カフェの開業に必要な準備は?資格、手続き、資金についてもご説明します

カフェの開業に必要な準備は?資格、手続き、資金についてもご説明します

一息つきたいとき、自分にご褒美をあげたいときなど、さまざまな場面で利用できるカフェ。自分のこだわりがつまったカフェを開業したいけれど、準備や手続きで迷っている人がいるかもしれません。この記事では、カフェ開業の準備、手続き、必要なものなどについてご紹介します。

目次

カフェを開業したいと思ったら何から始める?

カフェを開業するためにまず重要なことは、計画です。

きちんとした計画のないままカフェの開業を進めてしまうと、出すべき書類を忘れて営業停止処分になる、資金がショートしてしまうなど、店の経営が立ち行かない状況になる可能性があります。

特に飲食業は他の業種に比べて廃業率が高く、中小企業庁の調査では、開業から3年以内の廃業率が70パーセントというデータが出ています。

長く続くカフェにするためには、入念な下準備が必要です。

ここでは、カフェの開業前にやるべきことを、順を追ってご紹介します。 

コンセプトを決める

カフェを始める際、一番大切にするべきなのは、コンセプトと言っても過言ではないでしょう。

最初は通りすがりで利用したとしても、リピーターになってもらうためには、メニューや内装などに独自性が必要です。

つまり、個人でカフェを経営するならば、「この店に通いたい」と顧客に強く思わせるものが必要であり、そのために重要なのがコンセプトです。

ビジネスで大切だといわれているのが「5W1H」ですが、カフェのコンセプトを決める際も、5W1Hに当てはめて考えてみると良いでしょう。

「カフェをいつ利用するのか(When)」「場所をどこにするのか(Where)」「誰をターゲットにするのか(Who)「何を提供するのか(What)」「なぜ利用するのか(Why)」「どのようなシチュエーションで利用するのか(How)」を具体的に考えます。

すると、コンセプトが具体的に見えてくるでしょう。

事業計画書を作成する

業計画書とは、創業の目的、必要な資金とその調達方法、将来の見通しなどを記載するものです。

絶対に記入しなければならない項目はありませんが、ネット上にあるテンプレートを使用すると、作成が簡単になります。

融資を受ける場合は、必ず事業計画書を作成する必要があります。そうでない場合も、計画書なしでは経営に失敗する可能性が高くなるため、作成することをおすすめします。

物件を探す

最初に決めたコンセプトをもとに、物件を探しましょう。

エリアごとに、若い人が休日に集まる、サラリーマンが夜に集まるなどの特徴があるため、ターゲットとする人が多く集まるエリアを選ぶことが大切です。

マーケティングが難しい場合は、プロに依頼するのも良いでしょう。

また、物件にもいくつかの種類があります。工事の費用を節約したい場合は居抜き物件、気軽にカフェを始めたい場合は、間借り物件を選ぶなど、適切な種類の物件を選択しましょう。

スクールに通ったり、コンサルティングを受けたりする

カフェを開業したいと考えている人の多くは、カフェでの勤務経験があったり、カフェに数多く通った経験があったりするのではないでしょうか。

カフェでの勤務経験がない場合は、まずはカフェでの仕事に応募したり、カフェを開業するためのスクールに通ったりするのも一つの方法です。

カフェでの勤務経験がある場合でも、経営となると、また別のスキルが必要です。カフェの経営に関して全く未経験の場合、トータルで相談に乗ってくれるプロや、事業計画書を見てくれるプロなどにサポートをお願いするのも良いでしょう。

また、全てをゼロから始めるのではなく、まずはフランチャイズに加盟して修行をするという方法もあります。

自分に一番合った方法を選択しましょう。

カフェ開業に必要な資格とは

カフェの開業には、必要な資格がいくつかあり、カフェの形態や規模によって必要な資格が異なります。

なお、調理師免許はあればプラスに働きますが、カフェの開業においては、必ずしも必要な資格ではありません。

ここでは、カフェの開業に必要な2つの資格をご紹介します。

食品衛生責任者資格

「食品衛生責任者」については、店舗ごとに必ず一人、資格を持った人が必要です。そのため、カフェを開業しようと考えているならば、取得が必須です。

資格は、「食品衛生協会」による6時間の講習と、ペーパーテストを受けることで取得できます。かかる費用は1万円です。

調理師免許や栄養士免許など、特定の資格を持っている人は、講習が免除になります。

防火管理者資格

スタッフを含めた収容人数が30人以上になるカフェの場合、「防火管理者」の資格を取得したスタッフを必ず一人配置する必要があります。

「防火管理者」の資格は、講習を受けることで取得が可能で、甲種、乙種の2種類があります。300㎡以上の店舗ならば甲種、300㎡未満の店舗ならば乙種の講習を受講しましょう。

