福井県人的な生き方をベンチマークとしています

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マネー・副業
こんにちは、元公認会計士のeesky福島です(^^)

何か目標を設定した時には、がむしゃらにその目標に向かうのではなく、何かしら指針となる人物を見つけベンチマークとする事が効果的であると考えます。

ただ、お金の事になると、誰がお金持ちかという事が分からず誰をベンチマークとすればよいかが分かりづらいというのがあります(特に資産額)。

というのも、
親族間ですら貯金額がいくらかなんて話は普通しないので、その額を把握しているという事は少ないと思います。

さらには、派手な生活をしている人が必ずしもお金を持っているとは限らず家計が火の車かもしれないですし、地味な生活をしていても資産家という人もたくさんいると思います(こちらの方が多いと思います)。

ゆえに、お金がない状態から資産家を目指す上で一体誰が資産家なのかというのが分からないので、目標とする人物を見つけづらく、がむしゃらに自分のイメージで進みやすくなり結果的に突き抜けられない事が多いと思っています。

ちなみに、お金持ちは代々お金持ちである事が多いですが、それは身近にお金持ちとなった人物がおりその生き方をベンチマークしやすいからだと考えます。

なお、ここで言うお金持ちとは年収が高いという事ではなく、資産(純資産)が多いという事を指します。

では、一体誰が資産家なのか?

ここで、一つ参考になる指標を紹介させて頂くと毎年総務省が実施ている家計調査というものがあり、その中で都道府県別貯蓄ランキングというものが出ています。

これによると、都道府県別貯蓄ランキングでは奈良県が1位です。

東京とか大阪など大都市ではなく奈良が1位です。

東京がさすがに2位ですが、3位は福井県です。
*勤労者世帯に限定すると福井県が1位です。

年収のランキングにおいては、奈良は15位、福井は27位です。

この結果を元に考察すると、年収の高さと資産というのはやはり正比例ではないという事です。

奈良の貯蓄額が高い理由としては、大阪や京都のベッドタウンとして開発され、これらの地域に通勤するサラリーマンが多いという事で、収入の割に生活費が安いという理由があるのだそうです。
*埼玉や千葉など関東近郊の貯金額が多いのも同じような理由ですよね。

福井県については、社長輩出数がトップの県という事で有名ですが、平均年収は中ぐらいの位置であるものの、起業している人の割合が多く年収の高い人もおり、かつ生活費が安いという事が理由として考えられます。

ゆえに、資産構築の一つの要素としてはやはり生活費が安いという事が挙げられると考えます。

そして、それにプラスして勤勉で、一定以上の収入を向上心を持って確保し続けるという事です。

収入を高くして支出を低くする事が資産構築に繋がるという事は誰もがイメージしやすいと思いますが、奈良県人的な生き方、福井県人的な生き方など、さらにそのイメージを具体化する事により、自分の中で意識づけをしやすく目標に近づきやすいと考えます。

個人的には、物価が安い地域で起業して収入を出来るだけ伸ばし、支出を抑えた生活をしている福井県人的な生き方がいいなと思っています。

そういえば、大学時代福井県の友達と仲が良かったのですが、同じような考え方で共感が出来たからかもしれません。

ただ、注意をしなければいけないのは、生活費が安ければよいという訳ではなく、東京や神奈川などはやはり収入が高いので貯蓄も上位には入ってきます。

他方、沖縄や鹿児島、青森などは生活費は東京などの都心と比べれば安いと思いますが、貯蓄も低いという結果になっています。

重要なのは、都心の方が収入が高く、田舎の方が収入が低いという傾向はあるものの、その中で貯蓄額をベースに考えるとその傾向から明らかに逸脱している、奈良や福井を分析する事に意味があり、田舎暮らし=資産家ではなく、収入を高める事を日々努力する一方で、出来るだけ自分が満足いく形で生活費を抑える事を考える事が重要であると考える次第です。

その意味で、地方の開業医や中小企業の社長というのが資産をベースに考えるとやっぱり一番手堅い生き方であると考えます。



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