一度は生で見たい世界の美景~vol.9~

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セノーテ(メキシコ)

 メキシコのユカタン半島に点在する水中洞窟・セノーテ。マヤ文明の「聖なる泉」という意味で、青く透き通った泉が広がっています。数あるセノーテの中でもセノーテイキル(写真)とグランセノーテは特に有名。セノーテイキルは世界遺産チチェンイッツァ遺跡に近く、井戸型でダイビングができることで人気です。グランセノーテは抜群の透明度と広さを誇り、太陽が差した時にできる光のカーテンは幻想的で映画の舞台になったほど。
 このセノーテができた理由はユカタン半島の地質にあります。地面が石灰岩のため、地層に空間ができやすく、雨水が数千年かけてろ過されて貯まり、それが地震などの影響で地表に出てきたのだそう。
 ただこの泉には、マヤ文明の雨神・チャクの怒りを静めるため、生贄の人間や財宝が投げ込まれた伝説があります。近年、生贄の痕跡が多く発見されていて、セノーテは地下の霊的世界に続く入口だと信じられていたのではと推測されています。

早くコロナが終息し、世界中の人が笑顔になりますように。

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