全体・案内マップはどう作る?地図作成の手順とおすすめツール|プロに依頼するならココナラ
地図を作成する際には、起点や終点を決めたり範囲を決めたり、読む人にとってわかりやすくなるようなコツがいくつかあります。また、お店の「第一印象」でもある案内・アクセスマップにはデザインもこだわりたいところ。この記事では、地図作成の手順やおすすめツールから、編集部おすすめの地図・マップの依頼先までご紹介します。
- 地図の作成手順について「全体マップ」「案内図」それぞれがわかります
- 地図を作るために必要なソフトやアプリがわかります
- 地図作成を依頼できるおすすめのサービスがわかります
全体マップと案内図の作成手順をそれぞれ解説
こちらでは地図の作り方を、「全体マップ」「案内マップ(アクセスマップ)」に分けてご紹介します。
1. 全体マップの作り方
全体マップとは、ディズニーランドの園内マップのように、ある範囲のなかで「何がどこにあるか」を示すための地図。
その作り方は大きく3段階あります。
STEP1. 範囲を決める
まずは当然、範囲を決める必要があります。
「範囲なんて簡単に決まる、だってディズニーランドの園内マップなら園内が範囲でしょう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、園内の入退場ゲートから近くの駅までを範囲にした方が、お客様が園内で行動プランを立てる上で親切だったりすることもあります。
誰がなんのためにその地図を見るのか、という視点から範囲を定めていきましょう。
STEP2. よく使われるルート(経路)を洗い出す
範囲が決まれば、次に、よく使われる経路・ルートを洗い出しましょう。
何がどこにあるのか、と同時に、“今いる場所からどう行けばそこに着くのか”、がわかりやすい地図も親切ですよね。
例えばディズニーランドでも、「アトラクションからお手洗いへ」というよくあるパターンはいくつか存在するはず。
それを事前に洗い出しておくことで、「よくあるルート」が見やすい地図を作れるようになります。
STEP3. 先ほど挙げたルートを意識しながら地図を作成する
最後に、先ほど洗い出したルート(経路)を意識しながら、地図を作成しましょう。
ルートを意識するとは、無駄を省きつつ、強調したいところは大きく示すことです。
例えば、ルートの起点や終点は大きく表示、道の途中で強調しておいた方がいい曲がり角にある建物などを大きく表示するといいでしょう。
あるいは、強調した箇所の名前に似たような別の場所がある場合、「違いに注意」と但書を添えておくのもありですね。
補足
「通れない道だとわかるような伝え方」も全体マップの作成においては非常に重要です。
お客様のなかには、地図を見ながら現在地から目的地までのルートを考えるとき、本来通れない道を通ろうとしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
もし、そのまま行き止まりにぶつかってしまったりすると、満足度は下がってしまいますよね。
通れない道は、きちんとそのことがわかるように表示させておきましょう。
▼参考にすべきマップ
- エンターテイメントパークの園内マップ
- 国立公園などの館内マップ
- スーパー・コンビニなどの店内マップ
2. 案内図の作り方
案内とは、スタート(起点)とゴール(終点)が明確で、「どう行けばいいか」を伝えることに趣旨がおかれた地図のこと。
例えば、駅からお店までの案内マップ、美術館なども基本的には一方通行で歩き方は決まっていますよね。
そんな地図の作り方は、大きく3段階あります。
STEP1. スタート(起点)とゴール(終点)から範囲を明らかにする
まず、地図の範囲を明らかにしましょう。
例えば、駅からお店へのアクセスマップを作る際、駅の路線から位置関係を把握できるように、前後の駅を表示させておくような範囲設定にするのもひとつのやり方です。
他には、近くに大きな建物で、それが目印になりそうなものだったとしたらそこまでを範囲に含めるといったやり方もあります。
逆に、入り組んだ道のなかにあるお店までのアクセスを表示したければ、なるべく範囲を狭めて、細い道もわかりやすくする配慮があってもいいですよね。
STEP2. スタート(起点)とゴール(終点)とを結ぶルートを設定する
次に、スタートとゴールを結ぶ、適切なルートを考えましょう。このとき、いくつかのルートを設定しておくと良いでしょう。
例えば、
- 早く着く標準ルート
- 安全で静かなルート
- 別の駅・別の出口からのルート
といったもの。
お客様の多くは、基本的には早くつくルートを選択するもの。
ですが、小さいお子様と一緒に来店される方はむしろ、少し遠回りでも静かで安全な道を通りたいと思っていらっしゃるかもしれません。
私道や住宅街を通るルートを積極的に提示するのは、住民の不満を煽ることになってしまうのでよくありませんが、車の通りも少ないような道も紹介してみましょう。
大切なのは、「誰がルート・経路を歩くことを想定しているか」ということです。
STEP3. ルートが見やすい地図を作成する
最後に、ルートがわかりやすくなるような地図を作成しましょう。
