エレメントを集めることから始める魔術入門

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「魔術ってどういうものですか?」

その質問に対して、私は簡単にまとめて「魔術とはこういうものです」というような答えを出す気はしません。
私が「簡単に答えを出さない」のには理由があるのです。
「答え」とは「意味で固めた理屈」ですが、魔術は意味で固めるほどおかしな論理になってしまうこともあるのです。
「魔術」について感覚を深めたい、感覚を摑みたい、と思ったならば、まずは「自分の好きなもの」について考えてみましょう。
なぜ「自分の好きなもの」について考えるのかというと「最も自分の意識の深い部分と繋がっている」からです。
「最も自分の意識の深い部分」と魔術(自分の中に潜む能力)は関係があるのです。
あなたには「好きなもの」は何かありますか?
「好きなものがある」もしくは「なんとなく好きなものがある」のならば「それは、どのような系統のものか」考えてみましょう。
それは「どこの国のものですか」「いつの時代のものですか」「その社会背景に宗教は存在しますか」
考えてみてください。
「いや、それはどこの国か、いつの時代かわからない」という場合もあるかもしれません。
例えば「アニメ」「映画」「ゲーム」であれば「社会設定自体が存在しない」ともいえます。
しかし、そのような虚構であっても「どこかの時代の社会背景を似せている」ということもあります。
その物語の原型となる構造の源をさがしてみましょう。
ここで考える「好きなもの」は「どこの国(地域)のいつ時代のものか」です。
整理はつきましたか?
では次に「あなたが好きと思える国や時代」について考えてみましょう。
そこには、どのような「物」がありますか?
★水を入れる器はどういうものか
 ・コップ・グラス・ゴブレット・湯呑・コーヒーカップ・花器など
★火を焚くための道具はどのようなものをつかっているか
 ・香炉・お香立て・キャンドルホルダー
まずは「水を容れるもの」と「火を焚くもの」を揃えましょう。
道具は、自分が「好き」と思えるもの「綺麗」と感じたものを揃えます。
「いいな」と思える道具を揃えたら、自分の机の上や、自分の部屋のどこかに「小さな祭壇のようなスペース」を作ります。
祭壇には、素敵と思える器や、素敵と思えるお香立てを置きましょう。
そこを自分の中の「聖域」にします。
器には水を入れてもいいし、花を生けてもいいですし、何も入れなくてもいいです。
お香立ては、お香を入れてもいいし、それに火を灯すも灯さないも自由です。
ここでは、自分が見て「癒しを感じる」と思える領域が作ることが目的です。
「癒しとは何か」を考えてみましょう。
「深さがある」「広がりがある」「優しい」「攻撃される恐れがない」「懐かしく感じる」
「束縛がない」「自由だ」「不安がない」「安心する」「安眠できそう」「嫌なことを忘れられる」
まずは「リラックスする」ということが大事です。
一日のうち、寝る前だとか、一週間のうちの週末など「自分の中の特定の時間枠は祭壇に向かいリラックスする」ということをしてみましょう。
深くリラックスできるようになったら、自然と「自分の潜在意識が仕向ける方向に引き寄せられていく」と思います。


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