「はたらく」版FIRE

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コラム
FIREは"Financial Independence, Retire Early"(概ね経済的独立で早期退職など意味します)でした。

いろいろな解釈や実践ができると思いますが、一定程度大きな貯蓄をして、それを運用するという前提があることが多く、それはかなり危ういものです。

FIREを分解すると、経済的に非従属的になる+仕事を辞める、になりますが、もう少し具体的に言うと、サラリーマン的な経済的従属性から脱する+サラリーマンを早めに辞める、ということになります。言い換えれば、「週に5日フルタイムで働いて、毎月決まった給料をもらう」ことを辞めることです。

そこでいろいろな実践的FIREが見えてきます。

FIREは「はたらく」ことを辞めるとは言っていません。自分の好きなことで、好きなように「はたらく」ことが重要です。お金になるかならないかよりも、自分の幸福度(これには他人や世界の幸福度も含まれることもあるでしょう)が重要です。当然、お金になることもあるでしょう。

FIREの本質はここにあります。経済的独立ができればサラリーマンを辞められる(辞めたい)のではなく、自分の「はたらく」を追求するために経済的独立を達成する、ことなのです。

経済的独立の基本は貯蓄と運用です。ここには保険と住宅の問題が必ず含まれます。また、年金の話も入ってきます。年金の柱=厚生年金です。そして、「はたらく」の問題は自分が何に向いているかを見極めることです。また、経済的独立への活動の傍ら、自分のその「はたらく」を追い求めることです。

自分の「はたらく」をデザインしていくことにおいて欠かせないのはこの経済的環境も同時にデザインしていくことなのです。
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