JAXA宇宙飛行士選抜試験、英語試験を突破しました!

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 5月20日、JAXAから英語選抜試験に通過したこと連絡ありました。
 かつてTOEIC800点を取った時の感覚を思い出すために、2ヶ月にわたる英語勉強を実施したのが実を結んだようです。事前の情報では730点レベルが求められているとのこと、英語が一番心配でしたが、なんとかなりました。ライティングとスピーキングも問われたので、参考書を買って2週間頑張った甲斐がありましたね。

 通過した証拠に合格メールのスクリーンショットを公開したいところですが、今回改めてスクリーンショットが禁止事項に挙げられてしまい、できなくなってしまいました。前回のブログの書類選抜合格のスクリーンショットも消しました。

 次は5月29日、試験内容は一般教養、小論文、STEM試験(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、マスマティクス)です。私は一応理系の大学院卒、技術開発職についているので、ここは突破したいところです。

 さて昨日5月19日、JAXAから書類選抜の結果に関するお知らせがありました。ツイッターなどで少し物議を醸したのですが、書類で落ちた人の中には宇宙関係の仕事をしていたり、非常に有望な実績、実力を持っていても落選している人がいて、落選の理由が知りたいというコメントが結構あったのです。今回それを明らかにしてくれました。私の前回のブログでも述べましたが、基本的に書類選抜では医学試験で落ちているのだということがはっきりしました。

 JAXAによれば、落選者1860人のうち、1444人が医学的基準を満たせずに落選しているとのことです。落選された方の多くは以下に該当したようです。

・遠距離視力で1.0以上の基準は満たすが、そのために高度な矯正度数が必要であり、網膜剥離・眼精疲労等のリスクが高くなると考えられる方(高度近視、高度乱視の方)
・生活習慣病(肥満、高血圧、脂質異常症、糖尿病)等の指標で、治療を検討するレベルの方

 これはどんなに有望でも、宇宙空間や飛行前トレーニングでリスクがあるということなんだと思います。有人宇宙開発においてふさわしい人物は、志望動機や社会人としての実績よりも、まず健康状態で判断せざるを得ないのだと思います。どんなに実績があって有望でも、健康でなければ宇宙飛行士は務まらないのでしょう。

 よく考えてみれば、4千人をこえる応募者のすべてのエントリーシートをJAXAが読むのは無理ですね。そこでまず医学検査と応募資格でスクリーニングして、それで2266名まで絞ったのです。そこから英語試験で7割くらい落として、STEM試験でおそらく三百人程度まで絞り、やっとエントリーシートの志望動機や実績、自己アピールを読んで判断してもらえるのだと思います。医学的に要件を満たしていなければ、一生懸命書いたエントリーシートを読んでさえもらえない、なんとも厳しい世界なんだなと思いました。どんな人が通過するのか、楽しみでもあります。

 次回は5年後にまた募集があるので、今回落選した方も健康状態を見直して、再挑戦できます。私はもう50歳に差し掛かる年齢ですので次回は厳しいですが、若い方はぜひがんばってください!今回の選抜状況から言えるのは、1に健康、2に英語、ですね。2つが要件を満たしていないと、どんなに情熱や実績があっても、それを伝えることすらできないのです!

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