今回はコンテンツ(サイト)の設計についてご紹介します。
これをやるのとやらないのとでは、集客の結果が変わってきます。
【前回までのおさらい】
前回までのブログで集客をするには準備が必要だとお伝えしました。
その準備とは、
3C分析とキーワードの抽出でした。
見込み客を理解しないと、集客のためのメッセージを届けることが
そもそもできないからです。
前回までのところで準備ができたら、いよいよコンテンツに
とりかかるのですが、その前にもうひとつやることがあります。
【コンテンツ(サイト)設計で流れをつくる】
とりかかる前にやることはコンテンツ(サイト)の設計です。
LPなどの個別ページの構成ではなく、「サイト全体」の設計です。
3C分析をしてキーワードを抽出すると、見込み客像が
うかびあがってきます。
これまで
「視力低下した人(見込み客B)」を例に見てきました。
キーワードから浮かび上がる像にあわせて、「視力低下した人(見込み客B)」が満足する全体の構成にする必要があります。
添付の図をご参照ください。
リサーチの結果、
「視力低下した人(見込み客B)」は郊外に住む
30代の既婚男性像が浮かんできたとします。
視力低下は認識しているけど、できるだけメガネはかけたくないし、
目が悪くなっているとあまり認めたくない。できることなら
目のことを詳しく知って、かつ目の体操などをしながら
これ以上の低下を防ぎたい…と考えているとします。
この例ですとサイトの構成例として、
以下のような要素が含まれていると「視力低下した人(見込み客B)」
のニーズが満たされることが見えてきたとします。
これらをそれぞれ、カテゴリにわけて、例えば
・目が見える仕組み
・視力の維持
・メガネのメンテナンス
といったカテゴリを設けてその下に
各トピックのコンテンツをぶらさげるようにします。
・目が見える仕組み
=>目の知識を中心としたトピックで構成する。
・視力の維持
=>視力を維持するための目の体操や生活習慣などの
トピックで構成する。
・メガネのメンテナンス
=>メガネ自体のメンテナンスの方法を中心とした
トピックで構成する。
このように、「視力低下した人(見込み客B)」の
悩みの流れに対応してサイトの全体の設計をすると、
はじめてサイトの訪れた人が、
「あ、これ自分に必要そう…」
「そうそう、これ探してたものだ…」
というようにサイト内を回遊しやすくなります。
【サイト設計はなぜ必要?】
こうしたサイトの設計がなぜ必要か?
シンプルです。離脱率を低くして、CVRをあげるためです。
リサーチの結果、ターゲット像がうかびあがり、
望むものが見えてきました。
その望むものを望む形で整える。
それをサイトで表現する。
欲しいものが目の前にあるわけですから、なになに…?
と興味をひきますよね?
しばらくサイトを見てみると、どうもずっと欲しかった情報ばかりが
散りばめられている…。
せっかくたどりついた情報なので、忘れたくないですよね?
ブックマークに登録したり、URLをメールに転送したり、
後で見返すことができるように、「情報キープ」の状態にしますよね?
「視力低下した人(見込み客B)」と似たような人が
そうした行動をとると結果的に離脱率が下がって、
サイト内の回遊率もあがります。
【設計しないとどうなる?】
自分の望む情報があれば、詳しく見ようとするし、後日戻って見返してみたい、ということはわかったかと思います。
でも、わかった、でも手間がかかりそうだし、時間がないからできない…
というケースもあるかと思います。
やらないとどうなる?
余計に忙しくなります。
見込み客がサイトの来ても、探していたものがないから
秒で離脱します。
離脱が多いから、集客がうまくいかないということで、
営業をかけたり集客のテコ入れをしたりと仕事が増えます。
やることは増えても、そもそものサイトの設計(情報の整理)が
できていないので効果が薄くなります。
なので、解決策もわからないまま、うまくいかない、うまくいかない、
と忙しい迷子のループに入ることになるのです。
どうでしょうか?
あなたの事業の現状を振り返ってみてください。
【まとめ】
今回はリサーチの後のコンテンツ(サイト)の全体設計に
ついてご紹介しました。
見込み客を理解した上で、見込み客に沿った流れをつくる。
そうすることで、サイトへの流入、コンテンツへの流れが
スムーズになります。
しっかり設計するようにしましょう。
サイトの全体像ができたら、次はいよいよ個別のコンテンツの
中身になります。
次回はその中身についてご紹介します。