・内観法とは何か
内観法は自分が0歳から今までの、周囲の人の関係性を、
(1)してもらったこと、(2)してあげたこと、(3)迷惑をかけたこと
の観点からとらえなおすものです。
周囲の人とは、母、父、兄弟です。小学校にあがれば先生も内観の対象に入ります。会社員なら同僚、上司も入ってきます。
他者への感謝と、自分の至らなさから、反省と、自己革新へのモチベーションが起こります。悩みが、根本的に解消します。むろん個人差もあるし、絶対的なものではないですが、何らかの変化は起こります。
内観は通常、屏風に仕切られた薄暗い空間に入って、朝から夜まで、調べます。3時間おきに面談者がやってくるので、内観者は調べたことを話します。そうやって一週間を過ごします。
ただし、ココナラでは、直接会うことが禁止されているので、簡易版を用意しました。
・方法
一日の暇な時間を使って(最低1時間は必要)、0-6歳までの、家族について調べます。テーマは(1)してもらったこと、(2)してあげたこと、(3)迷惑をかけたこと、です。それをトークルームに書きます。私がそれを読み、受容的にコメントします。下は例です。
1日目 0-5歳、母・父・兄弟
2日目 小学校時代、母・父・兄弟・先生
3日目 中学校時代、同上
4日目 高校時代、同上
5日目 18歳から21歳(あるいは大学、専門学校時代)、同上
6日目 22歳から25歳、母・父・兄弟・同僚・上司など
7日目 26歳から29歳、同上
最終日に、「今後の決意」とテーマにして作文を書きます。
・実施者について
わたしは大学の臨床心理学科を出て、精神科病院で4年働きました。その病院では内観療法を治療の中心に据えていました。わたしはここで内観療法の面談や論文作成に勤しみました。むろん、自分自身も病院に入る前に内観療法を体験しました。行動内観という内観の発展した形式のものも体験しました(行動内観は実施者が死去されたので、もう運営されていいないと思います)。
そのあと日本語教師になりました。日本語学校では、受験プレッシャーに負けそうな留学生に、心理検査とカウンセリングを実施して、成果をあげました。
わたしは公認心理師の資格がありませんが内観法には不要です。自身が内観を経験し、内観面談を経験することのほうがはるかに重要なのです。
性別、年齢、いま抱えている悩みを簡単に書いてください。
なお、うつ病の方は、内観法は避けたほうがいいです。