表紙で電子書籍が売れるポイント①ベネフィット

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。
ZKZK Marketingです。
ココナラでは電子書籍の表紙作成とePub化を主に請け負っています。

「表紙で電子書籍が売れるポイントシリーズ」として、数回に分けて電子書籍の表紙をどのように作ればいいかまとめていきます。

初回は「ベネフィット」のお話。

結局、ベネフィットは重要

「ベネフィット?知ってるよ〜知ってるからいいよ〜大丈夫だよ〜」

という声がどこからともなく聞こえてきそうですが…

それくらいビジネスシーンでは、使い古されている言葉なのですが、電子書籍出版に当たって、もう一度考えてみて欲しいのです。

ベネフィット=読者が得られる利益

と考えてもらえればOKですし、ベネフィットという言葉を聞いたことがある人であれば、ベネフィットの重要性は重々承知だと思います。

では、ここであなたに質問です。

読者は、あなたの書籍の何を買うでしょうか???


……

………

そうです!
読者はベネフィットを買うのです!

読者はベネフィットにしか興味がない

例えば、あなたがダイエット関係の電子書籍を出すとしましょう。

前述の通り、読者はベネフィットを買います。

誤解を恐れず言うと、あなたのダイエット本をどうしてもどうしても読みたくて読む人は1人もいません。

誰1人としていないのです。

では、なぜ読むのかと言うと、あなたのダイエット本を通じて、
「痩せて好きな洋服が自由に着れる!」とか
「痩せて好きな人に振り向いてもらう!」とか
「痩せて元彼を見返したい!」とかとか
その先にあるもの(ベネフィット)が手に入れたくて、本を読むのです。

どんなに斬新で奇抜な手法だとしても、結果が出せないものには読者は興味を持ちません。

極端な話、1粒で一瞬にして痩せる薬があれば、ダイエット本は読まないで、絶対にそっちに飛びつきます。

つまり、
あなたの電子書籍の価値=ベネフィット
なのです。

表紙にベネフィットのない書籍は売れない


前述の通り、読者はベネフィットにしか興味がありません。

しかし、表紙制作をご用命の際にいただいた情報をみるとベネフィットが明確でない場合が多いです。

大抵の場合、本書の内容をある程度みさせていただければ、
「こういうことが言いたくて、こういうベネフィットがある。」
とわかるのですが、作者様ご自身では気づいていないこともあります。

「自分のことは自分が1番わからない」とよく言いますが、その典型例なのかもしれません。

電子書籍にするくらいですから、あなたの電子書籍にも必ず読者に与えられる価値はあります。

スペック説明に走らないで、今一度、
「この本を通じて、読者にどうなって欲しいか?」
というところから考えてもらえると電子書籍自体もよりよいものになります。

3ステップで出来るベネフィットの打ち出し方


では、どのようにして、読者に突き刺さるベネフィットを考えればいいでしょうか?

まず大前提として、ベネフィットは買い手目線である必要があります。
つまり、買い手(ターゲット)を知ることが重要です。

以下の3ステップを考えれば、大抵の場合、ベネフィットが明確になります。

①ターゲットの明確化
ご用命いただいた際に、ターゲットを伺いますが、意外と多いのが、
30代の女性…
以上。
みたいな感じです。
30代の女性と言っても、様々ですよね。
「未婚既婚」「子供の有無」「ライフスタイル」「仕事」「価値観」…
あげればキリがないくらい個人差はあります。
出来る限り絞りに絞ったターゲットを考えてみてください。
ここが明確になっていないと下記の②と③もボヤけます。

書籍を書く上で「こんな人に届けたい!」という想いは必ずあるはずです。
より詳細にセグメントした方が、電子書籍自体もよりよいものになります。

②ターゲットの不満を知る
イメージしやすいように、きつい表現を使うと、
「ターゲットが死ぬほど苦しんでること」
もしくは
「ターゲットが死んでも避けたいこと」
です。
この辺りが噛み砕けると、そのままベネフィットが含まれたキャッチコピーとして使えたりします。

③ターゲットの幸福を知る
これもイメージしやすいように表現を変えると
「喉から手が出るほど欲しいもの」です。
これも研ぎ済まれると、そのままベネフィットが含まれたキャッチコピーとして使えたりします。

自分で考えるのは難しいけど…

ここまで書いてきてなんですが、
自分で考えるのは、なかなか難しいというのが本音です。

しかし、しっかりとターゲットやベネフィットを明確にする作業は、ビジネスセンスを磨く作業でもありますので、是非挑戦して欲しいのです。

電子書籍をフロントエンドとして、バックエンド商品を考えている方であれば尚更です。

今一度、頭を悩ませて、ご自身の価値であるベネフィットを考えてみてください。

もし、1人で考えて行き詰まった時には、是非ご相談ください。


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