「インスリンがヒトを太らせるってホント?②」ではインスリンは満腹感を与えてくれるんだよ、悪いのは急に血糖値が上がることなんだよという話をしました。
では、血糖値を緩やかに上昇させてインスリンの分泌を穏やかにするためには何をしたら良いのでしょうか。この問いの答えの一つになるのが「低GI食」です。
GI(グリセミック・インデックス)
GI値とは食品を食べた後の血糖値の上昇を示す指標で、ブドウ糖を100として相対的に表しています。
数値が100に近いほど食後の血糖値が急激に上がり、低いほど食後の血糖値の上昇を緩やかにします。ゆえに低GI食をオススメしているわけです。
低GI食品のポイント
低GI食を始めるにあたって、何が高くて何が低いのだろうと疑問に思われるでしょう。低GI食品を見分けるポイントは次の3つです。
・甘すぎないもの
・炭水化物は茶色いもの
・食物繊維が多いもの
白米より玄米、うどんより蕎麦、バナナより林檎の方がGI値は低くなります。
始めるときは相対的に
「白米より玄米、うどんより蕎麦」書きましたが、玄米とうどんのGI値は同じ62です。玄米は低GI食品じゃないじゃん!と思われるかもしれ知れませんね。
しかしここで重要なのが、白米よりもGI値が低いということです。普段食べてるものよりも低いということが大切になるのです。
いきなりGI値が50以下の食品だけを食べるようにするなど極端なことはせず、普段の主食を相対的に低い食べ物に置き換える。この様なささやかな変化が、健康的な生活を長く続ける為には大切です。
終わりに
巷では糖質制限が流行ってますが、私はどちらかというと懐疑派です。諸悪の根源は精製された炭水化物や砂糖をたっぷり含んだスイーツにあると考えています。
低GI食品をうまく取り入れて血糖値をコントロールし、持続性の高い健康的な生活を送りましょう!!