「浮腫」ネフローゼ症候群の患者の事例

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【はじめに】

 このブログでは、症状に対するアセスメントの具体例を提供します。
私自身、看護学生や新人看護師だった時に、看護過程の記録をどのように行うべきかを理解するのに苦労した経験があります。そのような状況で、私が大いに助けられたのが、先生や先輩のアセスメント例を見て学ぶことでした。例を見ることで、「これが正しい書き方だったのか!」と気づき、アセスメントの書き方がすぐに頭の中で整理されました。
具体例を見て学ぶことは、理解を深め、知識を広げるのに非常に役立ちます。さらに、日本語の表現方法やフレーズについても学べるため、文章力向上にもつながると思います。
ぜひこのブログを参考にして、ご自身のアセスメント力の幅を広げる糧にして頂ければ幸いです。
当ブログの内容は、ご自身の課題や実習への使用に限り、自由に使用して良いです。ただし、あくまでも見本なので、自己責任で使用するようにしてください。
症状別アセスメントは、様々なケースで応用できると思います。看護計画もついているので、参考にしてくださいね!!
当ブログの内容を無断で複製・転用することは、許可していません。
著作権侵害に当たるので、他の方に見せたり、コピーして配布することは禁じます。
注意点を守って活用していただければ幸いです。
内容は適宜、最新の内容に更新します。
看護学生さんの力になれるレベルを目指して作成していますが、アセスメントや看護計画の作成時間は、事例によって異なりますので、確認する方によっては、一部不十分な部分がある場合があるかもしれません。


【サービス紹介】

事例の見本を作ってほしい!
アセスメントの書き方がどうしても分からない!
といったお悩みの方は、こちらのサービスを利用もございますので、
興味がある方は、気軽にご相談ください。
※ 時期によっては対応できないこともあるのでご了承ください。


【今回の情報】

患者名:C氏(64歳、男性)
 既往歴に糖尿病あり。現在はネフローゼ症候群の診断を受けており、両下肢の浮腫が継続している。
【現在の状況】
 体重増加と共に下肢の浮腫による苦痛、疲労感、食欲不振が見られる。特に朝方に浮腫が目立つ。飲食は可能で、便通に問題はない。体重は1週間で2kg増加しており、尿量は減少傾向である。腎機能の低下からタンパク尿であり、低アルブミンによる下肢浮腫が増強傾向である。浮腫による体動困難があり、著しくADLが低下している。また、浮腫により皮膚が脆弱になり右の足背から一部浸出液が出ている状態である。
<バイタルサイン>
血圧 145/95mmHg、心拍数 85回/分、体温 36.5℃、呼吸数 16回/分、SpO2 98% (室内空気)。
<採血検査データ>
血糖値 200 mg/dL、HbA1c 8.2%、BUN 28 mg/dL、クレアチニン 1.5 mg/dL、尿素窒素 60 mg/dL、トータルコレステロール 250 mg/dL、尿蛋白 3+、血清アルブミン 2.5 g/dL。


【アセスメント】

【S】
「下肢の浮腫が特につらくて、朝方になると今までにないくらい膨れ上がっています。足が重くて動くのも一苦労で、まともに歩けなくなってしまいました。食欲もなく、ただただ疲れてしまいます。」

【O】
・C氏:64歳、男性
・既往歴:糖尿病
現在はネフローゼ症候群の診断
<現状>
 両下肢の浮腫が継続しており、下肢の浮腫による苦痛、疲労感、食欲不振の症状。浮腫による体重増加(1週間で2kg増加)、腎機能低下による尿量減少がみられている。浮腫に増加による体動困難からADLの低下、右足背から浸出液がみられている。
<バイタルサイン>
・血圧 145/95mmHg
・心拍数 85回/分
・体温 36.5℃
・呼吸数 16回/分
・SpO2 98% (室内空気)
<採血検査データ>
・血糖値 200 mg/dL
・HbA1c 8.2%
・BUN 28 mg/dL
・クレアチニン 1.5 mg/dL
・尿素窒素 60 mg/dL
・トータルコレステロール 250 mg/dL
・尿蛋白 3+
・血清アルブミン 2.5 g/dL"

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