【無料版】小説・TRPGシナリオ作成法

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小説・TRPGシナリオに活用可能なシナリオ作成方法です。
前回のブログ記事にて詳細を記載しておりますが、諸事情により、自分のサービスを少々値上げさせていただきました。価格が1000円~となり、取っつきにくいものになってしまったことかと思います。
そこで今日より、当ブログにて簡単なシナリオ作成のノウハウを販売することといたしました。こちらを参考に、皆さまのTRPGライフや創作ライフに役立てられたら……と、思います。
 また、他記事にて【有料版】の販売を行っています。各違いは以下の通りです。
 ※無料版でも、ある程度は作成可能かとは思いますが、更に詳しい解説や応用方法を有料版・プレミアム版にて掲載しています。
  【無料版】……シナリオ構成・クリアに必要なもの等
 【有料版】……無料版の内容に加え、各項目について追加の解説・補足。更に追加で『NPCの目的・行動』『進行度の管理・まとめ』等の項目を追加。
 ※ブログの使用上、PDFの配布が不可能のため、有料版をご購入の方はメガ盛りのサービスで付録の追加販売を行っています。ご購入希望の方は以下サービスをご利用ください。


 【プレミアム版】……有料版に加え、付録:【有料版同内容のPDF(データなし、画像のみ。印刷等をして、実際書き込みをしながらシナリオ作成が可能)】【有料版のシナリオ作成法を用いたサンプルシナリオ(凡庸シナリオです。メガ盛り式シナリオ作成方法の考え方としてご参考ください)】


TRPGシナリオ・創作小説等に活用可能なシナリオ作成方法について掲載しています。

目次




0.はじめに

 シナリオを作成するうえで、どのようなシナリオを作成したいのかをある程度決めてしまいます。どのようなシーンを作りたいか、どのような行動を行わせたいかをイメージしましょう。どのような敵が出てくるのか、どのようなアイテムを使うのか……。映画や小説、ルールブックに書かれている設定や公式NPCから想像を膨らましてみても良いかと思います。

 例:『巨大なイノシシと戦う』『爆発する建物から脱出する』等

1.『あらすじ』を作る。

 シナリオの簡単なあらすじを作成します。
 どのようなシナリオであるかをPLに予め伝える用のトレーラー(今回予告)のようなものと思ってください。これが、後々のシナリオ作成の骨組みになってきます。
 この章ではシナリオに必要な要素を決めてしまいましょう。曖昧でも、決まっていなくても、そして変更する可能性があっても、とりあえずで構いませんのでどんどん埋めていきます。後の章から、細かい点を補うように作っていきます。
 作成すべき内容は、以下の5点です。

1.いつ
 年代や季節、天気等
2.どこで
 物語の舞台
3.誰が
 主要となる登場人物
4.どうした
 軸となる事件、出来事等
5.どうして
 4.の原因となるもの。解決するべき問題等
6.結果
 1-5.までの結果にどのようなことが起こるか
 被害が発生した、あるいはする予定か等

 この時、以下の点に気を付けて埋めてしまいます。
・物語の舞台や登場するキャラクターの目的が分かりやすいように書いてしまうこと
・端的に書いてしまい、とにかく完成させてしまうこと。

 また、この時前記した『0.はじめに』とかみ合うような内容を意識して作成するとよいでしょう。例えば、巨大なイノシシと戦うシーンを取り入れたいならば舞台は森等になるでしょうし、爆発する建物が登場するシナリオならば、建物が登場しなければ話になりません。

例:おとぎ話【ももたろう】を例としたあらすじ作成
1.いつ……昔々
2.どこで……集落で・鬼が島で
3.誰が……鬼達が
4.どうした……人々を襲っていた
5.どうして……宝や食べ物を手に入れるために
6.結果……人々が困っていた
 ⇒あらすじ通りに直すと、次のようになります。
 「昔々、ある集落で鬼達が宝や食べ物を手に入れるため、人々を襲っていた。人々はとても困っていた。

