AI画像(stable diffusion)フォトギャラリーWebシステムの開発

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IT・テクノロジー
特別お客様からのご依頼があったわけではないのですが、この度自分用に(趣味用に)AI画像フォトギャラリーシステムを開発いたしました。

フォトギャラリーと言いますのは、Webページに多くの画像が掲載されていて、それらを鑑賞することが出来るようなWebサイトを指します。

本システムの特徴といたしましては

・AI画像を生成するとただちにその画像がフォトギャラリーにて自動的に掲載され公開され、閲覧可能となる

です。

私なりにいくつかの工夫をして、本システムを構築いたしました。
まず、マシン構成をご説明いたします。

1.stable diffusionを用いての画像生成マシン(@マンション)
2.ファイルサーバークラウド(@実家)
3.フォトギャラリーWebシステムサーバー(@実家)
4.AI画像観賞用端末(@どこでも)

詳しくご説明いたします。

1.stable diffusionを用いての画像生成マシン(@マンション)
フォトギャラリーへ掲載するためのAI画像を生成するためのパソコンです。GPUはRTX3060の12GBを最近stable diffusionだけのためにAmazonから54000円で購入しました。

購入数日後に8000円も値下げされており泣きましたが、人生そんなものです。

stable diffusion web UIを使っておりますが、設定を少々変更し、外部接続可能にいたしました。

ルーターのポート開放も行いましたため、このPCが稼働している間は外部からweb UIへのアクセスが可能となります。つまり、どこにいようが好きな時に好きな種類のAI画像の生成を開始できるわけです。

一方で、AI画像生成直後に画像保存フォルダが2.のファイルサーバークラウドと同期を開始いたします。

AI画像が生成されれば、勝手にファイルサーバークラウドへアップロードなされるようにいたしました。

なお、フォトギャラリーWebサイトを別としております理由はAI画像生成のためのRTX3060搭載のパソコンの稼働は電気代が普通のPC稼働よりもかかるためです。

そのためAI画像を生成させている時以外は電源をOFFにしておきたいわけです。一方でフォトギャラリーWebシステムは基本24時間稼働としておきたいからです。

2.ファイルサーバークラウド(@実家)

実家にあるDELLのPCをサーバー用途としておりまして、そこにDocker + Nextcloudでファイルサーバークラウドを稼働させております。

1.で生成されたAI画像が自動的にNextcloudに吸い上げられる形をとっております。

3.フォトギャラリーWebシステム及び公開用サーバー(@実家)

Docker + python + uwsgi + nginxにて今回開発のフォトギャラリーシステムが稼働しています。

1.で生成されましたAI画像が2.のサーバーに同期され、こちらのフォトギャラリーサーバーが公開対象としている画像格納フォルダに自動同期(自動更新)されます。

つまり、1.のAI画像が、2.にもあり、3.にも同期されていることになりますので、同じAI画像が常に、1.2.3.3つに保管・保存されていることになります。

システム開発の中心はこちらとなりまして、今後はお気に入りAI画像の登録をsqlite(データベース)にしたり、逆に削除対象を登録させたり、コメントなども入れられるようにしても良いかもしれないなどと考えております。

4.AI画像観賞用端末(@どれでもどこでも)

フォトギャラリーWebシステムは外部公開されておりますのでインターネットに接続可能であればどこにいてもいつでもフォトギャラリーWebサイトを鑑賞可能です。

センシティブAI生成画像も含まれますため、アクセスには認証を求めるようにしておりましたID及びパスワードをご存じない方はWebシステムへのログインは不可となります。

本システムのもっとも大きな特徴は、AI画像を生成させるだけで、勝手にその画像がフォトギャラリーへ掲載され公開されるというところです。

システム構築動機のお話にも繋がりますが、「せっかくAI画像を生成したのだからすぐに画像を鑑賞したい。しかも、その画像をいつどこからでも鑑賞可能としたい。」

そのようなニーズに応えるものです。

私は観賞用端末の1つとしてiPad mini4をメルカリから購入いたしました。

以上、最近の開発となります、AI画像(stable diffusion)フォトギャラリーシステムの内容をご紹介させていただきました。
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