各出版社の個性をは私はこう見ます。

記事
コラム
30代のころ、漫画の持ち込みをしていました。
それで、色々な出版社を回ってみて、それぞれ個性がある事に気づきました。
今回はそんなお話です。

まずは集英社に持ち込みました。
タイトルは「生命球」
ストーリー
男女の子供がある森のなかで迷子になるだが、それは、遺伝子が正常な最後の子供たちで、その森は宇宙船だった。新しく住めそうな星にその宇宙船は向かっていく・・・

編集の人の感想。
「うーん。こういった作品はガロに持っていくといいよ。」
彼から伝わってきたのは、トレンド・体育会系。

次は講談社。
作品は「タイトル忘れ」
女の子が、映画を見るとすぐその作品に感化され、戦隊ものをみたら、コスプレをして、街を徘徊しだすが、すぐに幸薄の映画をみて、余命短い少女になる。

編集の人の感想
「君は戦隊ものを書きたいのかな?それじゃあ、戦隊ものを良く見て、戦隊段のツボをまず押さえたほうがいいよ。なにしろ、もっと読書をした方がいい。」
彼から伝わってきたのはストーリー。漫画は文化芸術なんだ。

次は小学館。
作品は「ももたりょ~」
ストーリー
子供のももたりょーは、鬼ヶ島に行きたいと駄々をこねるのでしょうがなしにつれていったら、そこは保育園だった。

編集の人の感想。
「絵は達者だね。だけど君の作品にはスパイスがない。サンデーの読者はどこか、とがっている落ちのある作品を好むんだよね。君はジャンプに行ったらいいよ。」
彼から伝わって来たのはインテリジェンス。スパイスとは、ブラックユーモアーの事だと理解した。

最後はガロ
作品「冬人夏草」 原作:T君との合作
少年にキノコの様な草が寄生して、意識が草の意識の混じっていく。

当時のガロは原稿を編集長が見てくれていて。
僕の作品も編集長が見てくれた。感謝。
作品の感想はなし。共同で漫画を描くと、いつか分かれる日が来るから、一人で書きなさい。また来てください。
編集長が見てくれたのは人。キャラクター(作家)を大事にする出版社。

当時の編集の方々お世話になりました。全て勉強になりました。
ありがとうございます。
皆さまいかがでした??

◆小久保ビデオ 漫画家・イラストレーター
漫画書きます。
本日のイラスト。携帯大好き!
横携帯.jpg



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