1 思考の変遷 20221109の現状

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デザイン・イラスト
上海に来てから16年。
ずっと慣れないビジネスの世界で生き残るためにあれこれしてきたけど、
46歳になって、そろそろ人生の後半を考えたとき、
もっとアートな活動を増やしていきたいなと思った。

その為には、脳みその中身を再構築する必要がある。
まずは、そもそもの人生のゴールを設定してみた。

ゴール: アート活動とレストランビジネスを融合させてリトリートを作る
昔からの夢で、自分のレストランを作って、
それが宿泊できるホテルになるといいなと思っていた。

30代の総決算として上海で作った「ANTHOLOGIA」というレストランは
大都市にいるからこそ味わえる、世界各地から食材の背景を、
映像を使って伝える映画館のようなお店で、
その名に込めた想いとしては、
「地球上の美味しいものを集め、その命の輝きを五感で愛でる」
といったものだった。

その後ジャカルタに「虚空」というレストランを立ち上げた。
そこでも同様に、日本の方法論を使って現地の食材の命の輝きを、、、
と、地上の生物への愛を貫いている。。が、大事なのは
インドネシアに拠点ができたことで、ホテルへの可能性が開けてきて、
その具体的なあり方について、考えるようになった事だ。

ある日、retreatというコンセプトを知って、それだ!!と思った。
日常から離れ、自分や世界を新しく見つめ直す為の宿泊施設。
そこには豊かな生態系が息づき、鉱物や植物や動物、
大気や気候や星の巡りと自分が対峙し、主客が合一する場所。
そんな場所を作りたいと思った。

これを現状のゴールとしよう。
とすると、アート活動の目指す先は、リトリートにつながる活動にしたい。
自分や世界を新しく見つめ直す為の場所にある、
自分や世界を新しく見つめ直す為のアートとは、
いったいどんなものなのか?

さっぱり分からないが、ここから話を始めよう。
と、その前に、便宜上リトリートの名前と
この活動の名前を決めた方が良さそうだ。



memo…
主客合一:
個人としての主体が、対象としての客体を認識する場合に
主体と客体が一つになるような感覚
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