ひとり行動のすすめ

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コラム
社長との関係が絶望的に悪くなって、どうにもこうにもならなかった時。
まあ、あれは、いわゆる「病んでた」と言うであろう状態だった時。
誰かに愚痴って気晴らしするというレベルでもなくなって、ひとりでプチ旅行した。
あれは自分でもびっくりするくらい効果的で、こんなに好転するならもっと早くしとけばよかったと思った。
あれがきっかけで、ひとり行動が平気になった。
女性はひとりで行動するのが無理という人は多いと思う。
私もひとりごはんはいまだに苦手だ。
ごはんはだめだけど、ひとりで美術館見たり、映画見たりはする。
特にあの日以来、自分で奨励している。
誰かとおしゃべりもしないでどこかへ行くって、楽しいか?と思ってた。
でも別に誰かと共有できなくても、景色に癒されたり感動したりするのは、空しくは感じない。
自分と語る。
ひとりで行動したところで、そんなことしないと思ってた。
ひとりで川べりを歩いてて、こんなところに誰にも言わないで来てて、もし今この瞬間に地震とかで死んだり、ケガして動けなくなっても、誰にも気づいてもらえないんだろうなと思った。
ぞっともしたけど、それならそれでしょうがないんだなと思った。
なんかそれですとんと腑に落ちた。
悩んでることがなんかそんなことでこんなになってるのはもったいないなと思えた。
で、ふわーっと、漠然と、ま、いっかと思った。
なんにでもはっきり答えを出さなくていいやと思った。
今日はこんな気分になって、明日また憂鬱になっても、それはそれでいいじゃんと。
相手があることだから、自分で答えを出そうとしても、無理なんだって。
そんなことがわかってなかった。
あれから社長は病気なんだと思って、自分の中でそう思うことでやりすごせばいいんだと思ってる。
仮定。
それで自分が楽になれるんだったら、実際はそうじゃなくても、そう仮定して、なんかぶつかったり、理解しがたいことがあっても、真っ向勝負するんじゃなくて、病気、病気と思うことで、流せて疲れないで済むならそうしようと。
あの日のひとり行動がなかったら、今頃社長に辞めると宣言して、険悪な日々を過ごしてるんだと思う。
今は、カウントダウンを楽しんでる。
楽しんでるだけで、実際その日が来ても、波風立てないように去るのかもしれない。
それでも今は、想像できる。
想像しながら楽しめたりしてる。
我慢ばかりしてた時とは違って、終わりがあると想像できて、仕事に向き合えてる。
次のために、と頑張れるというか。
まあ今はちょっとひとり行動してみる時間が持てずに、疲れが溜まってるけど。
どこに行ってみようかなあと考えてるのもこれまた楽しいから良しとするか。


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