2.シナリオの目的確認

 シナリオのあらすじができました。次は、シナリオの目的とその目的を達成するために何をするべきかを考えます。シナリオの最終目的を決めてしまいましょう。
 前記のももたろうの例では、『悪さをする鬼のせいで人々が困っている』という問題(原因)を『悪さをする鬼を成敗する』ことを達成するための手段として、その結果として『困っていた人々を助ける』ことができました。手段と目的を作成し、それを1本の道筋にしてしまいます。
 原因⇒手段⇒結果
 この時、分岐は考えずに後々付け加えることをお勧めいたします。まずは一度、最後まで1つのシナリオを完成させてみましょう。

3.情報の提示

 シナリオの目的が確認できたところで、目的を達成するための手段に必要な情報を考えていきましょう。PCが知ることが出来る情報を作る章となります。
 情報には3つの種類があり、それぞれを以下のように分けることができます。

 1.結果までの手段
 敵を倒せ等
 2.結果への手助けや妨害
 弱点や邪魔・事前に知っておくことでキャラクターが有利に動くことができるようになるもの等
 3.結果には全く関係のない物
 シナリオの背景等

 上記3点を組み合わせることによって、シナリオの情報となります。
「1.結果までの手段」は優先的に伝わるようにし、「3.結果には全く関係のない物」に関しては自動的に分かる・あるいは直ぐに知ることができるようにしたいところです。

例:おとぎ話【ももたろう】の例
 1.結果までの手段
  ・鬼が集落から強奪した宝や食べ物を蓄えている
  ・鬼が島という場所を住処としている
  ・船を使わなければ向かうことが出来ない
 2.結果までの手助けや妨害
  ・鬼は豆を嫌っている
  ・鬼は数が多く、人間よりも強い個体が多い
  ・鬼が島は巨大な岩が多く、身を隠せる場所が多い
  (奇襲が可能、戦わずに進むことが可能)
 3.結果には全く関係のない物
  ・昔から鬼達は悪さをしていた 等

4.シナリオの流れの確認

 0.~3.までに作成した内容を元に、シナリオの進行を確認します。導入からエンディングまでを大まかなシーンに区切ってみましょう。
 このとき、短いシナリオの場合は導入とエンディングを含めて3-5シーン。長いシナリオの場合は4-6シーン程が丁度良いかと思います。

 導入⇒()⇒()⇒エンディング

例:おとぎ話【ももたろう】の例
 導入(キビ団子を持って旅に出る)⇒イヌ・サル・キジと出会う⇒船を出してもらい鬼ヶ島へ⇒鬼との戦い⇒エンディング

 またこの時、戦闘シーンや重大な決断を行わせるような場面を入れたいときはそれを1つのシーンとして扱います。

5.情報を配置する

 4.で作成した流れの中に、3.で作成した情報を入れ込んでいきます。どのような形でその情報が分かるのか、またどのような場面で分かるのかを入れ込んでいきましょう。(見れば分かること、誰かが教えてくれること、探ればわかること等)

 導入
 ↓
(  )
 ↓
(  )
 ↓
エンディング

例:おとぎ話【ももたろう】の例
 導入
  l・鬼について(目的の確認)
 ↓
イヌ・サル・キジと出会う
 l・鬼の弱点
 ↓・鬼ヶ島の地形について
船を出してもらい鬼ヶ島へ
 ↓
鬼との戦い
 ↓
エンディング

6.シナリオ内容を確認・文章化

 5.で作成した内容を確認し、それを文章としてまとめましょう。
 どのように物語が進行されるのか、分かりにくい場所がないかを確認しながら文としてまとめていきます。TRPGならではですが、PLは自由な発想で問題を解決しようとすることが考えられます。「こういう行動をするなら、こう対処しよう」と、思いつく限り対処方法を予めメモしておくと、セッションの本番でもリラックスしてGMを行うことができるかもしれません。

●終わりに

 当ブログのご拝読、ありがとうございます。以上が無料版のシナリオ作成方法の内容となります。こちらの内容が、小説やTRPGシナリオの執筆にお役立ってくだされば幸いです。
 また、当サービスでは無料版ブログの他、有料版ブログの販売も行っております。お値段は少々かかってしまいますが、無料版よりもより詳しく解説を行っていますので更に詳しく知りたい方は是非、ご購入の検討をいただければと思います。
 また、当サービスではシナリオ作成のお手伝いをするサービスを行っております。行き詰ってしまったり、相談したいことがある時、また作業の催促・監視等、必要に応じてお手伝いしております。よろしければご利用ください。
 この度は本サービスのご利用、まことにありがとうございました。

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