おおむね5~20年くらいの間に、物件を売却してローンを完済するようなケースが想定される方向けにシミュレーションツールを作成しました。複数の住宅ローン商品について、手数料と支払利息の合計額を同時に比較できるものです。
想定利用者 と なぜこのツールを作ったのか、以下にまとめます。
▼想定利用者(こんな方に活用してもらいたい)
①生き方として1つの場所にずっと住みたいと思って”いない”人
②子供の誕生(世帯員数の増加)や子供の独立(世帯員数の減少)、転勤・転職等によって住み始めて5~15年くらいの間に住替えが想定される人
このような方は、ある時点(5~15年程度のイメージ)で自宅を売却し、その資金でローンを完済(繰り上げ返済する)する可能性が高いと想定しています。
その“完済タイミング(≠ローンの契約上の借入期間)“でのコスト総額を見極めるため、このツールを活用いただけると幸いです。
なお、「住宅ローンの借入期間を、はじめから5~15年で契約すればいいじゃないか?」と思う人もいるかもしれません。しかし、月々の返済額が大きくなるため、あまり現実的でないです(30~35年で組む方が多いです。気になる方はWEB検索して見て下さい)。
▼なぜこのツールを作ったのか
住宅ローンの商品・借り入れ条件を判断する際、各銀行のWEBサイトから返済のシミュレーションが可能ですが、これは「契約上の借入期間」でしかシミュレーションできないことがほとんどだと思います。
そうすると、上述の①、②のケースのように、ローンの返済期間とは異なる期間を設定し、かつ、一度に複数のローン商品を比較するということができません。そうすると・・・
・「a.手数料が安く金利が高いローン」と「b.手数料が高く金利が低いローン」のどちらが得なのか、実質的に想定される返済期間で比較が困難(→返済期間が長期であるほどbの方が有利だが、その分岐点が具体的に何年なのか判断困難)
・同じローンでも 返済期間によって支払いコストの総額がどう変わるか判断が困難
という問題があると思います。
これを解決するためにツールを作成しました。ツールの利用イメージは、添付の画像を参照ください。
■ファイルの送付のみとなります
■金利や借入期間、事務手数料、月返済額から利息と事務手数料の合計を計算する機能を実装しており、詳細なカスタマイズ機能は実装していません。例えば、返済期間中に金利を変えたりといった機能は含まれておりません。また、元利均等による利息計算をしており、元金均等による返済方法の計算式に変更することもでき焦ん。
■動作確認はWindowsのみとなります。Macでの動作確認はしておりません。
■本資料の作成にあたっては注意を払っておりますが、内容や情報の正確性については一切保証しません。意思決定については利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。本資料の利用によって生じた損害等の一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。