カフェ開業に必要な届け出とは

カフェを開業するためには、資格を取得することとは別に、さまざまな届け出が必要になります。

ここでは、必要な届け出についてご紹介します。

飲食店営業許可申請

食店営業許可申請は、全てのカフェで必要です。

食品衛生責任者がいること、保健所の審査に通って営業許可証をもらっていることで、飲食店営業許可が取得できます。

保健所の審査では、客席や作業場の明るさ、シンク、ガスレンジ、冷蔵庫の状況など、飲食店として営業するための基準を満たしているかどうか、設備が申請されたものと合っているかどうかがチェックされます。

内装工事が終了してから不備を指摘された場合、改善するためにはコストも時間も余計にかかります。計画の段階であらかじめ、保健所に相談しておくと良いでしょう。

申請に必要な費用は、地域やカフェの営業形態によって異なりますが、1万円から2万円ほどです。

開業等届出書

「開業等届出書」は、個人事業を新たに始める場合、提出が必要となるものです。提出が遅れた場合の罰則や罰金はありませんが、開業から1カ月以内の提出が推奨されています。

また、個人事業主の確定申告には、白色申告と青色申告がありますが、青色申告で確定申告を行う場合、開業等届出書を必ず提出しなければなりません。

白色申告には税制上の優遇措置がなく、青色申告を行ったほうがメリットがあるため、「開業等届出書」は提出したほうが良いでしょう。

深夜酒類提供飲食店営業開始届

昼間はカフェ、夜はバーとして営業をしたい場合、「深夜酒類提供飲食店営業開始届」を提出する必要があります。

深夜0時から午前6時までの間、主にお酒を提供する場合、警察署に届け出ましょう

菓子製造業許可申請

「菓子製造業許可申請」は、カフェでパン・焼き菓子や生菓子の製造・販売をする場合に必要となるものです。

2021年、食品衛生法の改正により、あん類の製造・販売も「菓子製造業許可申請」で可能になりました。ただし、アイスクリームの製造・販売には、別途「アイスクリーム類製造業許可」が必要です。

不明点は、保健所に確認しましょう。

コーヒー豆の製造・加工業の届出

2021年以降、「コーヒー豆の製造・加工業の届出」が必要な場合があります。

カフェで自家焙煎した豆を使用してコーヒーを提供する場合、店舗やネットでコーヒー豆の加工販売をしたい場合は、申請を行いましょう

申請は、管轄の保健所に行くほか、ネット上からでも可能です。

カフェの開業資金はどのくらい必要?

必要な資金は大きく分けて、カフェを開業する前に必要な資金、開業後に必要となる資金の2つに分けられます。

カフェの開業に必要な資金は、フランチャイズに加盟する場合、自宅の一部をカフェにする場合、物件を借りる場合などで異なりますが、だいたい500万円から1000万円ほどを準備しておく必要があります。

開業前と開業後に必要な資金について、どのようなものがあるのか、詳しくご紹介します。

開業前に必要な資金

カフェの開業前に必要な資金としては、主に以下のものがあります。

  • 物件取得費
  • 内装費(タイルを貼る、壁のクロスを貼るなど)
  • 設備費(配線や配管工事、厨房設備を整えるなど)
  • 備品費(カトラリー、調理器具、冷蔵庫、エアコン、テーブル・イス、レジなど)
  • 宣伝費(ポスターや広告チラシ作成、WEBサイト作成など)

このほか、カフェの規模や形態によって必要なものが異なるため、必要な資金の額も異なります。

開業前の資金を節約する方法は、次の項目でご紹介します。

開業後に必要な資金

カフェの開業後に必要な資金としては、主に以下のものがあります。

  • 家賃
  • 水道光熱費
  • 人件費
  • 仕入れ代金
  • 消耗品代金
  • 宣伝費

仕入れ代金、消耗品代金に関しては、まとめ買い割引やセールを活用することはもちろん、安く購入できる仕入れ先を探し、原価率を抑えることが重要です。

そして、この中でも特に毎月の大きな出費となるのが家賃です。物件を契約する際には、よく検討しましょう。

開業資金を節約する方法

カフェの開業資金を節約する方法としては、主に3つのものがあります。

まず1つ目の節約方法として、「居抜き物件」と呼ばれる物件を探し、契約する方法があります。

抜き物件とは、以前に物件を借りていた人が退去し、設備や内装・備品がそのまま残っている物件を指します。

特に内装を整えるためには、多額の資金がかかります。ゼロから理想の店舗を作りたいと考えている人には向きませんが、資金を節約したい場合は、積極的に居抜き物件を探すと良いでしょう。

