占いに来ない人:占い師なつたまの日記

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 父方の家系はごく自然に霊感があり、よってギャンブルにはまる人がいなかった。宝くじも買わない。 
それは結果がわかっているので射幸感が無く、特に楽しくないからだそうだ。 自分の馬券や買った宝くじが「当たらない」ことだけわかる人が多く、いつどこで買えば当たるかまでは解らない。当たったところでそんなところで運を使ってどうするのかという考え方の人が多く、またしれっと観光地ではGoogle MAPでなくその辺りをウロウロしている甲冑の怨霊に道を聞いたりしているので、こういう人は、占い師になることはあっても、占いに客としてくることは無いのである。

 また、結局、世の中は「金」と「時間」に丁寧な人が勝つという鉄則があると思う。

 知り合いは金と時間に非常にルーズで、突然連絡してきてわたしにも無料で占いをさせようとするのだが、(ちゃんと時間を守り正規のお金を下さるお客様に申し訳ないから、無料で突発的な占いは受けません)聞くまでもなく、悩みの根本はお金と時間のルーズさが原因である。

 金と時間を丁寧にするということは、人間関係を丁寧に扱うということである。 
 どれだけ凡庸な人間でも、この2つさえ他人に迷惑をかけなければ、 大概の人は大きな、大きな信頼を得る。 そしてその信頼は金も時間も融通が効くほどの効力を持つ。 ただ、信頼されている人は、どんなに権力を持っても、不思議と金は値切らず時間も守るのである。  
 遅刻というのは、他人の時間を奪うことである。
 もう取り返しがつかない。だから、それを上回る埋め合わせが出来るかどうか。 特に、連絡のない遅刻というのは、相手の命を無駄遣いしているに等しい。これを、大袈裟ではないと捉えることが出来るか。

 他人の仕事の値段を値切ること、極端に割り勘に応じないこと、タダ働きをさせること、冠婚葬祭で気持ち程度のお金を出さないこと。 金にだらしないのは、相手の生活を軽んじているということである。どれも「情」「気持ちの問題」では片付けられないから「時計」と「金」という手段があるのである。

 占いに来ない人というのは、上記を守れている場合が多く、占いに頼る前にまず助けてくれる人が出てくる。 
 それでも、逆に金や時間を守る紳士的な人でも、相手に負担になってしまうような相談事や、誰にも言えないことを静かに話して下さる方が、占いの扉を叩くと大きな効果を発揮する。
  人智を尽くして天命を待つ、の「人智」が金と時間を守ることで、天命がスピリチュアルメッセージということになります。

 金も時間も大事にして、Google MAPの代わりに甲冑の怨霊に話しかけていた従兄弟が栄転した記念に。


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