デジタルかアナログか

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昔CDが出たころに、デジタルかアナログかという議論がわきました。

アナログレコードには溝にゴミなどが入って、ノイズが出ることが必然です。
これは、スクラッチノイズと呼ばれています。

ちなみにスクラッチノイズをインターネットで検索すると以下が出てきました。
アナログレコードを再生する際に、盤面の傷やホコリ、静電気などによって生じる、「パチパチ」というノイズ(雑音)のことで、「針音」とも呼ばれています。

デジタル派はCDにはこのスクラッチノイズがないことを主に主張していました。

しかし、アナログ派も負けてはいません。
CDの再生の上限の周波数は20KHzですが、アナログレコードではその倍の40KHzくらいまで、録音されているものもあるというものです。

私もこの時に非常ワクワクして、議論を見守っていたものです。

この書き込みを見ている人で専門家がいるかもしれません。
その方にとっては当たり前のことなのですが、この議論は不毛なのです。

なぜかというと、デジタルというと下の図の矩形波(Square)を想像しがちです。
しかし、トランジスタなどの素子も急に電気を流したり、止めたりできるわけではないです。
Waveforms.svg.png
(図は ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%A9%E5%BD%A2%E6%B3%A2 より引用させていただきました(Wikipedia 矩形波))。

その為、非常に高い周波数では、結局正弦波(Sine)になってしまうわけです。
正弦波はアナログ信号その物ですし、
アナログ信号は、正弦波の集まりで、表現されることも分かっています。

ですから、周波数の上限では、アナログもデジタルも同じものになってしまうわけです。

他のメリットを考えるとデジタルの方が分があるといわざるを得ません。
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