特に飲食店には、この居抜き物件がよく見られます。

2つめの節約方法として、自宅の一部をカフェにする方法があります。

改装費用は必要ですが、物件を新たに借りた場合と比べて、毎月の家賃を節約できます。自宅が集客を見込める場所にある場合は、自宅の改装を検討するのも良いでしょう。

ただし、自宅をカフェにする際には、注意点がいくつかあります。

まず、自宅が飲食店の開業を許可されている地域かどうかを確認しましょう。

日本では、計画的な市街地の形成のため、「用途地域」が定められています。地域ごとに建てられる建物の種類や大きさなどの制限があり、住宅専用地域では、カフェの開業が一部制限されるケースがあります。

不明点があるときは、役所に確認を行いましょう。インターネットで用途地域が公表されている場合もあります。

また、自宅のキッチンやリビングを、カフェの店舗として使用することはできないため、工事が必要となります。保健所の審査を通過しなければカフェの営業ができないため、工事を行う前に、早めに保健所に相談すると良いでしょう。

3つ目の節約方法として、同じビジョンを持つ人とカフェを共同経営する方法があります。

複数人でカフェを開業すれば、一人当たりが準備する資金が少なくなるため、大幅に金銭的負担が減らせます。さらに、お互いの弱みをカバーし、強みを生かせば、一人で開業するよりもより良いカフェ経営が可能になります。

ただし、方向性のずれやコミュニケーション不足で経営が上手くいかなくなる、利益の取り分で不満が生じるなど、共同経営にはリスクもあります。

このようなトラブルを防ぐため、共同経営を始める際には、「共同経営契約書」を作成し、決めたことを明確にしておくと良いでしょう。

さらに、これ以外の節約のための方法として、自分で作れるものは作る、中古品を購入する、備品は全て購入せず、レンタルを検討するなどの工夫が考えられます。

カフェ開業のための補助金はある?

カフェの開業資金を抑えたいと考えている人は、補助金を受けることも検討してみましょう。

ここでご紹介する方法以外にも、魅力的なアイディアであればクラウドファンディングで資金を集める、ビジネスコンテストに応募して賞金を得るなどの方法もあります。

カフェを開業する際、申請が可能な補助金をご紹介します。条件に当てはまる場合は、申請を行うと良いでしょう。

新規開業資金

「新規開業資金」は、新たに事業を始める場合または、事業開始から7年以内の場合に申請ができる補助金です。融資されたお金は、設備資金や運転資金として使用できます。

融資限度額は7,200万円であり、このうち運転資金として使用できる金額は、4,800万円です。返済期間は、設備資金が20年以内、運転資金が10年以内です。

融資対象者は、35歳未満の方、55歳以上の方、女性、Uターンなどで地方に戻って事業を始める方などであり、それぞれで利率が異なります。

小規模事業者持続化補助金

「小規模事業者持続化補助金」は、生産性向上・販路開拓に取り組む事業主を支援するための補助金です。

事業計画書を作成して審査を通過すれば、上限はありますが、新商品の開発や販路開拓にかかった費用のうち、3分の2程度が補助されます。

さらに、地域の商工会議所や商工会の相談員から、経営に関するアドバイスがもらえるため、経営を見直す機会になるというメリットもあります。

IT導入補助金

「IT導入補助金」は、生産性向上などのため、ITツールを導入した場合の費用が補助されるもので、対象は、中小企業・小規模事業者です。

審査では、事業内容が重要です。自社の課題を解決するため、ITツールが効果的に導入されているか、ITツールの導入により、労働生産性が上がっているかなどがチェックの対象です。

さらに、インボイス制度や働き方改革を取り入れているかどうかなどが、加点項目とされています。

軽減税率対策補助金

2019年に軽減税率制度が導入されました。これにより、カフェの店内で飲食をする場合の税率は10%、テイクアウトをする場合の税率は7%となり、適用される税率が異なります。

