今回は外構のイメージづくりのお話。
外構イメージというと
一般的には外構の完成形を思い浮かべます。
・ ネット画像のプラン例
・ 業者の施工例
などを参考にする施主様が多いはず。
しかしこれは半分正解で半分ハズレ。
イメージづくりにも正しい方法があります。
今回はそのコツをお話します。
コツは2つ
失敗しないイメージづくりのコツは2つです。
⒈ 生活をイメージ
⒉ 細かいところにこだわらない
【 ⒈ 生活をイメージ 】
外構の目的は何でしょうか?
ずばり、生活空間を快適にすることです。
「外構」という手段を使って
「生活を快適にする」という目的を達成する。
これが正しい外構の考え方です。
つまり
「外構をイメージする → 生活をイメージする」
ということですね。
なので、完成形のイメージは手段にすぎず
目的を達成できていないわけです。
これでは失敗する可能性が高くなる。
正しくは、つくりたい生活をイメージすること。
その土地でどんな生活をしたいか。
どんな生活に快適さを感じるのか。
まずはこれをイメージすることが大切です。
【 ⒉ 細かいところにこだわらない 】
細かいところというのは、
材料とか施工法とかの部分ですね。
これらはイメージづくりの段階では不要です。
なぜなら後で自ずと決まるから。
上記のとおり外構の計画は生活イメージからスタート。
これがベースになります。
そしてこれが決まれば
その具現化に必要な材料や施工も決まります。
例えば…
・ 高級感ある空間 → 重厚感をもつ天然石
・ 落ち着ける空間 → 自然を感じる木材
軽い印象のコンクリートでは素っ気なくなりますし
金属ギラギラの空間では落ち着けるはずないですよね。
つくりたい空間が決まれば材料などは自ずと決まります。
「この材料の壁をここに置いて…」とか
「このメーカーのフェンスをあそこに…」とか
細かい部分は後でOK。
プロのデザイナーと一緒に決めましょう。
まとめ
生活空間をイメージすることは外構計画の「軸」です。
とても大切で施主様にしかできないこと。
しかし肩肘を張ってするものではありません。
ご家族みんなで
「こんな生活したいね」とか
「これできたら嬉しいなぁ」とか
ワイワイするのがイメージづくりの本来の姿。
辻褄があわなくても変わった内容でも全く問題ありません。
私たちデザイナーと一緒にすり合わせれば大丈夫。
ぜひ楽しみながらやってみてくださいね。