
Facebookのみで情報を提供するのは辞めるべきです。
総務省の「令和2年通信利用動向調査の結果」によると、
2020年現在で日本国内のSNS利用率は73.8%となっています。
4人に3人がSNSを使っていますが、残りのSNSを使っていない4人に1人も
自社の商品やサービスに興味を持ってくれている可能性は十分にあります。
単純に日本国民の4人に1人だとすると、
約3000万人にFacebookを含めたSNSのみの発信では情報が届かないのです。
世界的に見るとFacebookはTwitterの約7倍の利用者数ですが、
日本ではTwitterの方が利用率が高いです。
同じく総務省の調査によると、TwitterとInstagramの利用率が42.3%なのに対して、
Facebookの利用率は31.9%に留まっています。
Facebookは3人に1人も使っていない状況で、
Facebookのみで発信された情報には触れられない人の方が圧倒的に多いのです。
発信した情報がより多くの人に届けるには、
1つのソーシャルメディアに頼るのではなく複数のメディアで発信する必要があります。
Facebookをホームページ代わりとするのではなく、Facebookでもホームページでも
情報を発信する方がより多くの人に伝わりやすいですよ。

FacebookではSEO対策の意味が無い

FacebookにはSEO対策の意味が無く、ホームページやブログの代わりとなる投稿を
多くの人に見てもらうチャンスを作ることが難しくなっています。
SEO対策は、簡単に言うと「Googleなどでの関連ワード検索結果の
上位に表示されるための対策」のことです。
具体的には「キーワードとなる言葉を多く使う」「情報量を増やして内容を充実させる」
などといったことを行います。
一般的な事業者のホームページには、より多くの人に閲覧してもらえるように
しっかりとしたSEO対策が施されています。
Facebookの投稿にはGoogleのクロールを拒否するシステムが設定されているため、
GoogleはFacebookの投稿に関する情報をほとんど収集できないのです。
情報が収集できないと、関連ワードの検索結果として上位に表示するのに
相応しいページであるかどうかが判断できません。
判断できなければ上位に表示することができないので、
FacebookではSEO対策の意味が無いというわけです。
より多くの人に見てもらいたい、でもFacebookだと多くの人に見てもらうための対策が
できませんからホームページやブログの代わりにしない方が良いわけです。

欲しい情報に簡単にたどり着けない

Facebookをホームページやブログの代わりにしていると、
閲覧する人が知りたい情報を見つけにくいことがあります。
Facebookでは1回に6万文字まで投稿できるので、
TwitterやInstagramiに比べると1投稿に掲載できる情報量は多いです。
ホームページの1ページ当たりのテキスト量は600~1500文字ですから、
6万文字だと40~100ページ分に相当します。
テキスト量だけならホームページやブログの代わりとするには十分なのですが、
ページの階層を作ることがFacebookではできません。
ホームページの場合、トップページの下に商品やサービスを紹介するページ、
問い合わせページ、申し込みページなどといったように階層を作ることができます。
全てのページが繋がっているので、
知りたい情報が掲載されているページを簡単に見つけることができるのです。
Facebookをホームページ代わりとすると、
1ページに全ての情報を掲載しなければいけません。
1ページに全ての情報が掲載されていると、
閲覧している人は自分の欲しい情報がどこにあるのか見つけにくいです。
Facebookの1ページに全て掲載するのではなく、
ホームページのように情報の種類ごとにページを区切るとします。
ページを区切れば1ページ当たりのデザインがスッキリして見やすくはなりますが、
知りたい情報を見つけやすくはなりません。
知りたい情報が見つけにくいと途中で「もういいや」となって離脱、
商品やサービスについての興味も失ってしまいます。
ホームページを作る目的の1つは「売上アップ」で、Facebookでは売上アップに
繋がりにくいのでホームページ代わりとするのは辞めるべきなのです。

Facebookがいつ使えなくなるか分からない

Facebookをホームページ代わりブログ代わりとして理由としては「いつFacebookが
使えなくなるか分からないこと」が挙げられます。
Facebook自体が終了することは考えにくいものの、何かの原因でアカウントが
凍結されてFacebookが使えなくなることは十分にありえるのです。
アカウントが凍結されると、新たに投稿できなくなるだけでなく、
過去に投稿したブログ記事も閲覧することができなくなります。
過去記事のデータを保存していても、アカウントを作り直して再投稿するのは大変です。
手当たり次第に通報する悪質なユーザーも居るため、
不適切な投稿をしていないのにFacebookアカウントが凍結される恐れがあります。
ホームページでもサーバーが使えなく恐れはありますが、
ホームページは随時更新する必要があるのでデータは基本的に残しておきます。
ブログもサービス自体が終了することが考えられるものの、
サービスが終了してもしばらくはマイページ内に過去記事のデータが残ります。
ホームページやブログでは、残っているデータを使えば新しいサーバーやサービスで
再度アップすることが可能です。
Facebookは突然使えなくなることが多分にあるので、
ホームページやブログの代わりとして使うのは辞めたほうがいいのです。

