海外留学先で外国人の遊び友達を作る方法 2

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外国人との異文化コミュニケーションの難点

海外での人間関係構築において立ちはだかる大きな壁は、同じ言語と文化(何を当たり前としているか)を共有していないことです。

実際、外国人グループの会話で盛り上がりに欠ける時って、好きな音楽を聴いている時にDJがピークで曲を変えるような感じで、楽しみきれないことがあります。

慣れない言語だと最初は理解してもらうことさえ一苦労なのですが、異文化コミュニケーションではとりあえず周りの会話のリズム、テンポに合わせるのが結構大事になってきます。

人間は結局自分が好き

また、アメリカではパーティーや知らない人を含めて遊ぶことも多いので、異なる言語、文化をもつ初対面の人とどうやって打ち解けていくか自分なりの法則を持っておくと役立ちます。

多くの人間は自分自身のことを話してるときに快感を覚えるらしいので、僕の場合はこれを利用します。相手が相手自身のことを話せるように質問をしていくわけです。

自己主張がじつは大事

この時に重要なのが、一つの話題から次の話題へ繋ぐ時に自分のことについても話すことです。

質問ばかりしていると面接みたいになる上に、自分のことについて話せない人=魅力のない人に認識されることがあります。また、自分のことも知ってもらわないと、相手の警戒心をとることができません。

初対面に自分の個性を強く出していく必要はないのですが、多くの人間は他人との関わりの中で何か(楽しい時間やモチベーション、知恵)を得たいと思っているので、自分が相手に与えることができる魅力や価値を表示することが異文化コミュニケーションでは大事になってきます。

とくに相手ができないようなこと、たとえば日本の独特な文化や、自分が得意なことについて説明できると、相手からしても異なる文化や言語を話す他人に対して興味のフックをかけやすいわけです。

相手の話を聞くために自分の話を交えていくと、自然と話題の幅も広がっていきます。

また、異文化コミュニケーションでは同じ事柄に対しても認識が違っていたりするので、事柄ではなく感情に注目して話を聞き、共感できる部分を探していきます。感情の部分は自分にしかわからない部分なので、それを共有すると距離を縮めやすいんですね。

日本人が海外で気を付けた方が良いこと

日本に帰国して感じたこととして、お客様至上主義の中にいると自分が意識しなくても客として立場が上のように感じてしまうことです。

これは海外の人と話す日本人にも良くあてはまり、過度な謙遜や愛想笑いなど初対面の時にへりくだりを続けていると、その文化になじみのない相手からしたら、意識しなくても自分が相手を見下したように感じてしまう場合があるわけです。

これは “対等に話し合える魅力的な人” と仲良くなりたい人からしたらマイナスです。

人間は違いを単に違いとして見ずに優越の対象として見がち(Ethnocentrism) なので、海外では ”見下さず、見下されずに” というのが結構大事で、対等に魅力的になれるような関係構築が大事なんですね。

これは異文化コミュニケーションにおいて日本人がとくに気を付けた方が良いポイントです。

自立も大事

海外で友達を作りたいと思ったときに、最初にすべきことは自分ひとりで幸せを感じられる趣味なり習慣を探してみることです。

これって生まれ育った場所にずっと住んでたり、常に周りにだれかがいる状態だと意外と考えたことがないものです。

これが重要な理由は、他人との関わりに自分の幸せを依存している状態だと、海外で友達が少ない時にストレスがたまりやすいうえに、他人にとってはあまり魅力的にうつりません。

そもそも友情は計画して起こるものではないので、そこに頼りすぎるのはコスパが悪いのです。

自立した人同士でつながる

自分なりに一人でも楽しさを見出せるようになったら、他人と交流する機会をどんどん増やすことが大事です。

いきなり知らないグループに飛び込んでも良いのですが、それだと短期的な交流で終わってしまうことが多いので、友達の友達に積極的に会っていくことが効果的です。

ギブアンドテイクのギブを増やす

交流の場ができたら、積極的にギブアンドテイクの give (ギブ)をしていきましょう。魅力的な受け身の人はあまりいないからです。

give (ギブ)にも色々な形があって、 
- 会話で聞くだけなのは take(テイク)であり、自分からの情報や考えも積極的に発信していく。(バランスが大事)
- 相手の共感できることや称賛できること、感謝を積極的に言っていく。
などかあります。

逆に、正論や否定的な発言、求められていないアドバイスなどの give(ギブ)は感情で生きる人間には好意的でないので注意が必要です。

自分からの発信において間違えることが恥ずかしければ、間違えることが当たり前な分野(言語など)でたくさん間違えを繰り返すことが効果的です。

繰り返していくと慣れていくので、間違えることへの抵抗感を徐々に下げていきます。自分の中の「経験済みライン」を少しずつ広げていくのです。

ギブアンドテイクのギブを増やすことの難点

そうはいっても、give (ギブ)の一番の大敵は、頭の中にあるネガティブなシナリオ空想です。

”~になったらどうしよう” とか "理解してもらえなかったらどうしよう" とか思うのは普通の反応ですが、実際、他人は自分が傷つけられない限り他人の行動など覚えていないです。

そもそも、世の中全体的に変な人ばかりです。変な人でいることはそんな珍しいことではなく、変な人も世界のどこかでは受け入れられるんです。

日本のような単一民族の国では、文化や慣習と価値観を共有していることが前提になっていて、変な人は目立つし、変な人は変な目で見られます。

でも、貧しい人も金持ちも変な人も正義感の強い人も不真面目な人もいるのが世界であり、人間の均一化を図ればどんな社会問題も解決しないです。変な人が一人間としてリスペクトされなければ、日本で起こってるような突発的で悲惨な事件や高い自殺率もなくなりません。

誰にもでも何にでも良い部分と悪い部分があり、その悪い部分しか見れないのは、その人の責任なわけで、”自分の変さ”のせいじゃないんです。

このマインドセットは脳の片隅に置いておくと最強です。

でもやっぱりギブアンドテイクのギブを増やすべき

世界が変な人ばかりであるとすると、変わり者であることや間違えること、”~になったらどうしよう” とか "理解してもらえなかったらどうしよう" とネガティヴに考えるのは、ただの自分の中の言い訳になってくるので、とりあえすアウトプット、give (ギブ)の機会を意識的に習慣的に増やすことが大事です。

過去のトラウマが行動意欲をなくすのではなく、行動しない理由をつくるために不安という感情を利用しているようなので、行動してからそこで生じた不安に対応するようにすると対応力もつき、モノの見え方が変わってきます。

後書き

アメリカで試行錯誤して見出した自分なりのコミュニケーション攻略法をgive (ギブ)しましたが、人間は気まぐれであり、完全攻略などあり得ません。

でも、コミュニケーション能力が上がると世界の見え方が変わります。至る所であるパワハラも避けれるし、自信がつくし、人に優しくなれる。

今やYouTubeなりGoogleなりで、勉強して実践すれば身につけられる能力がたくさんあるので、世界中の子どもたちが憧れるような大人を目指してこれからも頑張っていこうと思います。
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