サプリメントや化粧品のECサイトを開設したい方へ3つの大きな注意点

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ビジネス・マーケティング
多くの方からECサイト開設や拡大するためのご相談をいただきます。
特に多いジャンルがサプリメントや化粧品の商材。 こちらのジャンルは商品が小さく取り扱いやすいことや、原価率も比較的抑えられるイメージがあるようで、参入を考える方が多いです。 上手くいけばリピート商品なので、大きなチャンスも隠れています。 
今回はサプリメントや化粧品のECサイトへ参入、または拡大を狙う方に、商品選定や企業探しなど3つの大きなポイントをご紹介します。

商品を決めるポイント

サプリメントや化粧品に参入したけど、どんな商材にしたら良いかわからない。またはまだ決められていないというケースも多いです。
自分自身の感性で「〇〇向けのサプリ」「〇〇対策の化粧品」と決め込むこともひとつの方法ですが、下記のような判断材料から決めていくことをおすすめします。

・マーケティング
マーケティングと言っても難しく考えることはなく、「何が売れているか」「参入の隙があるか」の2点です。
ターゲット層が決まっている場合には、その層にあったところでマーケティングをしましょう。 または、楽天市場やAmazonで出店すると決まっているのであれば、そのモールでマーケティングをします。
楽天市場とAmazonは両方とも人気のネットモールですが、実は売れ筋の傾向がズレている部分もあります。 そのため、両方を参考にしながらも主軸にする方を中心に考えることが大切です。
マーケティングの方法として1つの例をご紹介します。

例えば・・・Amazonでサプリメントを検討している場合。
① サプリメントの売れ筋ランキングや、レビューの多さなどから需要がありそうなサプリメントの種類を探る。 Amazon以外でもテレビやネット情報から、よく耳にするサプリメントや栄養素材を探してみても良いでしょう。

② 検討していきたいサプリメントの種類がいくつか見えてきたら、各種のベンチマークとなる他社製品をピックアップします。
そこから、対抗できる差別化やコンセプト、価格帯などを検討していくと良いでしょう。

・価格設定
すでにECサイトを運営していて、そこにサプリメントを付け加える場合には、ショップ内の価格帯に合わせて設定する方法でも良いでしょう。
新しくサプリメントに参入する場合には、他社の競合商品と競える価格帯にする必要があります。 レッドオーシャンとなっているサプリメントの場合には、価格勝負が厳しく思った以上に利益が残せないということも少なくありません。
価格競争に負けないためにも、他との差別化はとても重要です。

・コンセプト
売れ筋のサプリメントを見つけたら、それで決まり!と言うほど簡単ではありません。 自分のショップならではの差別化やコンセプトを考える必要があります。
例えば、プロテインのサプリメントに目を付けた場合。
筋肉としてのプロテインが多いですが、ダイエットのコンセプトでプロテインサプリを作る。 プロテインの原料は豆を使い、糖代謝のためにイヌリンを含有させる。 とすると、筋肉系のプロテインサプリではなく、たんぱく質とアミノ酸をよく摂り、糖質制限にも期待できそうなサプリメントとなります。
プロテイン自体は人気があるので、違う角度からの見せ方をすることで、新たな顧客を獲得することが考えられます。

商品を生産依頼するポイント

商品のコンセプトは決まったけど、どこに頼んだら良いのかというケースもよくあります。
ここは単純にネットで探すしかありませんが、探し方にポイントがあります。
2つのポイントに気を付けて生産依頼できるように進めていきましょう。
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・生産依頼する会社探し
インターネットで「サプリメント OEM」などと入れるといろいろな企業が出てきます。 基本的にはそのような企業であれば、どこでも依頼することはできると思いますが、ポイントとしては自社で工場を持っている会社を探しましょう。
自社で作ることができるかできないかでは、生産コストが異なり、原価が変わってきます。
少しでも安く作るためにも、工場を持っている企業を探します。
そして、その企業によって得意な形状や、得意な成分なども変わってくることも難しいところです。
A社ではソフトカプセルのサプリメントは作れるけど、プロテインのような粉状のものはつくれないケースもあります。
さらに、A社ではソイプロテインを配合することが可能だけど、B社では動物性のプロテインしか取り扱いできないなど、原料ルートの問題もあります。
・相場
価格の相場や配合のアドバイスをもらうためにも、複数の企業に依頼をしましょう。
1社だけでは価格が見えにくいことと、サプリメントのプロにアドバイスをもらうことはプラスになるので、複数の会社に声をかけることをおすすめします。
依頼する時には、いくつかの会社に声をかけていることを最初に伝えておいた方が良いです。
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まとめ

サプリメントのOEMは、手が出しやすいところですが、ポイントを知っていないと、成功への道のりは遠いでしょう。 またサプリメントはネットに出したからといってすぐにポンポン売れるものではありませんので、製品ができてからの販売戦略や販売ページの作成にも力を入れていきましょう!

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