無理ゲー社会という本を読みました。
面白い本で、久しぶりに広大な読書の旅でした。
しかし、絶望したくない人は読まない方がいいでしょう。
知能や才能などは遺伝であり、努力できる性格も遺伝なので、失業者や低所得者は救われる事はないという話です。
才能ある者にはユートピア、才能なき者にはディストピア。
そしてベーシックインカムなどの様々な社会的救済措置の話が続きます。
そして経済格差がなくなったとしても、モテ、非モテ格差は無くならないという話です。
モテるタイプの優れた男性をアルファと言い、非モテは更に非モテに。
女性はアルファを獲得するための熾烈な美の争いに。
あまり救いのない本なんですが、今の若者は無理ゲーを強いられてるという事が言いたい本です。
できる人はラッキーで、できない人は努力してもできないという事を認めれば、社会はもっと優しくなるのではないか?というような事が言いたいようです。
私は能力の向上というのを信じますが、その人なりのレベルで向上する。
1の人が3になっても、5になるのは難しいという事です。
誰もがオリンピック選手やビル・ゲイツになれるわけではないんです。
最後に、中国ではとてつもない格差社会で、子供たちは猛勉強しているという話で終わります。