特徴的な建物や、注意していただきたい交差点の名前などをしっかり表示させた上で、他の情報は極力カットしましょう。
▼参考にすべきマップ
- 駅から遠い店舗の案内マップ
- 道が入り組んでいるなかにある店舗の案内マップ
- 博物館や美術館など逆走が許されないような館内地図
地図作成に使うツールは?おすすめソフト・アプリをご紹介
こちらでは、実際に地図を作る際に、どんなソフトやアプリを使えばよいかご紹介しています。
Officeソフト(エクセル・パワポ・ワード)
一般的なのは、エクセルやパワーポイント、ワードなどOfficeソフトを使った地図作成、作成上大きな違いがあるわけではありません。
エクセルならシートの上で図を表示させたり、パワポやワードもシートの上で図表として表示させるだけですので、作り方で変えるというよりかは「伝え方」で変えるのが良いでしょう。
パワーポイントを使った地図作成は、当然プレゼンテーション向きですし、ワードは何かチラシやビラを作るときに向いているでしょう。
エクセルの地図作成については、下の記事で確認してみてはいかがでしょうか。
投稿が見つかりません。Googleマップ
最近はGoogleマップを使った地図作成も流行っています。
こちらは、お店の住所を設定しておくだけで、それぞれのスマートフォン・PCにピンが立つので、現在地からどう行けばいいのか、オーダーメイドのようにわかるからです。
ピンチ(拡大・縮小)をすれば、お客様が好みの範囲設定にすることもできるのでおすすめです。
イラストレーター、フォトショップなどのソフト
最後にご紹介する方法が、イラストレーターやフォトショップなどの有料ソフトを用いて地図作成をする方法。
イラストレーター、フォトショップは共に、adobe社の提供する有料ソフトで、プロのデザインはほとんどそれらで作られていると言われいていたりもします。
なぜデザインにこだわるといい?
有料ソフトを購入してまでなぜデザインにこだわった方が良いのでしょうか。それは、地図がお客様の第一印象を操作するからです。
確かに便利なgoogle mapですが、デザインの観点では簡素なものになってしまいます。
初めて来店されるお客様が地図を見ながら来られることを想定すると、案内マップ・アクセスマップとはお客様とお店の最初の接点。
その点で、わかりやすく丁寧な地図、そしてふんだんに盛り込んだお店の雰囲気のデザインがあると、お店に対する印象はグッとよくなりそうですよね。
地図の作成・デザインをプロに依頼するのもあり!
こちらでは、地図の作成やデザインを依頼する方法についてご紹介します。
なぜプロに依頼するといい?
先ほどにもご紹介したように、地図はお客様が最初に目にする「お店」と言ってもいいでしょう。
お店の第一印象を考えることは大切ですから、プロへの代行を検討してもいいかもしれません。
また、個人事業主の方や、これから事業を立ち上げようとしている方の多くは、本業がデザイン業ならまだしも、地図の作成を始めてする場合がほとんどかと思います。
だとすれば、代行した方がよりクオリティの高いものを、自分は本業に専念している間に作成できるはず。
その結果、売上が伸びる見込みが生まれるならば、むしろ、「良い投資」として地図作成を代行する選択肢もあります。
地図作成の依頼ならココナラ
こちらでは、「スキルのフリマ」と題してオンラインプラットフォームを提供しているココナラにある4つのサービスをご紹介。
どの方も、コンセプトを持って地図の代行をになっていただけるので、自分にあった人を探せるといいですね。
ココナラでの依頼手順
- 無料で会員登録をする
- サービスを探す
- 悩みに合った地図作成クリエーターを見つける
- サービスを購入する
Design Lab 01さん|プロがシンプルな地図を作る
金額 | 5,000円 |
お届け日数 | 3日(予定) / 約3日(実績) |
吉川 大希さん|会場マップやルートマップを作成
金額 | 20,000円 |
お届け日数 | 14日(予定) / 約46日(実績) |
うたたね DESIGNさん|お店の雰囲気を盛り込んだ地図作り
金額 | 10,000円 |
お届け日数 | 10日(予定) / 約13日(実績) |
mhcomoさん|英語版の地図で外国人にもわかりやすい案内マップ
金額 | 7,500円 |
お届け日数 | 7日(予定) / 約8日(実績) |
使う人を想定して素敵な地図を作成しよう
ここまで、地図の作成方法についてご紹介してきました。
地図の作成において大切なことは「何のための地図か」について、具体的に詳細に確認すること。
何となく、案内をするため、居場所を知るため、と理解していてはお客様にとって質の高い地図はできあがらないかもしれません。
誰がどんなときに使うことを想定しているのか、具体的にイメージをすると、地図に盛り込みたい情報や雰囲気が炙り出てくることでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして素敵な地図作成をしてみてはいかがでしょうか。
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