高齢者の方は「会いたい人に会っておきましょう」という話。

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コラム
先日、高齢女性のAさんと話をしました。

Aさんによると、お兄さんと年賀状のやりとりをしており、いつも優しい言葉が添えられていたのに、最近の2年は、その言葉が無い、とのことでした。

お兄さんのお宅は、奥様の体調に波があるのですが、奥様自身が病院への入院や老人介護施設への入所は拒否しており、お兄さんが介護をしているようです。

おそらく「老老介護」でお兄さんは疲れ切っているのでしょうが、Aさんに心配をかけないように、電話口でも、弱音を吐いたり、相談事を持ちかけるような事は無いそうです。

しかし、Aさんへの年賀状の件から推測しますと、これは「SOS」を発していると思います。

ですから、たとえ遠方であったとしても、Aさんは、お兄さんのお宅に行ってみると良いです。

お宅の状態を見れば、そこに住んでいる方々の心身の状態がわかります。

また「ゴミの臭い」や「汚物の臭い」だけで無く「何か異様な臭い(表現が難しいです)」を感じた場合は、すみやかに対処すべきです。

医療機関にかかるべき人がいたら連れて行く。少しの期間でも、身内の人や信頼できる人に掃除や食事を手伝ってもらう。役所などに相談してみる。

そして、換気や掃除を繰り返して「この臭い」を消し去る努力をすると良いです。

高齢者の方は、いつ何時、急激な体調変化があるかわかりませんので「会いたい人には会っておく」という気持ちと行動力が大切ですね。

今後のAさんの「会いに行って良かったです」という明るい報告を期待しております。

それでは、また。


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