私だけが知っている、扇風機の不思議

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コラム
扇風機の首振り機構は便利ですよね。

熱いときにはなるべく風に当たっていたいですよね。
そのため、貧乏性の私は、どこで風に当たっていると得なのか昔からいろいろと考えていました。

じっと扇風機の首振りの動きを観察していたのですが、
右に首を振るときと、左に首を振るときの、首負振りの速度が違うことに気が付きました。
でも、速度が違っても、決定的に、どこの位置が不利になるということはなさそうです。
(youtubeより)
エッチttps://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1908/23/news005_3.html
今回は、私だけが知っているシリーズで、どうしてこのようなことが起こるかを解説します。

この根本には、モーターで回転させる円運動を首振り運動に変換するということがあります。
扇風機.JPG

円1は首振り用ギア(動画の白いギア)で作られる円、
円2は扇風機の首振りを説明するための円と思ってください。
扇風機はγの範囲で首を振ります。ですから、首は通常8時くらいの方向を向いています。

もし、円1と円2の半径が同じだと、蒸気機関車のように両方とも円運動してしまいます。

そのため、円2の半径が円1の半径より長くなるようにしています。
このようにすると、円2は円1により回転しきることなく、首振り運動をします。

円1は首振り用ギアにより回転されます。
首振り用ギアは、扇風機のモータの回転を大幅に減速します。
扇風機はγの範囲で首を振ります。
図を見ていただければわかるように、首振り用ギアが、位置1と位置2の間で首振りの向きが変わります。

しかし、α>β なので、γが時計回りに回転するときの方が、γが反時計回りに回転する時よりも余計に時間がかかります。

その為に、右に首を振るときと、左に首を振るときの、首負振りの速度が違います。

もし、このような「私だけが知っている」ことがあれば、特許になるかもしれません。

あなたの「私だけが知っている」がありましたら特許のご相談に乗ります。

youtubeに首振りメカニズムの詳細がありました。


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