SoftEther VPN Serverのインストール その1

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IT・テクノロジー
自宅にVPNサーバがあると、自宅のPCを遠隔操作したり、海外からVPN経由で日本国内からしか利用できないサービスを利用したりできて便利です。
また、外出先のFree Wi-Fiに接続してもVPNを利用していれば、通信が暗号化されるので安心です。

ということで、なにかと便利なので、私は自宅にVPNサーバを立てています。
今回は、Ubuntu ServerにSoftEther VPN Serverをインストールする方法を紹介していきます。

各作業は、root権限で実施します。

1.インストール・設定に必要なパッケージのインストール

以下のコマンドを実行して、イーサネットブリッジの設定ユーティリティと開発環境のパッケージをインストールします。
※イーサネットブリッジを利用しないとVPNで接続中に、VPNサーバが起動しているサーバにSSH接続できないため、イーサネットブリッジを設定します。
apt-get install bridge-utils build-essential

2.SoftEther VPNのダウンロード、インストール

SoftEther VPNのソースコードは、筑波大学大学院研究プロジェクト「SoftEther VPN プロジェクト」のHPからダウンロードできます。
※「SoftEther」等でネット検索すると出てきます。

「ダウンロードするソフトウェアを選択」は「SoftEther VPN(Freeware)」を選択
→「コンポーネントを選択」は「SoftEther VPN Server」を選択
→「プラットフォームを選択」は「Linux」を選択
→「CPUを選択」は、自分の環境にあったものを選択してください。
選択すると、ダウンロード可能なファイルの一覧が表示されますので、バージョンの新しいもの(rtm版とbeta版がありますが、rtm版が安定版です)をダウンロードしてください。
ダウンロード後、何らかのかたち(FTP等)でサーバにアップロードしても良いですが、URLを控えてサーバでwgetをすると手間が省けます。
ダウンロードしたファイルを「/usr/local」等に配置し、解凍してビルドします。

cd /usr/local
tar zxf softether-vpnserver-v4.18-9570-rtm-2015.07.26-linux-x86-32bit.tar.gz
cd vpnserver
make

以上でインストールは完了です。
次回は設定をしていきます。
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