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僕は現在、皆さまが書いた小説に感想文をお届けするサービスを販売しております。

小説ブログを運営しつつライトノベル新人賞に挑んでいる僕の率直な感想と、小説教本からの引用を交えた客観性も兼ね備えた感想文です。

以下は『超・小説感想』のサービス案内ページ↓

このページには感想文のサンプル全文を載せますので、ご参考にどうぞ。

ちなみに、サンプルとして書いているので未読の方に配慮して固有名詞の使用を控えていますが、実際の感想文では皆さまの小説に合わせてお書きします。


一応、参考までにこのたび感想文サンプルを書いた小説『ON-BEATER』の概要もお伝えしておきますね。

小説『ON-BEATER』とは……。

僕(サービス販売者・葛史エン)が書いたオリジナル小説です。

様々な種族が隊を組んで戦っている世界観で、主人公たちが戦場で医療行為を行う“医療隊”の結成を目指す物語。

第35回ファンタジア大賞(前期)にて3次選考、第10回オーバーラップ文庫大賞(第1ターン)にて2次選考までコマを進めました。


それでは以下より感想文サンプルになります!



 ○○さん、この度は小説の感想をご依頼いただき誠にありがとうございます!
 『ON-BEATER』を拝読しましたので、感想をお届けしますね。

 まず最初に小説賞の一般的な評価シートの項目に沿って総評をお伝えします。

 その後、「良かった点」と「改善案」を項目ごとに詳しく書いていきますので、参考になれば幸いです。

【総評(5項目)】

○ オリジナリティ
 複数の種族が登場するファンタジー作品は多いですが、各々が異世界に存在するという点が面白いと思いました。

 一つの世界に複数の種族が存在する場合、どうしても相互作用が生まれた世界になりますが、本作では独立した世界で歴史を刻んでいることで、種族ごとの特性が際立っていました。

 そういった種族が隊を組んで戦う点も魅力ですし、なにより主人公たちの目的が戦場下での医療行為という点が独特で素晴らしいですね。
 戦場での医療行為へルールを設けた上で、魅力的にするための世界観や能力、道具の存在もよく練られていました。

 種族ごとの世界、戦闘、そして医療と様々な要素を描ける、可能性に満ちたオリジナリティを感じました。

 ○ 世界観・設定
 オリジナリティで述べた通り、世界・戦闘・医療といった要素を魅力的に書くべく、とても考えられているように感じました。

 一方で、その考え抜いた世界観や設定を表現し切れていないように感じます。
 続編ありきの1巻……という書き方になってしまっているので、小説賞の受賞を目指すのであれば、この作品一つで完結させる意識が必要と思われます。
 後ほど詳しく書きますが、世界観そのものでも読者を楽しませられるとより良い作品になりそうです。

 ○ キャラクター
 生まれや育ちによる人格の形成、なによりトラウマによる影響を考慮したキャラづくりが成されていて、ファンタジー作品でありながらリアリティを感じました。

 とりわけ主人公とヒロインは、ストーリーの中で影響を受けて変化していく過程も丁寧に描けていて素晴らしいです。

 一方で、準主人公の二人に関しては、設定自体はよく考えられているようですが、作中での見せ場が不足しており勿体ないように感じました。

 ○ ストーリー・構成

  主人公とヒロインの関係を主軸に、感動的かつ説得力のあるストーリーに仕上がっていました。特に感情面の描写が丁寧で感情移入することができました。

  また、ラストシーンに繋げるための構成も見事で、主人公と旅人族の少年を対比する形での伏線は秀逸だった様に思います。

  構成の面でもよく練られ、とても整っています。

  ただ、ストーリーのための進行といった感じが否めず、遊びが少ないようにも感じます。
 エンタメ作品であることを意識し、より読者を楽しませられる要素もストーリー・構成に組み込めるとさらに良いですね。