「軽減税率対策補助金」とは、複数の税率に対応したレジの購入、複数の税率に対応するためのシステムの導入などを行った際、かかった費用の一部が補助されるものです。

カフェの開業に必要なものとは

カフェの開業のための資格取得・申請について準備ができたら、必要なものを揃えていきましょう。

ココナラでプロに依頼すれば、必要なものを準備するための負担が軽くなり、よりカフェのクオリティが上がります。

ここでは、カフェ開業のための具体的な準備物についてご紹介します。

お店のロゴ

お店のロゴは、他のカフェとの差別化を図り、店の認知度を高めるために重要なものです。

看板やホームページ、テイクアウトであれば、紙コップや紙袋など多くのものに使用し、店のイメージを伝えるためのものでもあるため、コンセプトに合ったロゴを作成しましょう。

なかなか良いアイディアが浮かばない場合は、プロに依頼するのも一つの方法です。ココナラでは、50件以上のロゴ制作実績があり、納品後のアフターフォローもあるデザイナーや、歴25年以上のプロフェッショナルなデザイナーにロゴの依頼ができます。

好きなテイスト、コンセプト、込めたい思いなどを伝え、プロと一緒に長く愛されるロゴを作成しましょう。

ホームページやSNSページ

ホームページは、カフェのコンセプトやメニュー、雰囲気などを詳しく紹介できるだけでなく、店のホームページがあることで、顧客からの信頼度が上がります。

さらに現在は、ホームページだけでなく、SNSで情報を調べてカフェに来るお客さんも多くいます。特に若い世代をターゲットにしている場合には、SNSにも力を入れましょう。

パソコンの操作が苦手である、ホームページやSNSを作成・更新する時間がないなどの場合は、外部委託するのもおすすめです。

ココナラでは、手ごろな価格で丁寧なサポートを行うプロや、20年近くのデザイナー歴を持ち、作品力とスピードが自慢のプロに、ホームページやSNSアカウントの作成・運用を依頼できます。

オリジナルレシピ

カフェで重要なことは、提供される食事やドリンク、デザートのおいしさであると言えるでしょう。

いくら雰囲気が素晴らしくとも、提供されたメニューがおいしくなければ、リピーターはつきません。

一からオリジナルのレシピを作成するのは大変ですが、プロの力を借りる手もあります。プロの料理人と一緒にメニューを開発すれば、長く愛されるメニューができるのではないでしょうか。

ココナラでは、現役のシェフやフードスタイリストにオリジナルレシピの作成が依頼できます。

メニュー表

メニュー表は、来店したお客様にカフェをPRできるツールでもあり、注文数を決める大事なツールでもあります。

内容がわかりやすいだけでなく、提供するメニューが魅力的に見えるメニュー表を作成しましょう。

写真撮影に自信がない、レイアウトに悩むなどの場合は、プロに依頼するのも良いでしょう。

ココナラでは、10年以上飲食店メニューを作成し、豊富なノウハウを持つプロ、web制作会社でwebデザイナーの経験を持つプロなどがサービスを提供しています。

食器やインテリア

食器やインテリアも、カフェの雰囲気を決める重要なものです。コンセプトや内装に合ったものを用意しましょう。

広告チラシ

現在、ネット検索でカフェを探す人が多い中、チラシは必要なのかと迷う場合があるかもしれません。

しかし、チラシはカフェに興味がない人にも興味を持ってもらうきっかけ作りになります。さらに、店の近くのマンションや家にチラシを配布すれば、リピート客になってもらいやすいというメリットもあります。

そのため、近隣の人たちにチラシを配り、PRするのは有効な作戦です。

その他の準備が忙しく、チラシまで手が回らないという場合は、外部委託するのも良いでしょう。

ココナラには、200件以上のチラシ制作実績を持つプロ、書籍や同人誌の表紙にイラストを提供した実績のあるプロがいます。

そのため、チラシの制作を丸ごと任せたい、チラシに最適なイラストを作成してほしいといった要望が叶います!

カフェの開業準備で困ったときはココナラに相談しよう

ここまで、カフェ開業の準備や手続き、必要なものなどについて、詳しくご紹介してきました。

開業までにはさまざまな準備や手続きが必要です。特に一人でカフェを始めようと考えている場合は、その負担は大きくなります。

準備に手が回らない、SNSなど苦手な分野がある、カフェの開業が初めてで全般的に不安があるという場合は、ココナラのチェックしてみるのがおすすめです。

要望に合わせてプロにサポートしてもらえば、より長く愛されるカフェの運営ができることでしょう。

カフェの開業で困ったときはぜひ、ココナラでプロに相談してみてはいかがでしょうか。

目次