洗髪 一部介助が必要な患者

【はじめに】

このブログでは、看護援助に関するアセスメントを手順書の具体例を提供します。

私自身、看護学生や新人看護師だった時に、看護過程の記録をどのように行うべきかを理解するのに苦労した経験があります。そのような状況で、私が大いに助けられたのが、先生や先輩のアセスメント例を見て学ぶことでした。例を見ることで、「これが正しい書き方だったのか！」と気づき、アセスメントの書き方がすぐに頭の中で整理されました。

具体例を見て学ぶことは、理解を深め、知識を広げるのに非常に役立ちます。さらに、日本語の表現方法やフレーズについても学べるため、文章力向上にもつながると思います。

ぜひこのブログを参考にして、ご自身のアセスメント力の幅を広げる糧にして頂ければ幸いです。

当ブログの内容は、ご自身の課題や実習への使用に限り、自由に使用して良いです。ただし、あくまでも見本なので、自己責任で使用するようにしてください。

症状別アセスメントは、様々なケースで応用できると思います。看護計画もついているので、参考にしてくださいね！！

当ブログの内容を無断で複製・転用することは、許可していません。

著作権侵害に当たるので、他の方に見せたり、コピーして配布することは禁じます。

注意点を守って活用していただければ幸いです。

内容は適宜、最新の内容に更新します。

看護学生さんの力になれるレベルを目指して作成していますが、アセスメントや看護計画の作成時間は、事例によって異なりますので、確認する方によっては、一部不十分な部分がある場合があるかもしれません。

【サービス紹介】

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興味がある方は、気軽にご相談ください。

※ 時期によっては対応できないこともあるのでご了承ください。

【今回の情報】

F氏は、78歳の男性で、認知症の診断を受けている。最近では自己洗髪が困難となり、一部介助が必要となっている。また、動作が鈍くなっており、特に洗髪時には困難を示す。洗髪はかつて彼にとっては日常的な行動であったが、現在では時間と労力を必要とする作業となっている。

バイタルサインは体温36.6℃、脈拍76bpm、血圧125/80mmHg、呼吸数18回/分、SpO2 96%である。これらの数値は安定しており、特に異常を示していない。

採血検査の結果、特に異常な指標はない。ただし、CRP値が少し高めであるが、これは体内の何らかの炎症反応を示している可能性がある。

F氏自身、「自分で洗髪するのが難しい」と述べ、介助を受け入れる意向を示している。また、「洗髪は以前は楽だったけど、今はうまくできない」と、自身の変化に戸惑いを示している。

家族からは、「最近、彼の動作が鈍くなっている」という情報が得られた。また、「洗髪の時に、彼が自分でうまくやるのを見るのがつらい」と述べている。

これらの情報を基に、F氏に適した洗髪の方法と介助の程度を検討し、彼の自立を支えるとともに、身体的・心理的な負担を軽減するケアプランを策定することが求められる。

【アセスメント】

【S】

「自分で洗髪するのが難しい」と述べ、介助を受け入れる意向を示している。

「洗髪は以前は楽だったけど、今はうまくできない」と、自身の変化に戸惑いを示している。

【O】

・性別：男性

・年齢：78歳

・病歴：認知症の診断を受けている

・バイタルサイン：

体温：36.6℃

脈拍：76bpm

血圧：125/80mmHg

呼吸数：18回/分

SpO2：96%

・採血検査の結果：

異常な指標はない

CRP値が少し高め（炎症反応を示す可能性）

・現状：自己洗髪が困難、一部介助が必要

・家族からの情報：最近、動作が鈍くなっている

【A】

洗髪は、生活習慣の一部として日常的に行われる行為であるが、それ以上に重要な意義を持っている。

衛生的な観点: 頭皮や髪の毛には、自然に皮脂や汗、塵埃などが蓄積する。これらの不純物は、髪や頭皮に悪影響を及ぼすだけでなく、臭いの原因にもなる。定期的な洗髪は、これらを除去し、清潔さを維持するために重要である。

身体的な観点: 洗髪は、頭皮マッサージの効果もあり、血行を促進し、ストレスを解消する効果がある。これは、頭皮の健康を維持するだけでなく、リラクゼーションや心地良さをもたらし、全体的な健康やウェルビーイングに寄与する。