 ○ 文章力
読みやすく、読者に伝えることを意識できています。

  一方で、小説文章(エンタメの文章)としてはまだまだ発展途上ですので、後ほどお伝えする改善案をぜひ参考にしてみてください。

 それでは、より詳しく良かった点をお伝えしていきます。

【良かった点①:主人公とヒロインの問題と感情に寄り添ったストーリー】
 主人公とヒロインに設定した問題(トラウマ)を、二人の感情を絡めながら解決していく形でストーリーを構築されたと思いますが、それが見事に上手く作用していました。 

 混血でありながら名門の家に生まれた主人公は孤独を抱えており、居場所を手探りしている。これは読者の共感を得やすい問題だと思いますし、そういう内面的な問題だけでなく、心臓の病や、力を暴走させるリスクのある身体であることなど、ぱっと見で分かる外面的な問題も設定できているのが良かったです。

 読者は外面的な問題に興味を惹かれながら読み進め、気づいたときには内面的な問題も気になってくると思います。

 ヒロインが抱える問題も秀逸でした。
 大きな目標を持つヒロインですが、その目標には大きなトラウマによる強迫観念も孕んでいる……。前向きな性格と相まって、読者は応援せずにはいられないはずです。  なにより二人が出会い、ストーリーを通して理解を深め、互いに問題を解決していく過程が素晴らしいです。

 単純な問題解決の物語でなく、一緒に過ごす中で自然に成長していく変遷が巧みに描けていました。

 成長した二人が作りあげるチームが今後どう成長し、活躍していくのか続きが読みたくなる作品です! 

 【良かった点②:プロローグが印象的で惹かれる】
 教本『ストラクチャーから書く小説再入門|個性は「型」にはめればより生きる』によると、「完璧なオープニング」には7つの要素が必要とのことです。

 以下はその7つになります。(詳細を学びたい場合は、末尾に参考文献を載せますので、よろしければ教本をお手に取ってみてください!)

① 物語の始まりより前から書き始めていない。
② オープニングで人物が登場する。それが主人公なら、なおよい。
③ 対立、摩擦、ぶつかり合いで幕が開く。 
④ 動きのある描写で始める。
⑤ 舞台設定を伝える。
⑥ 「場面設定」の映像イメージに読者を誘う。 
⑦ 作品全体のトーンが伝わる。

 『ストラクチャーから書く小説再入門|個性は「型」にはめればより生きる』より引用者が要約(※参考書①)
 『ON-BEATER』では、上記の大半を以下の形でクリアできていました!

① 主人公とヒロインの出会いから始まり、まさにここが物語が始まっている地点。 

② 主人公とヒロインが登場している。 

③ 兵士で在ることを貫こうとする主人公と、人命を第一に考えるヒロインの思想が対立している。(ただこれに関しては改善点も見られるので後述します)

 ④ 生死を賭けた印象的な戦闘シーンで始まっている。
⑤ 少し弱い印象があるものの、いくつかの種族が存在すること、敵は機械?であること、異界で戦っていることなど最低限の情報を開示できている。

⑥ 戦闘シーンから手術シーンへ繋げ、文体も変えることで映像的に見せている。 

⑦ シリアスな作品であること。なにより戦闘による死と、手術による蘇生で、「命」が一つのテーマになりそうな予感を描けている。

 ……③と⑤、そして⑥は完璧とは言えませんが、これだけ網羅しているのはほんとうに素晴らしいです。

 冒頭のシーンから引き込まれる作品になっていると感じました! 

 【良かった点③:シーンの役割を意識できている】

 おそらく意識して書いていらっしゃると思いますが、シーンの役割を明確に決めた上で書き切れていると感じました。

 プロローグで主人公とヒロインを登場させ、それぞれの信念を知らせる。旅人族の少年との出会いでは、人物紹介と合わせて世界観や設定を開示する。戦闘シーンに関しても、単に戦うのではなく思惑や葛藤を描く……。

 といった感じで、どのシーンでも意図が見て取れて素晴らしかったです。

 現状でも十分ですが参考までに、『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』という教本に「シーンの役割」として僕が感銘を受けた考え方があったので載せておきますね。 

