株式手数料が無料の仕組み

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マネー・副業
こんにちは、元公認会計士のeesky福島です(^^)

昨日、私の販売させて頂いている株式投資の商品に関連して株式投資の手数料に関する以下にようなご質問を頂きました。
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今現在、楽天証券にて運用中ですが、
取引手数料が積み重なることでこの株式投資法の優位性が薄れてしまうのではないかと懸念しております。
株取引無料の以下のようなサービスもありますが、実際に活用することについてどのようにお感じになられますか?
ご指導ご鞭撻いただけましたら幸いです。
よろしくお願い致します。
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証券会社は基本的に手数料を主な収入源としているので、
このご質問者様のように株取引無料という謳い文句に疑念を抱くというのは至極当然だと思います。

以下、私の回答となります。
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ご質問の件ですが、
結論としましては「取引量とその時の注文状況による」となります。
以下、その理由を記載させて頂きましたのでご確認下さい。

まず、STREAMなどが取引手数料無料なのはSOR(スマート・オーダー・ルーティング)を上手く使った仕組みとなります。
SORというのは、ご存知かもしれませんが東証・PTS市場・立会外取引のうち、最も有利な市場を自動的に判別し、有利な価格で約定する仕組みとなります。
このSORはSTREAMだけでなく、SBI証券や楽天証券などほとんどの証券会社が採用している仕組みとなります。
例えば、東証で1000円のものが立会外取引で900円だった場合に900円で約定されるのが普通です。
この時STREAMの場合は半分が手数料として徴収されます。
ゆえに、こちらの約定は950円となります。
一方SBI証券や楽天証券などは900円で約定されそれに金額に応じた手数料が加算されます。
そのため、この株を例えば100株購入しようと思えばSTREAMで買った時には95,000円(950×100株)となり、
楽天証券で買った場合には90,099円(900×100株+99円(楽天証券の取引手数料))となります。

ただ、立会外取引などでどれぐらい安く売られているかや
そもそも注文したタイミングで東証以外の取引があるかというのは予め予見出来ないので、
通常通り東証で約定したり、立会外取引などで売られていてもそれほど安く売られていない場合には
STREAMなど手数料無料の場合が有利な事も多々あるかと思います。

さらに、講義でも使用しておりますSBI証券では100万円までの約定は手数料無料だったりするので、
取引金額によってはこういったプランの方が有利となります。

そのため、最初に記載させて頂きましたがご質問に対する回答としましては、
「取引量とその時の注文状況による」となります。

回答は以上となります。
どうぞよろしくお願い致します。
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私自身ビジネスをやっているので、
こういった時にキャッシュポイントはどこにあるのかという事を考察するのは好きです。

以前から、金額や取引内容によっては一部手数料無料という証券会社はあったのですが、
このSTREAMのように完全無料というのはありませんでした。

一昨年ぐらいからこういった完全無料を謳う証券会社が台頭してきたように個人的には記憶しているのですが、業界大手のSBI証券も「SBIプライム証券」というのを立ち上げ、大口顧客の株式取引手数料を無料化しています。

そのため、これから少しずつ「株式取引手数料0円の時代」に向かっていくものと思われます。



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