先ほどあった地震。

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夜。遅い時間帯の地震は嫌なものですね。

首都圏での大きな地震は10年ぶりになるようなのですが。
何度体験しても、嫌なものですよ。
まったく持って、慣れないもんです。

地震があったその瞬間。
風呂に入っていたのですよ。

風呂です。

ええ、当然ながら全裸なわけです。

昔から、地震がきたら身の安全を確保した後。
逃げろと言われておりますよね。

どうすりゃええのさ。こんな状態で。
ってなもんですわ。

だって、全裸ですから。

そして風呂ですから。

身の安全の確保もヘッタクレも
ありゃせんのですわ。

最初、湯あたりかなんかだと思ったんです。
でもすぐに、そうじゃないと判って。
地震であると状況を把握したところで
ここは風呂なわけ。
そして全裸なの。

なんていうか、なんもかんも諦めますわね
こんな状況。
風呂に入り続けますよそりゃね。

携帯のアラートは鳴ってるけど
止めに行くのも面倒くさいですよ。

なにぶん、全裸ですから。
揺れている最中に家の中を全裸ダッシュとか
それはそれで「違う」でしょう。

風呂に入り続ける選択しかないですよそりゃ。

揺れはデカイが
停電したりとか、給湯器が止まっちゃったりっていうことも無く。
ただただ、揺れているだけなのですから
家が倒壊する恐れが無いのであれば
風呂に居続けるのが一番安全ですよね。

そう自分に言い聞かせて
風呂に居ました。

全裸で地震にあった人は
今回の場合、多かったんじゃないですかね。
時間的に、夜の11時とかって
「さて、風呂に入って寝ようか。」ってな時間じゃないですか。

風呂から上がって、パンツはいて。
パジャマ着て。

自室に戻って、友人知人からの
「震源地、そっちじゃね?!」
「無事かー!?」
って言うのに
絶賛風呂に入ってました
全裸でした。
って返していくと、一人の友人から
「妻が入浴中で、長男はトイレだった。」という返信が。

トイレも嫌ですよね。

いや地震なんて、どこにいてどんな状況でも
嫌ですけれども。

トイレもキビシイですよ、、、。
流すべきか、流さず、なのか。
はたまた、途中で止めるべきか「出す」べきなのか。
お尻は拭くべきか、否か。

風呂よりも悩ましげです。
無事だったから笑い話にも出来ることなのですが。

恐怖よりも、そっちに考えが行きそうです。
命の確保よりも
目先の、、、今まさに切羽詰ってる状況への打破。

生きるか死ぬかよりも、それ。
結構、そういうことが多い人生です。

過去、朝から働いていて
お昼ごはんの時間がずれ込み。
2時近くになってやっと
国道沿いのレストランでランチタイム。

注文したハンバーグが目の前に運ばれてきて
さあ、食うぞ。
と、ハンバーグに目玉焼きの黄味を絡めて
ベストな状態にしたものを
今、まさに口へ運ぼうとしたその瞬間に。

グラグラと揺れが襲いました。

直下型で、震源地はほんの数キロ離れた場所って言う
やつで、店内はひー、きゃー、言う他のお客さんの声が響きます。

ですが、「店外へ避難してください」って言われたら
このハンバーグ、どうなる?!

って言うのしか頭に無かったものでしたから。

そのまま、モリモリとハンバーグを食らっていました。

腹が減っては、戦は出来ないんだぜ。

風呂の途中で、風呂から上がることも
出来ないんだぜ。

トイレの最中に出しているものは、止められないぜ。

地震がきたら、まず
身の安全の確保は、大変に重要なことですが

それが出来ないことも結構あるのが人生ってやつなんだと思います。
少なくとも、私の身の上においては
そういうのが多いです。

皆様、ご無事で何よりです。
ではでは。
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