 彼女は、シーンというのは、”ビジネス取引”の場なんだと説明した。金は絡んでいないかもしれないが、キャラクターのあいだでの政治的便宜、もしくは権力のバランスの変化がつねに絡むものなのだと。二人がそれ以上の人物が、そこにある一種の取引の処理に介入し、交渉なり闘いなりをくり広げる。新しい契約が結ばれた時点で、そのシーンは終わらなければならない。

 物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術より(※参考書②)

 上記の引用文で重要なのは、シーンは「二人以上の人物による取引」であり「取引が終わればシーンも終わる必要がある」という部分です。

 すべてのシーンでこれを意識する必要は個人的にないと思いますが、人物同士の思惑がぶつかり、何らかの決着をつけることは読者の興味を引きます。加えて、多くの作家が、シーンが役割を終えてもだらだらと続けてしまいがちなので、引き際を意識することでよりメリハリのある作品になっていくはずです。 

 【良かった点④:カタルシスを意識したラストの魅せ方】
 良かった点①でお伝えした通り、主人公とヒロインの関係による成長に沿ったストーリーが巧みな本作ですが、その総仕上げとばかりのラストが素晴らしかったです。 

 主人公の病をミスリードにしてのどんでん返しに「やられた……!」と思いましたし、旅人族の少年の容姿や発言を用いての伏線も見事に作用していました。

 欲を言えば、主人公やヒロインだけでなく、旅人族の少年(と父親)にももっと活躍のシーンがあると、この素晴らしいラストがさらに良くなるのではと思ったので、それも後ほどお伝えしますね。


 良かった点は以上になります。
 これ以降は僕なりに感じた改善案を書いていきます。ご納得いただける部分だけで大丈夫ですので、ぜひ有効活用してください! 

 【改善案①:サブ主人公の割合が少ない】
 旅人族の親子には、準主人公の立ち位置を与えているのが見受けられます。  
 この親子に設定された問題もまた、主人公やヒロインに劣らずよく練られていました。 

 それをクライマックスのどんでん返しに絡めていく工夫と手腕も見事です。

 一方で、この二人に読者が触れるシーンが不足しているように感じました。

 抱えた問題を解決するための最低限の情報は開示されていますが、あまりに登場シーンが少なく駆け足な印象を受けます。
 これでは読者が共感できず、せっかくの考え抜かれた設定が勿体ないのではないでしょうか。

 主人公とヒロインを主軸に据えているのは理解できますが、準主人公も重要な立ち位置にいますし、なによりクライマックスのシーンに大きく関与しているので、この二人にもっとスポットを与えることで、さらに感動的かつ骨太な作品になると思います。 

 具体的には、以下のようなシーンを取り入れてみるのはいかがでしょう?

 ・ 「父親は実は息子のために動いているが、息子はそれを知らない」という構図なので、ここにもっと共感してもらうために、二人が言い争うシーンがあると良さげです。(キャラの性格上、「父親はあくまで冷静だが頑な」「息子は普段の冷静さを忘れて取り乱す」という形でぶつけるのが良いと思います) 

 ・ 息子は異界、しかも異常者が集まる場所で育ってきたのですから、そのあたりの価値観をもっと見せても良さそうです。「反面教師で常識人に育った」を匂わす描写もありましたが、少しは異常さや非常識さを見せるとキャラクターに奥行きが出そうなので、主人公やヒロインとの絡みでそのあたりを表現するシーンを追加すると面白いと思いますよ。加えてその際、感慨深げ(あからさまではなく匂わせる程度)に成長する息子を眺める父親、という描写を一つ加えるだけで父親の新たな一面も見せることができそうです。

 ・ 最後に、これは賛否あると思いますが、今は会話の中でしか登場していない母親を回想で直接登場させても良いと思います。その場合は準主人公の回想を取り入れることになり、主人公が主軸の構成からいっとき離れることになるので、回想シーンを必要以上に長くし過ぎないことと、その回想を聞いた後の主人公やヒロインの反応もちゃんと書くように意識してくださいね。 

