投資詐欺する人が凍り付いた一言

記事
ビジネス・マーケティング
クライアントの中には投資話を持ち掛けられる人も少なくありません。
そうした時、ありがたいことに真っ先に僕に相談くださいます。

さまざまな案件がありますので、ここに書けることは少ないのですが、それでも「これはOK」や「絶対によしましょう」と言うのはすぐにわかります。

後日「ゆーりママの予想が当たりました」といわれますが、予想はまったくしていません。
視たらわかるところが多いです。

もちろん、投資を持ちかけられる事業の流れと未来の可能性について先に知っておくことは大切なので、日頃からの情報収集は欠かせません。
そのうえで「演出家ならでは」という視方があります。

資料として出されたデータ、何よりもパンフレットの創り方を視ておきます。
パンフレットはよくわかります。
視て「うわっ、これダサい」と言うものがあります。
完全に年寄りを騙しに来ている風味があります。

また代表者の写真の在り方もそう。
無理に虚勢を張っているのはすぐに見抜けます。
似合っていないコスプレになっていることが多くあります。

演出を舐めてはいけません。

「これカッコよく見える」と「カッコいい」は別物です。
「演出」が出来ていない事業は、続きません。

誰もがそこに「未来」を感じないから。
それを感じさせることが出来ないのでは、事業そのものも上手くいくわけがありません。
投資も、最近ではクラウドファンディングも「下手なコスプレ」は上手くいきません。
伝えるべき物語性に欠けるのです。

そう【物語】でなくてはなりません。

主人公は見ている話を持ち掛けられた本人です。
例えは悪いかもしれませんが「のび太」です。
その「のび太」に投資を提案するのは「ドラえもん」です。
ドラえもんの未来の道具のために「のび太」はどら焼きを求められるのです。
そうしてどら焼きを渡すことで「のび太」はどのように幸せになるのか?を提示しなくてはなりませんが、その提示がとてもフワッとしていては「ドラえもん」も信じてはもらえません。

また「似合っていない下手なコスプレのドラえもん」ではどんなにどこでもドアやタケコプターという過去の実績を話しても信じてもらえません。
信じてもらえない以上、そのどら焼きを渡さずに自分で食べた方がいい。
「ドラえもん」が「ドラえもん」であるためには、その未来の道具に「のび太」の幸せな未来をしっかりとしたヴィジョンで魅せる必要がありますが、それがダサくてはいけません。

「俺ドラえもんなんだから信じろよ」と言っても無理ですよ。
ドラえもんがドラえもんであるための演出が施されていなくてはドラえもんはドラえもんではありません。

SNSでやたらとフォローしてきたり、友達申請してこられる「楽勝で億を稼げます」と言う人の「まったく体に合っていない借り物のスーツ」や「ホテルのロビーで撮りました」的なプロフィール写真、酷い人になるとトイレの鏡で撮ってますよね(;^ω^)

笑いますよね。

でも、演出がされていないのはそれらと同じ事なのです。
悪用を防ぎたいので詳しくは書きませんが、何気に簡単です。

偽物は鑑定士に見破られます。

詐欺は演出家に見破られます。

「下手だね」と。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す