突然、脳幹出血・・・の衝撃

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ガンッ、ドタン、ドン!

彼は椅子から転げ落ち、仰向けに倒れる。

グウグウ、イビキの音をさせながら目を
つむっているが、
どこか意識があるのか、
ワイシャツの襟元を緩めようとしている。

口元から泡を吹きだし、額は汗でびっしょりだ。

周りの教師や生徒たちは
呆然として、彼を見守っている。

僕はその時、ハッとして
『救急車!』と叫び、携帯を取り
119を押す。

電話越しに、横向きにするように促され、
他の先生と2人で彼を横向きにする。

彼は相変わらずイビキをかいている。

『先生!聞こえる?』

大声で呼びかけるが、全く反応がない。

まもなく、救急隊が到着。

応急処置を済ませ、担架で彼を
救急車に運び入れる。





脳幹出血で現在も意識不明。
医師からはかなり厳しい状況と告げられている。



これは、昨日の夕方に実際に起こった出来事です。

さっきまで元気だった同僚がこんなことになり、
彼の無事を祈りながらも
僕は彼の人生の事を考えずにはいられませんでした。

もし、彼に何かがあったら、
彼は自分の人生に満足したのだろうか。

もっと、後悔しない人生も選択できていたのでは
ないだろうか。

実際彼は高血圧と糖尿病を患っていたのにも関わらず、
去年の秋から治療を放棄していたらしいです。


そして、自分の人生についても考えました。

自分もずっと100%健康で元気でいられるとは
限らない。

いつ死んでもいいように、
自分の人生を後悔しないように生きていかなければいけない。





















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