経歴

都会ではないけど、ド田舎でもない町で生まれ育ちました。 大人たちからは「おとなしいね」と言われ、いつも母や兄の陰に隠れているような子どもでした。 体が小さくて、給食の時間が苦痛。 マンガ（のようなもの）を描いて人を笑わせることに喜びを覚え、いつも何か描いていたっけ。 小学校4年生のときに人並み程度に背が伸びて体重も増えて、ちょっと活発な子になりました。

中学生になると周りの女の子たちのキャピキャピした雰囲気についていけず、「暗い」「ネクラ（当時はやった言葉）」と言われ、不登校寸前に。 でも、「あの子、無理して明るく振る舞ってるな～」なんていうのがわかる中学生でした。 そのうち、同じようにキャピキャピできない子たちと知り合い、仲良しになりました。

特に行きたいわけでもない高校に入学し、再び周りの雰囲気から浮いた存在になりました。 集団行動が苦手で一人で行動するので、個性的な子と思われていたようです。 とにかく高校がおもしろくなくて、将来何になりたいのかもわからず、「私は何のために生きているんだろう？」と考えるようになりました。

行きたい大学がなくてグズグズしていたら、受験勉強に出遅れて浪人生活を送ることになりました。 予備校で変わった先生（失礼）と出会い、スピリチュアル系の本の存在を知ります。 大学生になっても、スピリチュアル・自己啓発系の本を次々に読み漁りました。

大学卒業後就職は決まったものの、2回出勤した後体調を崩して入院。 そのままくじけてしまって仕事を辞めました。 人と接するのが苦手な上に自信を失ってしまい、その後のアルバイトもパッとしない日々。 しばらくして、友だちの紹介で県庁の臨時職員に。 電話に出るのが怖かったけど、優しい職員さんたちに助けられてなんとか働いていました。

付き合っている最中から紆余曲折あった人と結婚、そして出産。 スタートからギクシャクしていた結婚生活で、今思えば鬱状態だったかも。 育児は楽しさ半分、辛さ半分で子どもと一緒によく泣いていました。 でも幼稚園で素晴らしい先生と出会い、育児が楽しくなり、専業主婦生活も楽しめるように。 経済的に自立して離婚したいという気持ちはずっとありましたが、人と接するのが苦手で電話も苦手な私は何をすればいいんだろう…と悩む日々。 学生の頃から翻訳の勉強は細々と続けていて、時々翻訳リーディングの仕事はしていましたが、「経済的自立」からは程遠い状況でした。

子どもが小学校に入学するタイミングで離婚し、私も仕事に就きました（バイトだけど）。 仕事は楽しかったけど、悪質なセクハラなど思い出すと苦しいことも…。 そのうち、会社の経営が思わしくなくなり、転職を考えるようになりました。

（時期はうろ覚えです） 編み物や羊毛フェルトのオリジナル作品を販売したり、自宅やカフェで教室を開いたりした時期です。 編み物教室は順調でしたが、あるときネット上でトラブルに巻き込まれた（これまた今思えばストーカーだったようです）のがきっかけで徐々に教室を縮小し、最終的には終了してしまいました。

Webライティング・編集の仕事を始め、現在も続けています。 在宅ワークだけでなく出社していた時期もありますが、心の不調で（またまた今思えばパワハラだったようです）完全在宅ワークに切り替えました。

手芸専門のカルチャースクールでスタッフとして働いていました。 受付業務、講座の企画とプロモーション、受講生管理、講師サポート、Webサイトの更新補助などを担当。 あれほど死ぬほど苦手だった電話応対もこなせるようになり、我ながら「人って変われるんだな～」と思いました。 いろんな経験をさせてもらって、楽しい仕事だったな。