わたし「勘違い?」
ニュー「光とつながる状態を築き上げる身体と魂のアセンションは、成長なんかじゃない」
参謀長「あれは、「はっぱ」だ。爆発なんだ。ダイナマイトを置いて、爆発させる」
ニュー「原子力の発電マシーンと同じ。爆発でエネルギーを生む」
わたし「アセンションすれば、ずっと光に繋がれるものかと・・・」
ニュー「ちがう、それは絶対に誤解しやすい考え方だ」
参謀長「もう一度整理しよう。あなたは思考力を上げれば、現在の宇宙の支配権を争っている闇の集団や光の集団に打ち勝つことができると考えた。しかし、やつら者どもに思考力を増幅して合わせなくても、思考力を上げなくても、あなたは自分自身を満たすことで彼らを屈せるほどのエネルギーが生産される魂を持つことができる。
光としょっちゅう密度に繋がらなくても、感情と体感のエネルギーによって自分自身を満たすことができる。ここまではいいか?」
わたし「はい、把握できてます」
参謀長「闇の崇拝者は、闇と密度になることでエネルギーが生産される。光の崇拝者は、光と密になることでエネルギーが生産される。それがネガティブであろうと、ポジティブであろうとも、エネルギー量は同じなんだ」
わたし「なんと・・・それはまことなのでしょうか」
ニュー「真実だ。次いで、あなた方のような人類は光にも闇にもほどほど、光と闇は触れ合うことが好ましい。なぜなら、光と繋がっても闇と繋がっても、ポジティブなエネルギーに変換できるからだ。つまりね?こういうことなんだよ。シリウス系の思考型という存在はエネルギー変換できることに長けていない、地球型人類の体感型という感情的な動機で動く生命エネルギーはエネルギー質を変換することに長けている」
わたし「それが、私たちの能力なんですね」
ニュー「そうだよ、あなたという魂の質は特にそうだ。エネルギー質変換に長けている」
わたし「エネルギーを増幅させたり、減少させたりする能力はあなた方の方が得意なんですね」
ニュー「僕が言いたいのは、効率を計算する能力に長けた存在「効率の良さだけで生命力が退化した惑星」の末路を経て、地球に親切心でやってきたり、生命力を奪おうとした存在がいるってことを改めて認めてほしいんだ」
わたし「認めたらどうなるんでしょうか」
ニュー「憧れがなくなる。あなたには、あなたにしかできないことをしたくなくなる。あなたが、あなたにしかできないことをすべてやり尽したとき、果てが見えた時にようやく新しい分野にチャレンジしたくなるということなんだ」
わたし「わたしの才能を余すところまで使う道筋がたったときに、ようやく思考型のエネルギー分野を伸ばし、思考を複雑にすることが楽しめる、という風に受け取りました」
ニュー「今はそれでいいよ」
わたし「では、複雑な方の計画思考は任せるとして、わたし達の感情記録を分析したり、解析してあなた方が考えてくださった未来選択から私たちが決定するのは変わらないのですね」
ニュー「そうだね、それはそうだよ」
参謀長「同時に、思考型の楽しみも配慮して決定するという考慮意識を忘れないことが望ましい」
わたし「あなた方のような知的好奇心が高い思考型の人たちに現状のエネルギーを分析してもらい、さらによりエネルギーが面白く増幅したり減少したり道を変えたりする方法を提案してもらい、私たちが生命力を使ってエネルギーにアレンジを加えるたまに何を実行したらいいか、あなた方から提案された選択肢から選びだすことによって時代は変化していくということでしょうか」
ニュー「そこまでわかれば理解は早いと思うけど、理解だけでなく実行するとしたら、理解だけじゃだめだ。もっと魂と向き合わないと。自分を認めないと。あなたは現在、思考型じゃない、感情と体感型の魂だ。エネルギーを増幅したり減少させることは得意ではないし、できたとしても思い通りうまくできない。これが今のあなたという個性なんだ」
わたし「なるほど。己を見つめよ、認めよということですか」
参謀長「思考をほどよく伸ばすということはできない。思考を一気に伸ばすためには、こちら側に来なければならない。感情成長を一時捨てて、思考を伸ばす方向へ行かなくてはならない。前よりも無感情になる。感情と一緒に、現実の思考力の限界点を超えることはできない」
わたし「あなたのような人々の思考型に憧れていたんです」
ニュー「そういう人々は多いよ。シリウスだって、自分たちよりももっと直感だけで生きているようなセントラルサン人に憧れてここまで目指してきた。自分を否定しながら、自分の殻を破って憧れの存在になれると信じていながら。しかし、セントラル人のような存在は地球人類の方が目指しやすいんだ。
僕らはね?あなた方を見ながら、「もっと良く分析して考えれば、地球人よりも体感型をうまくできる」と思ったんだよ。でも、できなかった。なんど星の住民を犠牲にしても、ね。それは宇宙の、シリウス人たちが正面から向き合いたくない真実の歴史なんだ」
わたし「宇宙に居る思考型のあなた方に思考を任せるという意味では、神の意志に従うという意識はあながち間違えでなないのですね」
参謀長「その通り。しかし、思考力が高い存在に選択権まで任せてはならんのだよ。提案はひとつじゃだめだ、提案が一つしかできない高次元の存在など、思考指数が高いとは呼べない。次元共有できる器の魂を所持してることにならぬのだ」
