ニッチな性癖から夢小説まで！「あなただけの物語を創る」オーダーメイド小説の魅力とは

オーダーメイド小説と聞くと、わざわざ小説を依頼するの？　電子書籍にして販売するため？　と思う人は少なくないでしょう。

しかし、案外オーダーメメイド小説は、個人で楽しむように依頼される方のほうが多いんです。なぜなら、オーダーメイド小説は自分専用にカスタマイズされた同人誌のようなものだからです。

今回はオーダーメイド小説の魅力や可能性、プロセスについて紹介します。

オーダーメイド小説とは

オーダーメイド小説とは、お客様の要望をヒアリングによって聞き出し、こういう小説を読みたかったと感じてもらえる小説依頼サービスのことです。

世の中に出回っている小説は大変素晴らしいですが、自分の好きなものだけが詰め込まれた小説を探すのは非常に困難です。

しかし、オーダーメイド小説を依頼すれば、性癖、フェチズム、趣味趣向など、あなたの欲望を実現した小説を手に入れることができます。

オーダーメイド小説のプロセス

オーダーメイド小説の依頼を受けた後のプロセスは以下のとおりです。

①ヒアリング

1つ目は「ヒアリング」です。

オーダーメイド小説の依頼をしてくださるお客様には2つのタイプがあります。

①簡単な指示だけする人
②めちゃくちゃプロットとか用意してくれる人

①の場合ざっくりしすぎて私の考える方向性とお客様の考える方向性が噛み合っているのかとても不安になるため、私からの質問が非常に多くなります。

②の場合、もうすでにびっしりと書き込まれているので、そこからわからないことだけを聞き出せばいいので、ヒアリングの時間が短縮されます。

私の場合、オーダーメイド小説のヒアリングの際にお客様へ必ず投げかける質問は以下のとおりです。

・絶対に入れて欲しいシチュエーションや内容、要素はなんですか？
・絶対に入れないでほしいNGなシチュエーションや内容、要素はなんですか？

この２つを聞いておかないと、お客様と私の解釈が不一致になる可能性が高くなるため、非常に重要だといえます。

②プロット構築・提出

2つ目は「プロット構築・提出」です。

ヒアリングの内容を元にプロットを作成していきます。

プロットとは、書き手自身が内容を整理するために、小説のストーリーを短くまとめたあらすじのようなものです。 （ようなものであって、あらすじではない）

起承転結に書き出していき、それをオーダーメイド小説を依頼してくれたお客様に提出します。この時点でここはこういう流れにしてほしいと修正依頼が来たら修正し、再度提出。それを繰り返して、プロット構築・提出は終了です。

③ 小説の執筆

3つ目は「小説の執筆」です。

いよいよ、プロットを元に小説の執筆を開始します。

私の場合、まずプロットの文章を原稿に貼り付けます。そして、小説を執筆し、プロットの内容の書かれている部分まで書けたら、プロットを消していきます。

そうすることで、視覚的に今どこまで書けているのかわかりやすく、プロットの文章が全て削除されたら小説の本文執筆完了となります。

④修正依頼と納品・評価（レビュー）

4つ目は「修正依頼と納品・評価（レビュー）」です。

オーダーメイド小説が完成したら、お客様に提出します。この時点で修正依頼があれば修正を行います。

修正依頼がなくなったら、文字数をカウントし、指定された文字数より超過した文字数の文の金額を計算し、おひねりで支払いお願いしますと告げます。

おひねりを確認できたあと、正式な納品として取引終了です。あとはお客様に承諾シていただいた後、評価（レビュー）をお願いして終了します。

オーダーメイド小説の可能性

オーダーメイド小説の可能性はたくさんあります。今回はその内の3つを紹介します。

①自分の欲しいだけが詰め込まれた小説を形にできる

1つ目は「自分の欲しいだけが詰め込まれた小説を形にできる」ことです。

性癖に刺さる小説は世の中にたくさんありますが、自分が望んだものだけが詰め込まれた小説はなかなか見つけるのは難しいです。

その点、オーダーメイド小説なら、執筆前にしっかりとヒアリングをするので、自分だけのほしいだけが詰め込まれた性癖に刺さる同人誌を作り出すことが可能です。

②世の中にまだない需要を満たすことができる

2つ目は「世の中にまだない需要を満たすことができる」ことです。

二次創作の小説は世の中にたくさん出ています。しかし、自分が好きになったキャラが超マイナーなちょい役キャラの場合、同人誌として出されていない可能性があるんですよね。

