悲しみは我たちを美しくする花

記事
コラム
唐突ですが「お葬式」とやらに参加して参りました
故人との関係は
まぁ、身内です

私は職業柄「お通夜」「お葬式」に
結構 関わって生きてきましたが
ホントに色んな「お式」を目にします

式場に踏み込んだ瞬間に
雰囲気から「悲しみ」が溢れていたり
式場に踏み込む前から
「朗らか」な笑い声が聞こえたり と、
ホント色々です

あと、地域によっても変わってきます
ある程度 栄えてる地域だと
このご時世「家族葬」と言うものが増え
人数も少数で簡易的なお式も多い中

田舎に行けば行くほど
祭りか?と思う程に集まって来るのです

それこそ私の参加したお式は
田舎の見本の様な場所です
しかし、コロナやインフルもあるし
知り合いには年配の方も多いので
「お通夜」「お葬儀」の打ち合わせでは
「家族葬」「少人数」で決定!

なので
指差し(一般道の案内看板)も無し
新聞掲載(お悔やみ欄への記載)も無し
自宅用看板(自宅に来られた方へのお知らせ)も無し
これらは ご近所の方が集まらない為の考慮です

さて、お通夜が始まり
会場を見回して絶句・・・・
多くても30人くらいだろうの予定が
なに?この人数??
どこから湧いてきた??

言っときますが
今回亡くなった身内は
偉い人でもなけりゃ
どこぞの長でもない
若い時は普通のサラリーマン
老後は普通のじじい

1つ懸念してたのは兄弟の多さくらい
7人兄弟の長男だったので
兄弟とその家族 諸々・・・
で、多くても30人と予想してたのが

やっぱ、田舎の「お葬儀」は祭りなんだな・・・
ご近所の方々が 匂いを嗅ぎつけてやって来た
看板の「家族葬」の文字が
虚しくて泣いてるよ

その上、見るからに憔悴してる家族に
「死因」「状況」を聞きまくってる
頭を下げまくる家族を見てられない

ここで疑問
客を呼んで「お通夜」「お葬儀」って必要?

私がわかってるだけでも
前日から 家族全員 病院に付き添い
ほぼ不眠で そのまま式場へ
斎場と打ち合わせ
打ち合わせ内容は
〇式場(会場)決め
〇供花の手配(名前等の確認)
〇お寺への確認
〇故人の写真や洋服を自宅へ取りに行く
〇来られる人の数把握(だいたいの人数)
〇来客へのおもてなし準備(軽食、飲み物等)
〇自分たちの喪服準備

はたから見ても 最低限で上記の手間
これを大事な人が亡くなってから数時間で終わらせる
そもそも朝7時だとすると
遅くても 当日夜7時には「お通夜」
早く来る来客に対応する為
夕方5時過ぎには式場に待機
結果 寝ないまま 10時間程バタバタする事になる

そんな家族が「家族葬」を望んでるのに
なぜ 他人が来る?
「身内しかいないんだから 空いてる時間 少しは休んで」
と言ってるそばから
他人が入り込んで来たら
挨拶しなきゃならない
愛想笑いしなきゃならない
結果 休めない!

そこでふと思う
「お通夜」「お葬儀」は
暗黙のルール的な感じで
「やるもんだ!」と思い込んでないか?

追悼の気持ちがあれば
まぁ、無くても?

しなくても問題はない!

打ち合わせ時 葬儀屋さんが
「故人の最後をみなさんが見に来られるので・・・」
豪華にしましょうってか?
お金使いましょうってか?

「故人〇〇さんも 喜ばれますよ」
は?故人はいないんすよ?
は?誰にも見えないんすよ?
まぁ、中には視える人もいるだろうが・・・

ここで宣言しときます!
喜ばせたいなら生きてるうちに笑顔にしとけ!

逆に「お通夜」「お葬儀」は故人の為ではなく
残された家族の為にあるとも言う

急にいなくなった故人に
心を持っていかれない様に
もういない、お別れですよと納得する為に

確かに、急にいなくなったら
立ち直れない事もあるかもしれない
それなら、なおさら
そんなバタバタしてする事では無いと思う

残された家族の為に・・・
と言うのなら
気持ちは追いつかないかもしれないが
せめて身体が落ち着いてからの「お式」でイイのでは?

個人的には
「お通夜」「お葬式」はしなくてもイイ派
親が「して欲しい!」と言うのなら
自分の「葬儀代」や「終活ノート」を残しておいてくれ

この時代・・・私もだが
お金に好かれてない人間も多いはず
そこで 大事な人が突然 旅立って
「はい、葬儀代50万(家族葬の平均)」
それも厳しい・・・

亡くなった親を放置して
「対応出来なかった・・・」
と、逮捕されてる人もいた

ただ、ここでだけでも
「火葬」さえしてれば 「お葬儀」いつでもイイんだよ
「お通夜」「葬儀」なんてしなくてもイイんだよ
と選択肢があるのを知ってて欲しい

大事な人との別れは 大変辛い
心身ともに辛い
そんなさ中の ご家族の心を
他人が荒らしてはいけないと思う

ちなみに「家族葬」のお知らせが届いた場合
その① 弔電を送り、後日香典を持ち仏壇へ挨拶へ行く。
その② 身内や関係者に
   「ご家族でのお見送りと伺ったので、後日ご挨拶へ伺います」
    と連絡した後、都合を合わせて香典を渡す。
その③ 弔電、供花を送るのみ

その他 故人や身内との関係性で
色々な手段はあると思いますが
「家族葬」は「家族葬」です!

まぁ、「お通夜」「お葬儀」が
無くなる時代が来るかもしれないな・・・
むしろ、私は その時代を望む

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