ビジネスと武術の「統一体」

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ビジネス・マーケティング
このところのニュースを見ていても、やはり明るい兆しのニュースは見られないですね。

これから本格的な不況に入ることが予想されますが、
その対策を今打っていかなければならないタイミングかと思います。

私は以前、飲食店向けの広告、並びにコンサルをしていたので、
今の状況だと倒産するお店はこれから一気に増えてくるだろうなと思います。

何にせよ厳しい状況ですが、
だからこそ今はビジネスの基本、王道に立ち戻らなければなりません。

外部要因頼みのビジネスであると、
追い風のときは良いですが、逆風が吹いたときには一気に倒れます。

それは今で言えば、インバウンド狙いのビジネスなども、
勝機に乗ったということもあるかもしれませんが、
その割合が半分を超えていた場合は、かなり厳しいでしょう。

そうした意味で、基本は外部環境に左右されない柱となる部分を持っている必要があるといえます。

ある意味、これからは堅実なビジネスが流行るかもしれません。
原点回帰、ということでもあるかもしれませんが。

こうした不況期には、資格系ビジネスや教育系ビジネスが流行ると言われます。

不況期は特に内部教育に力を入れる時期でもあり、
個人でも難局を乗り切るために、様々学ぶ時期でもあるからです。

だからこそ、今はビジネスの基本に立ち返りつつ、
その基本、基礎を学ぶべきかもしれません。

景気が良いときは売れるが、悪くなると売れないのは
自然の摂理そのままなので、そこに創意工夫がなければならないと思います。

「頸動脈が切れたものを探す」ことも大切でしょうし、
打ち出し方を変えるのも必須になってきます。

ただ、これは特別なことというよりは、
マーケティングの基本の部分でもあると思います。

やはり基礎鍛錬なくして、応用なし。
そのあたりは武術と同じですね。

武術では、全身を統一させて使うことのできる状態の身体をよく
「統一体」と呼んでいますが、
これが最も効率よく、かつ強い力を出すことの出来る身体の状態でもあります。

これは筋トレに代表されるような、
部分部分を鍛えるトレーニングとは真逆であり、
全身をつなげて一致させていく使い方です。

そうすることで、腕の力に見えても、
実は脚から来ている力が腕に通っている状態になる、
ということでもあります。

同じことはビジネスにも言えて、
部分部分で学んでいても、全体像を捉える発想、着眼点がなければ、
結局全体の力は上がらないわけですが、
筋トレと同じく、部分部分を強化する発想というのが、
よく見られます。

ビジネスの全体像を考え、つなげていくこと。
これが今、大切なことなのかもしれません。
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