Facebookはホームページの窓口として使う

Facebookは、
ホームページ代わりではなく「ホームページの窓口」として使う方が効果的です。
商品やサービスに関する新しい情報をFacebookに掲載して
「詳しくはホームページで」としておきます。
ホームページのリンクを貼っておけば、
新しい情報に興味を持った人はホームページをチェックしてくれます。
ホームページにより詳しい情報が掲載されていることで商品やサービスに対する
興味が深まり、「買ってみよう」「使ってみよう」という意欲に繋がるのです。
Facebookに限らずSNSは、ホームページ代わりではなくホームページに
誘導するための「入口」とするのが事業者にとっては正しい使い方です。

Facebookのユーザー層を知っておくべし

Facebookをホームページの入口として使うのであれば、
Facebookのユーザー層も知っておくべきです。
一般的にSNSは「若い人が使うもの」というイメージで、
事実TwitterやInstagramは20代がメインユーザーです。
FacebookはTwitterやInstagramに比べるとユーザーの年齢層が高く、
40代がメインユーザーとなっています。
50代以上のユーザー数もTwitterやInstagramに比べると多く、
どちらかと言うとFacebookは高年齢層向けのSNSなのです。
取り扱っている商品やサービスのターゲットが40代以上なら、
Facebookをホームページの入口とするのは効果的です。
30代以下をターゲットとした商品やサービスを宣伝する場合には、
FacebookではなくTwitterやInstagramを使いましょう。
どの年代の人も複数のSNSを使い分けるのが当たり前ですから、
FacebookだけにこだわらずにTwitterやInstagramも使って宣伝する方が効果的ですよ。

ホームページを作るなら

事業者が自社ホームページを作るのであれば、
フリーランスのWebクリエイターに依頼するのがおすすめです。
ホームページを作るには、フリーランスのWebクリエイター以外にも
「ホームページ制作会社」に依頼する方法もありますし、自作という手段もあります。
ホームページ制作会社は、確かにクオリティの高いホームページを作ってくれますが、
その分費用が嵩みます。
安い費用で作ってくれる制作会社もあるものの、
それだと「費用なり」のホームページに仕上がってしまう可能性が高いです。
最近はノーコードツールやCMSなど専門的な知識やスキルが無くても
ホームページが作れるツールやサービスがあり、無料での自作もできます。
ノーコードツールやCMSでは用意されているパーツを組み合わせて作っていくので、
「どこかで見たことがあるような」ホームページにしかならないのです。
オリジナルのデザインやパーツを作ることはできますが、
そのためには専門的な知識やスキルが必要となります。
しっかりとした知識やスキルを持つフリーランスのWebクリエイターだと、
高クオリティのホームページを安い費用で作ってくれます。
制作会社は複数人で役割分担してホームページを作るのに対して、
フリーランスは基本的に1人で全ての作業を行います。
複数人が関わる制作会社は人件費が嵩むため費用が高くなりますが、
1人で全ての作業を行うフリーランスは人件費がほとんどかかりません。
同じ規模・クオリティのホームページでも人件費がかからない分、
フリーランスのWebクリエイターの方が費用が安く済むのでおすすめというわけです。

フリーランスに作ってもらう場合は「誰に依頼するか」が重要

フリーランスのWebクリエイターにホームページを作ってもらうなら、
「誰に依頼するか」は慎重に検討しなければいけません。
一口にフリーランスのWebクリエイターと言っても、
十分な実績を積んで独立した人も居れば、Webスクールを卒業したての人も居ます。
十分な実績を積み、しっかりとした知識とスキルを身に付けたフリーランスを選ばないと
「安かろう悪かろう」になってしまうのです。
クラウドソーシングサービスでフリーランスのWebクリエイターを探す際には、
ポートフォリオをしっかりとチェックして慎重に検討しましょう。

まとめ

Facebookで情報を発信するのは悪いことではありませんが、
ホームページ代わりブログ代わりとするのはおすすめできません。
商品やサービスの魅力を十分にアピールして実際に利用に繋げるためには、
Facebookのみではなくホームページやブログでの情報発信も重要です。
アカウント凍結などのリスクを回避する意味でも、
情報を発信するためのメディアを複数持っておくべきなのです。
ちゃんとホームページやブログがあって、
そこに誘導するための窓口にFacebookを使うのがベターですよ。

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