しかし、自分が好きなのはその超マイナーなちょい役キャラ。自分で書ければいいが書けない。そんな場合、オーダーメイド小説を依頼することで、本編ではたった１ページの端っこにしか出てこなかった、超マイナーなちょい役キャラクターが主人公の小説を読むことが可能です。

③自分の子の物語を生み出すことができる

3つ目は「自分の子の物語を生み出すことができる」ことです。

自分でキャラクターを作成した場合、その子の物語が読みたくなるでしょう。自分で書いてみて満足するならそれでいいんですが、イマイチ納得いかないとなる可能性があります。

そんな場合、オーダーメイド小説では自分の子をどういう場面でどう活躍させてほしい、敵に捕らわれて欲しいなどカスタマイズするように依頼することが可能です。

オーダーメイド小説の事例

実際に制作してきたオーダーメイド小説の中から、特に印象的な事例を紹介します。

①電子書籍用の小説依頼

1つ目は「電子書籍用の小説依頼」です。

電子書籍を出したいので、自分が考えたあらすじを元に小説を書いて欲しいという依頼でした。短編小説をいくつかまとめた形になっており、ストーリーもあらすじの時点ですごく読んでいてワクワクするものでした。

納品後、Kindleに出版されていました。普段は個人で楽しむ依頼の方ばかりなので、自分の作品がこうして世の中の多くの人の目に触れるんだと思うと少し嬉しかったです。

②R-18のフェチズム小説

2つ目は「R-18のフェチズム小説」です。

元々商品タイトルが「あなたの欲望を小説にします」だったので、この小説依頼がほとんどです。人間の数だけ性癖があるんだなぁといつも思いながら書いてます。

この小説を依頼されるお客様は、みんな納品した小説を電子書籍にして販売するというわけではなく、個人的に楽しむ用に保管しているようです。

③二次創作や夢小説依頼

3つ目は「二次創作や夢小説依頼」です。

二次創作の場合、私自身がまったく知らない作品でも依頼されることがあるのですが、その場合私がリサーチするのと同時に、お客様視点から見たキャラクターや作品の内容を教えてもらってからプロットを立てています。

たまに私自身が思い入れのあるアニメの依頼があって、「あぁ、その二人をカップリングさせるのね」と思うとにやにやしてしまいます。

夢小説は、普段はまったく書かないのですが小さい頃は自分を主人公にしてアニメに入ったらどうなるだろうとか妄想したよなぁとか考えながら若返ったような気持ちになって書いてます。

まとめ

オーダーメイド小説の魅力や可能性、プロセスについて紹介してきました。以下はまとめになります。

・オーダーメイド小説とは、個人の性癖や趣向を含め、あなたが望むどんな物語も創造することが可能であり、個人の独特な要望や夢を形にすることができる唯一無二のサービス

・オーダーメイド小説は、ヒアリングから始まり、プロット作成、執筆、修正というプロセスを経て、クライアントの理想を具現化した作品が完成する

オーダーメイド小説では、自分だけの特別な物語を通じて、超マイナーキャラクターやオリジナルキャラクターの独自の物語を実現する喜びを提供可能

オーダーメイド小説は、読者自身の想像を超える物語を現実のものとする力を持っています。

個人の内面に深く響く、完全にオーダーメイドされた物語を通じて、新たな価値を創造し、読者にとってかけがえのない作品を提供することができる魅力的な商品といえるでしょう。

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