さて、今回から12回に分けて天中殺の後天的な運勢のリズムを紹介していこうと思います。
第54回 「後天運 子丑天中殺」
~大小2つの天中殺が訪れる二極運~
子丑天中殺の特徴は、12年のサイクルの中で、幸運期が大小2回訪れることです。
逆を言うと、運の低迷期も2回あるということです。
まず、子年と丑年は天中殺期間のため低迷しています。それを過ぎると、運気は緩やかに上昇し、天中殺明けの2年間は自分を積極的に売り込むことで、その後の経済力がアップします。特に寅年は自己PRのチャンスの年です。
ここで認められると、辰年で社会的な地位が得られ、巳年で財運をつかむとされています。
そして、問題の乱運期である午年と未年。
ここを上手に切り抜ければ運気は飛躍的にアップし絶頂期に達します。
この申年、酉年、戌年の3年間は、単に、人気運・勝負運という言葉では言い尽くせない幸せオーラに包まれます。
経済的に恵まれることはもちろん、特別な努力をしなくても自然に前へ、上へと引き立てられます。
長年の夢を実現できる可能性も大いにあります。
最後の亥年は、運気はダウン傾向にあります。
天中殺がはじまるサインが出始める時期のため、気持ちを切り替えて天中殺に向けて心の準備をしておく期間となります。
災いを払い、ツキを呼び込む過ごし方
子丑天中殺の幸せは二極化する運気をどう乗り切るかにかかっています。
天中殺期間と午年未年の低迷期をいかに上手にやり過ごし、運気が上昇に転じた時を逃さず、
速やかにスタートダッシュして大きな幸運をつかむかが勝負の分かれ道です。
子丑天中殺は、天中殺や低迷期の良いんや後遺症が全く残らないので、できるだけダメージを被らない過ごし方を心掛けましょう。
子丑の年の天中殺では、有形、無形のさまざまな天中殺現象が起こりますが、特に目上や社会的なトラブルが起きると大きな問題に発展しやすくなります。
伝達をつかさどる北の座が天中殺に入るので、コミュニケーションがうまくいかないことが火種になりやすいため、連絡を徹底的にする、安易な噂話や陰口は慎む、周囲の無責任な発言には振り回されない、など注意が必要です。
午・未の年は、家庭内でトラブルが発生し、精神的に振り回されてへとへとになる場合が多いです。夫婦、親子など親族間での意見の食い違いが争いの元となります。
不満があってもこの時期はぐっと抑えて、調整役に徹しましょう。