駆け出しWebデザイナー向け!仕事につながるポートフォリオとプレゼン

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ビジネス・マーケティング
Webデザイナーのスキルは勉強した。もしくは勉強中。さてじゃあ、仕事に繋げよう!そう思った時に「ポートフォリオ」は必須アイテムですよね。仕事に応募をしたとき、職歴書とあわせてポートフォリオの提出を求められることがほとんどです。クライアントとなる企業がポートフォリオを見て仕事を頼みたいかどうかを判断するため、魅力を感じられなければ面接のチャンスも逃すことにもなりかねません。

そこで、仕事に繋げるポートフォリオ作成のコツとプロフィールでどうアピールするかについてをご紹介します!


ポートフォリオの目的をはっきりさせる

Webデザイナーやグラフィックデザイナーだけなく、フォトグラファーやイラストレーターなどクリエイティブな職種で必須なのがポートフォリオです。

まずはじめになんのためにポートフォリオを作成するのか目的をしっかりと把握しておきましょう。

どんなスキルがあるのか
見せる相手は企業など仕事を依頼する側の人です。ポートフォリオをみて、「この人に仕事を依頼したいか?」を判断します。

手の込んだ作品を並べて賞賛してもらうためではなく、どんなスキルがあるのか?どういった制作ができるのか?を伝えなくてはいけません。

どう貢献できるのか

写真やビジュアルだけを見せるポートフォリオは、どの部分を担当して、どんな工程で制作をしたのかわかりません。「実際に仕事を依頼したらどの様な働きをしてくれるのか?」を先方にイメージしてもらうことで、仕事に繋がりやすくなります。

仕事につなげるためのポートフォリオに入れる6つのこと

具体的にどんなことを入れたらよいのかを紹介します。職種などによっても変わってきますが、今回はWebデザイナーのポートフォリオを例にします。

制作物のビジュアル
制作範囲(デザインとコーディングなのか、デザインのみなのか)
使用ツール(Photoshopやfigmaなど、制作に使用したツール)
デザインコンセプト(ターゲットは誰でどんな点を意識して作ったのか)
PRやこだわったポイント(課題があった場合はどう対処したのか)
製作後の反響や実績(もしあれば制作後や納品後の反応など)
完成した制作物を見せるだけよりも、制作の背景や過程を伝えることでどんなことができるのか?を具体的に伝えることができます。以上の6つ以外にも、自分がアピールしたい部分は入れてみると良いですね!

駆け出しデザイナーの場合、クライアントワークの経験がなくポートフォリオに入れる素材がない場合もあります。そんな時はどうしたらいいのか?次の章で紹介します。

実績がまだないうちはどうしたらいい?

クラウドソーシングやモニター募集などで実績を作ることをお勧めします。
ポートフォリオに載せることを条件に、モニターとして低額もしくは無料でデザインを作成し、まずは実績を作りましょう。知り合いに聞いてみたり、SNSで募集してみたりするのも一つの方法です。周りにモニターとなってくれる人が見つからない場合は、最初の実績作りを目的にクラウドソーシングを利用するのも良いですね。

練習で制作したものを載せてもよい
スクールなどで制作したものがあれば、その作品をまとめてみると良いでしょう。

架空のWebサイトであっても、こだわった部分やアピールできる部分はどこなのか、ターゲットは誰をイメージして作成したのか?なども入れると、ぐっと実用的なスキルに近づきます。



わたしも実績が少ないうちはスクールで制作した作品を載せたり、実績作りを目的にクラウドソーシングを利用したりしました。

では、実際に架空サイトのポートフォリオを紹介したいと思います。

スクールの卒業制作ではじめて自分で制作した架空カフェのサイトです。
はじめて作成したサイトなのでクオリティについてはさておき...
見せ方についてをメインに紹介したいと思います。

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上記を見ていただくと、ただデザインが並んでいるだけで、制作の意図が伝わりません。

前の章で説明したポートフォリオに入れるべきポイントを意識して修正してみます。
架空のターゲットを設定し、サイト制作の目的、使用したツール、作業工程、こだわった点を追加しました。
スクリーンショット-2022-02-18-10.53.14.png

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さらに、スマホやタブレットなどのデバイス別のモックアップをトップビューも入れました。

最初のただビジュアルと並べた場合と比べて、制作の意図が可視化されました。ちなみにロゴも作成したので、ロゴの制作意図についてもここでは触れておくべきです。
たとえ架空のサイトであっても、作業工程などを入れることによって「どんなスキルがあるのか」「どのような働きができるのか」をアピールすることができます。


ポートフォリオの形式は?

