商工会議所・商工会について

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ビジネス・マーケティング
お住まいの地区に商工会議所か商工会ってありませんか?
みなさんのお住いの地域にはどちらがあるでしょうか。
この商工会議所と商工会は、名前はほぼ同じなんですが、

まったく違う組織なんです!!


これを知っている方いらっしゃいましたか?
ほとんどの人は知らないと思います。


この記事では元商工会議所・商工会職員で両方の団体を経験した私だからこそお話しできる裏話も交えつつこの記事を綴っていこうと思います。
まず、商工会議所と商工会は管轄の省庁が違います。
商工会議所 ⇒ 経済産業省
商工会   ⇒ 中小企業庁
となります。

基本的な業務(中小企業の支援・地域振興)
中小企業支援
経営計画の策定・補助金の説明・確定申告の対応・節税について
地域振興
地域の祭りの運営・新しいイベントの創出・地域の商品券の発行・市町村と協力した事業の検討
という部分は両組織とも変わらないですが、

商工会議所では
日本商工会議所が行っている日商簿記検定を行っていたり、
貿易証明書の発行などなど細部で行っている業務が違います。

イメージは
商工会議所 ⇒ 少し大きい市にある
商工会   ⇒ 町村の範囲をカバーしている
という形で市町村も合併があったりするので1つの市に商工会議所と商工会が存在するという地域も存在します。そうした場合は地区によってすみわけをしている商工会議所・商工会も多いので電話をして確認してみることを推奨します。

では、商工会議所・商工会どっちに所属するのがメリットがあるの?
ということについては、

それぞれに所属してもいいし、両方に所属しても問題はありません。
1番入会するメリットがあるのは、
『地域に根差した商売をする方』
です。

それはなぜかというと商工会議所・商工会に入っていることで
①地元の商業者や有力者と知り合いになれる。
②お祭りなどのイベントに出店出来る
③行政との橋渡しをしてくれるので市町村に入り込みやすい。
この上記3点に尽きると思います。


逆にメリットがない方は
『居住地域関係なく商売が出来る方』
です。
WEBでのビジネススタイルで主流の今でメリットがない方の方が比較的多いのではないかなとも思います。

もちろん『居住地域関係なく商売が出来る方』でも
商工会議所・商工会には地域組織だけでなく上部団体
それぞれの都道府県をまとめた団体や、それぞれの地方をまとめた団体、
日本という1つでまとめた団体が存在します。
そこでのビジネス交流会などもありますので100%メリットがないとまでは言い切ることも出来ません。

大切なことは
『お住まいの地域の商工会議所・商工会が自分が求めているサービスを提供してくれるのか』
ということを確認して会員になるのか・ならないのかを決めていくことが大切になります。


私自身も商工会議所・商工会に今の自分が入会してメリットがあるのかと考えたときに、ここで得れる知識は自分自身が持っているので入会する必要はないという判断をしています。
今は、商工会議所・商工会に行かなくてもネットで情報が誰でも取れる時代です。その中でそれぞれの商工会議所・商工会が各地域の色を出していけるのかというのも大切なキーワードの1つです。
自分に必要な情報が会費を払っているだけで探しに行かなくても自動的に情報が入ってくる。

そんなサービスほしいですよね。


商工会議所・商工会がそういった組織になっていくことを願いつつ、この記事を終わりにしたいと思います。
読んでいいただきありがとうございました。
経営や補助金の個別相談もしていますのでぜひお気軽にご連絡ください!
それではまた~
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