さて、前回、解体のお祓いのお話をいたしました。
解体してから更地になり、そして地鎮祭を行います。
そして、家が完成した後(本来は上棟祭もある)
引き渡しの段階でお家のお祓いをすること
これを「家移り清祓い」と言います。
このお祓いを持ちまして一連のお家の祭典は終了します。
本来であれば、家が完成した後、家の神様、竈の神様、水の神様、そしてご先祖様をお迎えして、初めて「家」となるのです。
家という漢字は。うかんむりに豚、と書きます。
これはお供物を意味するそうです。
つまり家というのは、単に建物だけを指すものではないということです。
どうか、そんなところも含んでいただき、新しい家に想いを馳せていただければと思います。
もし、お祓いをされなくても、大丈夫ですが、近くの神社へお参りに行き、「どうか見守ってください」とお願いはされた方がいいと思います。