企業や担当者によってはPDFでの提出が求められる場合があります。そのため、縦横どちらでも良いのでA4サイズの形式は必ず制作しておくことをおすすめします。

Webデザイナーやエンジニアなどでデータベースではなくサイトを作成できる人は、ポートフォリオサイトを作るのも良いですね。

誰にみせるポートフォリオかによって工夫する

仕事につなげるためには、ポートフォリオを提出する企業によって見せ方を変えることも大切です。

例えば、バナー制作の仕事に応募するのであればポートフォリオの中にバナーの制作例を数多くそろえ、始めの方にもっていきます。応募する業界と近いものを制作した実績があれば、その事例をアピールするのも効果的です。

ポートフォリオは一度作ったからといってそのままで良い訳ではありません。制作物やスキルは応募の度にアップデートして何度もブラッシュアップしていくことが大切です。

実績が少ない時の体験を紹介

フリーランスとして活動をしはじめて3ヶ月ぐらいのころの経験を紹介します。

デザイナーとしての実績が少なかったため、まずは実績を作ろうとクラウドソーシングでオフィス事業を展開する会社の募集に応募しました。そこで、印刷物のデザインを受注し、納品しました。

その後、別の求人サイトで同じオフィス業界の会社がデザイナーの募集をしていました。

クラウドソーシングでの経験が活かせると思い、ポートフォリオで制作物アピールし、どのような工程で制作したのか、自分はどんな役に立てるかなどを面接で話しました。

結果として仕事に繋がり、ありがたいことに現在も継続的に依頼を頂いています。

上記はあくまで一例ですが、まずは自分にどんなスキルがあるか、ないのであればどう補うかを見直すことも大切です。

仕事につながるポートフォリオまとめ

見せる相手はクライアントとなる企業や人事だということを忘れずに!
ポートフォリオの役割は自分が何の役に立てるかをアピールすること
応募先によって見せ方を工夫する
実績がなければまずはポートフォリオに載せる素材集めから
常にブラッシュアップしていくことが大切
クリエイティブな仕事をする上で必須なのがポートフォリオ。仕事につなげるには「自分がどんな役に立てるのか」をいかにアピールできるかが大切です。


ポートフォリオの準備はOK!実際のプロフィールや面接でのアピール方法はどうしたらいい?

仕事に応募をする際、どのようにアピールするとよいでしょうか?

仕事を探すときは、どの様な働き方がしたいか?とかどんな職種に挑戦してみたいか、など自分の軸で探していいと思うのですが、応募する会社にむけて自己PRする時は、企業に自分がどう貢献できるか?を伝えるのが大切です。
大げさにスキルをアピールするのではなく、自分が役に立てることを企業ごとに自己PRを変えたりして、丁寧にやると良いと思います。

 具体的な書き方の例

アピールが一言だけなどプロフィールの内容が薄いとどうしても判断がしにくいのはまず第一です。
さらに、これをやりたい、いくら欲しいという自分ベクトルでなく、こういった経験があるので、御社にこんな貢献ができますといったアピールがあると、働く意思を感じられるので面接へ進んでもらいやすくなります。

「成長したいです!」といった事もよく言ってしまいがちですが、給料を支払う側からするとその成長によってどんな貢献をしてもらえるのか?がとても大切になってきます。

忘れてはいけないベクトル

プロフィールは企業ベクトル → 持っている経験やスキルを活かして、企業にどんな貢献ができるか

求人を探す上では自分ベクトル → どんな働き方がしたいか、収入や勤務時間など

未経験だけど頑張りたい場合のアピール方法について

応募する職種が未経験だとしても、別の業種での経験など、自分にあるものやスキルアップの努力をしているものはきちんと伝えるべきだと思います。
事務は初めてだけど、販売の経験があるとしたら接客で培ったコミュニケーション力や明るさなどをアピールしつつ、現在勉強している事なども記述して、応募する企業にどう貢献していけるかを書くなどとするとと良いと思います。

あとは、会社の想いや経営理念に共感した部分があれば、未経験であってもなぜ共感したのか、などをアピールするのも一つの方法だと思います。

採用する側も、この人とだったら働きたいと思えるかがすごく大事。

会社の事をしっかり知ってくれているかも大切で、やはり人なのでスキルや経験だけが必ずしも重視されるわけではなのと、基本的な部分ですが、即レスするとか、誤字脱字がない、とか経験やスキル以前の部分は徹底して気をつけるべきだと思います。

すぐに返事ができなくても、いつまでに確認します、などの一言があるだけでも信頼できますし、漢字の変換ミスや打ち間違えなどは、チェックし直してから送信することを気をつければ良いだけの話なので、基本的な部分を押さえておくのは絶対かなと思います。

最後に...

ポートフォリをの作成ポイントと、仕事に応募した際のプロフィールのアピールについてご紹介しました。私自身、Web制作会社などでの実務経験と人脈はゼロでWeb系のフリーランスとして2019年に独立し、仕事が継続できています。
最初は経験もスキルもないので、とにかく業務委託として募集している案件に応募しまくりました。(30件以上は応募したかな?)
一年目は種まきの期間と腹をくくって、とにかく自分のスキルアップと案件の応募を繰り返してきました。
スキルや経験がなくても、これまで他の業種で経験してきたことは全く無駄にはなりません。
ココナラのサービスではスキルの棚卸しや、ポートフォリオのチェックなど個別の相談も受け付けています。

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