 【改善案②:プロローグでの対立・葛藤に関して】 
 良かった点②で挙げた「完璧なオープニング」に必要な要素③に関してです。 

 主人公は兵士としての責務、そして誇りを重視する。一方のヒロインはとにかく人命を救おうとして躊躇しない……。
 ここは対立を表現できていて素晴らしいです。

 ただ、葛藤に関しては弱い印象を受けます。

 主人公は最初こそヒロインの医療行為を止めようとしていますが、すぐに考えを変えて協力してしまっています。
 ストーリーの進行上、ここでヒロインの意見が勝たねばならないのは理解できますが、せめてもう少し、主人公が葛藤する描写を増やしても良さそうです。 

 完璧なオープニングにおける対立・葛藤に関する内容を、以下に引用します。 

 二者の間で葛藤がなければストーリーは生まれません。「核ミサイル発車寸前」といった深刻なものでなくてもかまいませんが、少なくとも登場人物が誰かと、あるいは何かとすでに対立していること。「もめている」「うまくいっていない」「思いどおりにいかない」という状況があれば、読者は続きが読みたくなります。「続きが読みたい」と言わせるのが、オープニングでの使命です。』

 ストラクチャーから書く小説再入門|個性は「型」にはめればより生きるより(※参考書①)
 ここで言う「思いどおりにいかない」が今は弱いので、読者も納得できる理由を添えながら主人公が心変わりする過程も明記したほうが、より魅力的なプロローグになりそうです。

【改善案③:主人公が姉の命令で家を出るシーン】
 一般的にストーリーには、それまで主人公にとって“普通“だった環境から抜け出すシーンが必要です。

 本作で言えば、主人公が姉に命じられて育ってきた家を出ることになるシーンですね。
 このシーン、とても説得力があって主人公やヒロインのキャラクターも上手く描けていました。

 一方で、ここはさらに鮮烈にできると感じました。

 教本『キャラクターからつくる物語創作再入門——「キャラクターアーク」で読書の心をつかむ』をもとにお伝えしますね。
 この教本はいわゆる「三幕構成」をキャラクターの変化に注目しながら解説していまして、個人的にはかなりオススメな一冊です。

 この教本では、本作の主人公が家を出るような出来事を“プロットポイント1“と称して、詳しく解説していました。

 以下に引用します。 

 ○プロットポイント1は全体の二十〜二十五パーセント経過地点にあたり。
 ○プロットポイント1で第一幕の設定は終わる。
 ○プロットポイント1で人物は「普通の世界」から旅立つ。
○プロットポイント1もしくはその直後で人物は後戻りできない決断をする。
 ○プロットポイント1はたいてい大きなシーンになる。スリラーやアクションものでは何かが勃発する。恋愛ものでは初めてのデートなど。

 『キャラクターからつくる物語創作再入門——「キャラクターアーク」で読書の心をつかむ』より(※参考書③)

 本書では、ストーリー全体の25%を第一幕(設定の開示等の段階)として、その直後にプロットポイント1として「普通の世界から旅立つ」シーンを置くことを推奨しています。

 本作での「主人公が家を出て、ヒロインと共に異世界へ行く」はまさにプロットポイント1と言えます。 

 では、このシーンを上記の引用文と照らして見ていきましょう。 

 まずシーンの位置ですが、主人公が門をくぐって異界へ行くシーンの終わりが全体の約20パーセントですので、概ね良い位置にあります。(欲を言えば、もう少し後ろでもOKなので第一幕をもう少し充実させるのもアリですね) 

 その他の項目も概ね満たしていますが、今回注目したいのは「人物が大きな決断をする」。そして、それが「大きなシーンである」ことです。

 現状、主人公は、姉を交えたヒロインとの対談によって異世界へ旅立ちます。

 このシーン自体は知的かつ、登場人物三人のキャラクターや思惑も表現できていて素晴らしいです。

 しかし、主人公は姉の命令で家を出る形であり決断していないのと、対談のシーン自体は秀逸ながらインパクトに欠けるという印象を受けました。

 個人的にですが、以下のようなシーンを事前に加えるが良いと思います。

 ・ 主人公が育った世界の常識と、ヒロインの信念が衝突する事件が起きる。(主人公の世界では医療が軽視されていることからヒロインが非難され、主人公はとっさに助ける、など)ヒロインを放っておけなくなって、家を出る決断に繋げる(あるいは理由の一端にする)感じ。

