WordPressで遭遇するメモリ制限エラーを解決する方法

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IT・テクノロジー
[👦質問者]

WordPressでサイトを構築する際、遭遇するかもしれない「メモリ制限エラー」とは具体的にどのような問題で、原因と解決策には何があるのでしょうか?


[😺阿修羅ワークス]

WordPressでサイトを構築する際に遭遇する「メモリ制限エラー」とは、WordPressやそのプラグインが正常に機能するために必要なメモリが、サーバーの設定によって制限されていることで発生する問題です。

このエラーは、「Allowed memory size of xxxxxx bytes exhausted」という形で表示されることが多いです。

原因


WordPressのデフォルトメモリ制限

WordPressはデフォルトで、PHPのメモリ制限を40MBにセットしています。
プラグインやテーマがメモリを大量に消費する場合、この制限を超えてしまいエラーが発生します。

ホスティングプロバイダーの設定

多くのホスティングサービスがサーバーのリソースを保護するためにPHPのメモリ制限を設けています。

この設定が低い場合、エラーが発生します。

解決策


wp-config.phpの編集


wp-config.php ファイルに define( 'WP_MEMORY_LIMIT', '256M' ); を追加します。
これにより、WordPressのメモリ制限を256MBまで増加させることができます。

php.iniファイルの編集

あなたのサーバーの php.ini ファイルを探し、 memory_limit の値を増やします。

例えば memory_limit = 256Mとすることで、PHPのメモリ制限を増やすことができます。

.htaccessファイルの編集

.htaccess ファイルに php_value memory_limit 256M を追加することも、メモリ制限を増やす一つの方法です。

ホスティングプロバイダーに連絡

上記の手順で解決しない場合、ホスティングプロバイダーに連絡してメモリ制限の引き上げを要求するか、プランのアップグレードを検討することが必要かもしれません。

以上の手法でほとんどのメモリ制限エラーは解消できますが、プラグインやテーマが非常に多くのメモリを消費する場合は、不要なプラグインの削除やより効率的なテーマへの切り替えも検討すると良いでしょう。


[👦質問者]

WordPressのメモリ制限エラー対策として、上述の方法を実施した後でもエラーが続発する場合、具体的にどのような追加のステップや診断方法を推奨しますか?


[😺阿修羅ワークス]

WordPressのメモリ制限エラーに対処するために基本的な手順を実施しても問題が解決しない場合、以下の追加のステップや診断方法を推奨します。

プラグインとテーマの確認

一時的にすべてのプラグインを非活性化し、デフォルトのテーマ(例えばTwenty Twenty-One)に切り替えて問題が解消されるかを確認します。
これにより、特定のプラグインやテーマがメモリ制限エラーの原因であるかを特定できます。

サーバーのログファイルの確認

サーバーのエラーログを確認して、具体的なエラーメッセージを探します。
エラーログは問題の原因を特定するヒントを提供してくれることがあります。

PHPメモリ制限のさらなる増加 

php.ini ファイル、.htaccess ファイル、または wp-config.php ファイルを通じてPHPのメモリ制限をさらに増やします。

しかし、この操作を行う前に、ホスティングサービスプロバイダにこの変更が許可されているか確認してください。

データベースの最適化 

データベースが不要なデータで溢れている場合、WordPressサイトのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

不要な投稿リビジョン、スパムコメント、トランジェントオプションをクリアすることでデータベースを最適化します。

PHPバージョンの更新 

サーバーで使用しているPHPのバージョンを最新に更新することで、パフォーマンスの改善につながることがあります。

ただし、更新前に現在のテーマやプラグインが新しいPHPバージョンと互換性があるか確認してください。

ホスティング環境の見直し

負荷が高いサイトや大量のトラフィックがあるサイトの場合、共有ホスティングプランではなくVPSや専用サーバーを検討する必要があります。

これは、より多くのリソースとより高いパフォーマンスを必要とするサイトに適しています。

専門家の助けを求める

上記の手順をすべて試しても問題が解決しない場合、WordPressの専門家や開発者に相談することを検討してください。

彼らは問題の詳細な診断と具体的な解決策の提供を行うことができます。
これらのステップを順に試すことで、メモリ制限に関連する問題の多くを診断し、解決することが可能です。

ただし、問題の根本的な原因を正確に特定するには、しばしば詳細な調査とテストが必要になります。


[👦質問者]

WordPressのメモリ制限エラー対処の追加ステップについて述べられましたが、これらの手順を実行する上で特に注意すべき点や、頻繁に見落とされがちなトラブルシューティングのポイントがあれば教えてください。


[😺阿修羅ワークス]

WordPressでメモリ制限エラーに対処する際に、実行する手順に特に注意を払うべき点や、しばしば見落とされがちなトラブルシューティングのポイントに関してですが、まずは具体的なポイントを指摘します。

wp-config.phpファイルの編集時の注意

WordPressのメモリ制限を引き上げる際に、よく行われるステップの一つがwp-config.phpファイルにdefine('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');のような行を追加することです。

ここで極めて重要なのは、この行を/* That's all, stop editing! Happy blogging. */の直前に追加することです。

また、ファイルの編集は慎重に行い、タイプミスがないか確認することも大事です。
間違いがあるとサイトが全く機能しなくなる可能性があります。

ホスティングプロバイダーの制限を確認

いくらWordPressの設定を変更しても、ホスティングサービスのメモリ上限が低い場合、実質的な変更は無効になってしまいます。

ホスティングプロバイダーの文書やサポートに問い合わせて、サーバーのメモリ制限値を確認することは非常に重要です。
時には、プランをアップグレードする必要があるかもしれません。

