イラストレーターと美容師

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コラム
こんにちは。
今日は日常で感じていることを描き綴ろうと思います。

先日、髪を切ってきました。美容室に行くと思い出すのが
2年前に担当してもらっていた美容師さんのこと。

その美容師Yさん、(ここからYさんと表記します)
7~8年くらい担当してもらっていたのですが
体調不良で突然お店を辞めてしまったんです。

それからあちこち美容院を変えているのですが、いまだに
しっくりくる美容師さんに出会えてないんですよね。

今担当してもらっている美容師さんが悪いわけではないんだけど
Yさんが良い人すぎで彼女を超える存在があらわれないんです。

Yさん、カットの腕はもちろんなのですが、彼女のお客様に対する姿勢に
私はとても尊敬していました。

髪型のオーダーが下手な私の説明をうまく汲み取ってくれて
言葉だけでなくサンプル雑誌をもってきて丁寧に説明してくれたり。
お話の中で私が旅雑誌を見るのが好きといえば次の来店の時には
旅行雑誌を置いてくれていたり。
仕事帰りで眠いと伝えたときは私が飽きないようにずっと話しかけていて
くれたり…技術はもちろん接客がすばらしい方でした。

イラストレーターと美容師 .jpg


イラストレーターと美容師って全然違う職業に見えますが
お客様のオーダー汲み取って形にするという点では同じなんですよね。
美容師は髪で、イラストレーターはイラストで。
媒体が違うだけ。
イラストレーターって技術を売りにしてますが、半分は接客業なんです。

Yさんの接客を受けるたび思ってたんです。
私はお客さんのオーダーをうまく汲み取れていたかな?
お客さんが理解できるように説明できてたかな?
お客さんを不愉快にさせる言動はなかったかなって。

会社に勤めていればお手本となる人に出会えて学ぶとこが
できるかもしれないけど、フリーランスだとお手本が
いないんですよね。
そういう意味でYさんは私のお手本となる人でした。
Yさんの接客を受けるたびに私には学びがあって
イラストの仕事をする上でモチベーションの一つになっていました。

Yさんに担当して頂いていたときは毎回美容室に行くのが楽しみ
だったんですけど、そういうワクワク感もなくなってしまったのが
正直なところ。

コミュ障の私をそんな風に思わせてくれるなんで
Yさんはやっぱりスゴイ。

そんなYさんがいなくなってしまって2年。
最近悔やんでいるのはYさんに感謝の気持ちを伝えられなかったことです。

仕事の姿勢をとても尊敬していたこと、
接客を受けながらいつも学ばせて頂いていたこと。
その感謝を伝えたい。ありがとうYさん。

美容院に行くたびYさんのことを思い出します。
私もそんな風に人の心に残るイラストレーターになりたいです。

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