 ・ 姉のキャラが良く、加えて極めて強いという設定なので、姉と主人公を戦わせる。負けたら大人しく旅立つなどの条件を出し、主人公がどうしても家を出たくない意思を戦闘の中で見せる。 

 いずれにせよ、主人公自身が決断する、あるいは致し方ないとして姉の命令に従うにしても抵抗の姿勢を見せるといった表現があると良いですね。

 【改善案④:堅実な文章から離れる】
 文章と文体に関してです。

 まず、正確に読者に伝えられるだけの文章力は備えています。ここがしっかりしていないと、いくら他の要素を工夫しても良い作品にならないので素晴らしいです。

 しかし、正確に伝えようとするあまり文章が冗長になってしまっています。 

 ・ 主語をすべて書く必要はなく、リズムを考えて省くことも考える。(例えば、誰の発言か明確な「」のすぐ後ろなら主語は省ける。誰の行動か限定される場合も同様) ・ 発言した内容と同じ事を、地の文でくり返す必要は基本的に無い。(地の文で詳しく補完、解説するのはOK)

 ・ シーンの目的は意識できているので、同じ要領でその文章の意図も考えながら書く。

 といった感じですね。

 小説文章は正確さも大事ですが、それ以上にストーリーや世界観を読者にどう伝え、感じさせるかも重要です。 

 正確性の次の段階として、書いているのが表現作品であることをもっと意識してみてください。 

 それともう一点。

 語彙力はそれなりにあって飽きの来ない文体になっていますが、感情や情景の描写はまだまだ豊かとは言い難いので、そのあたりも意識できると良いと思います。

 特定の作家でなくジャンルの異なる作家の小説を読んだり、映画や音楽など小説以外の創作物に触れるなどして感性を磨いていって下さい。(その際は漫然と楽しむのではなく「なぜこの表現が上手いと感じるのか?」「この表現はどういう構造なのか?」といったことを意識してみてください) 

【改善案⑤:理路整然としすぎている。もっと世界観を活かすべき】
 主人公とヒロインが成長し、序盤で提示した目的を達する。そのために各シーンに目的を持たせて配置、さらにはラストシーンで驚きを演出するために伏線も緻密に考えてある——。
 とても理知的で整った作品です。

 一方で、ストーリーを書き切ることに終始しすぎていて、読んでいて物語や世界へ没入しにくい感じもしました。
 無駄な要素をだらだらと書く必要はないものの、もっと登場人物たちの日常が見えるようなシーンを取り入れた方が感情移入しやすいです。

 世界観に関しても、各種族の特徴や各世界、文化がすごく考えられているのが感じられますが、それを表現し切れていません。

 日々の現実から離れて創作の世界に入り込んで楽しむことは、小説を読むことの醍醐味でもあるので、世界観や設定だけでも読者の空想が広がるようにできると、もう一段上の作品に仕上がると思います。

 感想文は以上になります。

 分かりにくかった内容や疑問点、追加の質問などあれば遠慮なくお申し付けください。
 また、作品外のことでも、創作に関することなら雑談も大歓迎ですので、引き続きトークルームでよろしくお願い致します! 

 なお、この度の感想文で引用した参考書は以下の通りです。

 参考書①:ストラクチャーから書く小説再入門|個性は「型」にはめればより生きる 著:K.M.ワイランド 訳:シカ・マッケンジー 出版:フィルムアート社 (2014/3/24) 

 参考書②:物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術 著クリストファー・ボグラー&デイビッド・マッケナ 訳:府川由美恵 出版:KADOKAWA (2013/9/27) 

 参考書③:『キャラクターからつくる物語創作再入門——「キャラクターアーク」で読書の心をつかむ』著:K・M・ワイランド 訳:シカ・マッケンジー 出版:フィルムアート社 (2019/3/25)


感想文サンプルは以上です。

ご依頼が重ならなければ、早くて1週間、遅くとも4週間で感想文を納品できますので、よろしくお願いします!


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