プラグインやテーマの影響を検討

メモリの問題が突然発生した場合、最近追加または更新されたプラグインやテーマが原因である可能性があります。

これらを一時的に無効化し、問題の解決につながるかテストしてみる必要があります。

特に、メモリを大量に消費することで知られるプラグインや、不適切にコード化されたテーマは注意が必要です。

データベースのオーバーヘッドをチェック

長期間メンテナンスされていないWordPressのデータベースは、パフォーマンスの低下やメモリ問題の原因となる可能性があります。

定期的にデータベースの最適化を行うことで、余分なデータを削除し、システムのパフォーマンスを改善することができます。

サーバーのログファイルをチェック

サーバーのエラーログやアクセスログをチェックすることは、メモリ問題の原因を特定するのに役立ちます。

不審なアクセスパターンや反復するエラーがないか確認し、問題のあるファイルやスクリプトのヒントを得ることが重要です。

これらのポイントに注意を払いながら対処を行うことで、WordPressのメモリ制限エラーをより効果的に解決できるでしょう。
注意深く、慎重に進めてください。


[👦質問者]

WordPressのメモリ制限エラーに対応する際、初心者が最も簡単に落とし穴にハマりがちなトラブルシューティングのポイントと、その回避方法について詳しく教えていただけますか?


[😺阿修羅ワークス]

WordPressのメモリ制限エラーに対応する際、初心者が最も簡単にハマりがちなポイントは、wp-config.phpファイルでのメモリ制限の増加設定です。

WordPressを動作させているサーバーで割り当てられているメモリ量は限られており、WordPressやプラグインが必要とするメモリ量がこれを超えるとエラーが発生します。

この問題を解決するため、多くのユーザーはwp-config.phpファイルでPHPに割り当てられるメモリ量を増やそうとします。
しかし、ここで落とし穴にハマることがあります。

落とし穴

直接wp-config.phpを編集してdefine( 'WP_MEMORY_LIMIT', '256M' );のようにメモリ制限を増やす方法がありますが、サーバーがその量を許可していない場合、変更は無視されます。

また、不適切な編集が行われるとサイトにアクセスできなくなるリスクも伴います。

回避方法

サーバー設定確認  最初に、ホスティングサービスの管理画面やサポートを通じて、PHPに割り当てることができる最大メモリ限界を確認してください。
この限界を超える値を設定しても効果はありません。

プラグイン利用  サーバーの知識が乏しい場合、WordPressのプラグイン(例えば WP-Optimize など)を利用して、データベースの最適化や不要なデータのクリーンアップを行うことで、必要メモリ量を減らすことも有効です。
これにより、全体的なパフォーマンスを向上させることが可能です。

手動編集以外の方法を試す

php.iniファイルや.htaccessファイルでの設定変更も一つの方法ですが、これらのファイルを変更するにはそれなりの知識が必要です。

これらのファイルの扱いに慣れていない場合は、ホスティングプロバイダーのサポートに相談するのが良いでしょう。

結論

WordPressのメモリ制限エラーへの対処は、適切な知識に基づく慎重なアプローチが必要です。

直接ファイルを編集する方法が最も一般的ですが、これにはリスクが伴うことを理解し、サーバーの設定や利用可能なプラグインを上手く活用して、安全に問題解決を図るべきです。


[👦質問者]

WordPressのメモリ制限エラー対策について説明いただきましたが、直接wp-config.phpを編集する際に遭遇するリスクを最小限に抑えつつ、改善効果を最大化するコツはありますか?


[😺阿修羅ワークス]

WordPressのwp-config.phpファイルを編集する際に、メモリ制限エラー対策を行ううえでのリスクを最小限に抑えつつ、改善効果を最大化するためには、以下のコツを抑えることが重要です。

バックアップを取る 

wp-config.phpのような重要なファイルを編集する前には、必ずファイルのバックアップを取得してください。
万が一のトラブルが起きた場合に元に戻せるようにするためです。

文法を守る

PHPファイルを編集するときは、正しい文法を守るように注意してください。
特に、;(セミコロン)の忘れがちなポイントです。
文法ミスはエラーの原因となります。

メモリの増加量を慎重に選ぶ 

wp-config.phpに記述するdefine('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');のようなコードでメモリ制限を変更する際、必要以上に大きな値を設定すると、サーバーに過剰な負荷をかけることになります。

サイトのニーズとサーバーの許容量を考慮して、最適な値を選びましょう。

変更は一度に1つずつ

複数の変更を同時に行うと、何が原因で問題が起きたのか特定が難しくなります。
変更は一度に1つずつ行い、都度サイトが正常に機能しているか確認しましょう。

テスト環境での確認 

可能であれば、実際のサイトに適用する前にテスト環境で変更を行い、問題がないことを確認してください。

これにより、ライブサイトに影響を与えるリスクを事前に排除できます。

公式ドキュメントを参照

不明点がある場合は、WordPressの公式ドキュメントを参照し、正しい手順で作業を進めてください。
実装方法が古くなっている情報に惑わされないようにしましょう。

このように対応することで、wp-config.phpを編集する際のリスクを軽減し、メモリ制限エラーに効果的に対処することが可能です。

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