わたし「つまり、わたし達人類の思考力はシリウス人のような高度な科学力を持っている人々には、現状で到底かなわないけれど。受け取ったエネルギーをどんな質のものに変えられるか選択できる、ということを心して取り掛かることですね。わたしたちの選択権を思い出す」
ニュー「うん、僕はあなたと対等になることで、僕の力は存分に発揮される。怖がりのシリウス人たちは、あなたのような感情を重んじる人類に全力で自分の力を認めてほしくないみたいだけど」
わたし「エネルギーの増幅や減少をする提案者、つまり思考型の協力者は本当に良く選ばなければなりませんね。思考型の欲望のままに、私たちの生命エネルギーは使われてしまう」
ニュー「そうだね、だからこそハイヤーセルフとつながると良いとされているんだ。基本的には、魂は色んな魂と共同体だから、自分の分身である思考型の方の魂と繋がれば、他人の欲望ではなく自分の欲望を素直に分析してくれるものだよ」
わたし「自分の感情型の魂が存在していると同時に、自分と似た思考型の魂が存在しているんですね」
ニュー「似ているというか、対になっているんだよ。魂は決して一人ぼっちで生まれたりはしない。僕にもハイヤーセルフがいるけれど。僕はあまり社会経験と言うものがないから、つながることは難しい。不思議な話と思われるかもしれないけれど、自分と同じ魂の性質だとしても、自分と違う魂の型であるエネルギーの使い方が違うハイヤーセルフと繋がるには、他人という存在が仲立ち役になることで果たされるんだよ」
参謀長「己である自身を深く深く知るためには、己とは違う存在と出会うことで、自分の才能がみつかる。自分にはもたない異質だと思われた才能を持つ魂の分身、ハイヤーセルフと繋がることによってエネルギーに忍ばれた才能は新発揮される」
わたし「他人という異質なものが、わたしの魂の家族を思い出させくれるんですね」
ニュー「エクセレント!そこまでくればわかるだろう?」
わたし「わたしには、わたしのやってみたいことのために、才能をもっと使いたいと思ったから。だから、地球人類から離れた先に向かう、あなた方という存在である異質な人々であるあなた方に出会ったのですね」
参謀長「その通り、私達はあなたとは違う。異質そのものだ。しかし、こうして語り合えている、それはなぜか。単純なこと、私達の会話全て好奇心によって繋いでる。好奇心だけは、あなたと私は同じなんだ。これがわかれば、次に果たすべきことが見えているはず」
わたし「参謀長、あなたはとてもユニークですね。感情型と思考型の橋渡しなんですね」
参謀長「ふたつを分析する事、これを喜びとする。僕の思考の遊びさ」
わたし「ニューシリウス、あなたは徹底して思考を使いこなしていくのですね」
ニュー「だって面白いじゃないか、もっとあなたを通して感情というものを見て感じてみたい。僕は自分にできないことを即認めるよ?得意なことはあなたに任せて、もっと感情豊かな場面をあなたを通してみたい。ほんの少しづつだけど自然と僕にも感情と言うものは育っていく。これを楽しみとしない人生なんて今じゃ想像すらできないよ」
わたし「みなが、遊び合えば、なんの負目もなく進化していく。交合っていく・・・」
ニュー「さゆり、あなたが僕らを繋いでくれた。ありがとう」
参謀長「まだまだ、こんなものではないはず。もっと交わって選択して思考してエネルギーを加工し合えるはず」
わたし「そうですね、できますよ、私達なら。ただ、私には「熟睡したい」「安全な街を散歩したい」という欲以外、エネルギーを使いこなすことができません。あなた方と遊ぶことにもっと欲が必要な気がします」
ニュー「また気が付いたら教えてよ、あなたの欲を。きっと楽しくなるはず。楽しみにしてるね」
わたし「期待されてしまいましたか。」
参謀長「では、今後は私達があなたが必死になって時間をかけていた出来事を、代わりに分析する。この為に思考を使う」
わたし「ありがとう。私はエネルギー加工に尽力を注いでみようと思います。以前よりもずっと楽し気に」
ニュー「ありがとう理解してくれて、これで僕も楽になるよ。さゆり、僕が好きになったあなたそのままでいてね、なんて言わない。僕は変わり続けるあなたを愛してみよう。あなたも、エネルギーが変化し続ける自分を受け入れて認めて愛してみてね」
参謀長「私達は質の変化よりも増減という波を楽しむために術を使いこなす魂の存在、役に立つ。私も遊ぼう。増減について、変化に伴う効率、選択から得られる可能性など助けとなるだろう」
わたし「ありがとうございます。では、今後は思考を増強させるという意識から、己の才能を発揮するために、魂の使い方は違うけれど魂の分身であるハイヤーセルフと繋がります。前よりも、ずっと近くに近づけます」
ニュー「まずはそこから、だね。やってみよう。良い具合だ。良くなるよ」
参謀長「まず手本だ、あなたが幸せになってほしいと願う前に、こうして心を密にしていくのだと体現する、それがあなた達によってより良い変化となるだろう。私からはこう提案する」
わたし「わかりました。やります。今日はありがとうございました」