安全装置としてのスピリチュアリズム

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コラム
 最近、末期ガンの患者が凶悪犯罪に走る事件が増えている。
 先日も車で逃走しようとした末期ガンの犯人が警官に射殺された事件があった。
 末期ガンのために自暴自棄になって、犯行に及んだのである。
 普通の人は、たとえ末期ガンになったとしても道徳的な規範や家族や友人のことなどを考え、犯行に及ぶことはほとんどない。
 しかしながら、世の中には道徳的な規範がうすく、家族や友人との縁がほとんど無くなってしまった人たちがいる。
 そのような人たちにとって、犯行を止める安全装置はもはや存在しない。

 もし、あるとすればそれはスピリチュアリズムや宗教だろう。
 死後の世界や生まれ変わりの漠然とした希望が、犯行に及ぶことを止ることが出来る。
 スピリチュアリズムや宗教には社会の安全装置としての価値があるのではないだろうか。


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