私と神様

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私の神様はどうやら日光山輪王寺さんの神様らしい。
らしい、というのは名乗りもしないし、ただ話しかけてくるだけだからだ。
感覚としてはご近所に住んでるよく話しかけてくるおじさんといった感じ、神様に対しておじさんというのはなんだか、という感じだが。
この神様、ラジオの周波数のようにチャンネルが合ったら声が聞こえる、合わなかったら聞こえないというようにその時々で声が聞こえたり、聞こえなかったりする。
好き勝手に喋る時もあれば、問いかけに応えてくれる時もある。
声が聞こえ始めたのは最近で、何故だか不調が続き(この不調は後に猫を構わなかったことによる念だということが判明した)、ふと神頼みでもしようかと財布にしまっていた輪王寺さんのお守りを首に下げたとこからふと声が聞こえてきた。

「財布などという俗物的なものに入れよってからに!!」

開口一番のセリフがこれ。
だってぇ、、財布に入れてもいいって輪王寺さんは言ってたというか、書いてたぞ、、?
でもうちの神様はそれがどうやら嫌だったらしい。
ささっと外したり着けたりできるのがいいなぁと思い、ネックレスではなく百均のホイッスルに付いてたカンに猫の遊び道具だったズボンの調整紐で首に下げたらそれもお怒り!

「こんなありがたみのかけらもないようなもの!神への冒涜も良いところだ!」

とね。
冒涜も何も手軽に身につけられる家の物がそれしかなかっただけだ。
家から輪王寺さんが遠いこともあり、なかなか顔を出せないのもお怒りの原因だ。

「ワシは毎日見守っとるというのにお礼参りの一つもしないとはなんたること!
せめて2年に一回は顔を見せんかい!」

とのことで、今年はお花見シーズンに輪王寺さんに行かせていただくことにする。
お風呂に入ってた時に顔を見せろ見せろとうるさいので上がってから調べたら、どうやら鬼怒川にお花見スポットがあるようで伺わせていただくことにした。

これを書いてる今は深夜。
ふと神様にこんなものを書いていて、と問いかけてみると、

「ふむ、なかなか悪くないのではないか?」

と好意的な意見を頂戴したので気ままに書いていく。

神様の声が聞こえて色々と話していくうち、気になったのはお空に行ったペットたちのこと。
むぎ、というフェレットとゆず、というオカメインコだ。
むぎは満足に看取れなかったし、ゆずは体調を崩し、餌も自分で満足に食べれなくなり、強制給餌の末に亡くなった。
ただ、ゆずに関してはその日に体調を崩し、仕事を早退したらケージの中でパサリと倒れており、あの体調不良は虫の知らせだったのか、と今では好意的に捉えられている。

話を戻そう。
外で一服している時に、
「むぎとゆずはどうしていますか?」と聞いてみたら、

「あぁ、あの子達な、元気にしとるよ。
むぎという子は甘い物が好きなんだな、天国中の甘いものを食い尽くすまではそっちに行かないと言ってる。
ゆずという子はすでに生まれ変わって、お前の家にいるよ、千幸という子だよ。
あまりに早く生まれ変わりを望んだから選べる身体も少なくて、ああいった受け口の身体を選ぶ他なかったようだ。」

と。
なかなか面白いことが聞けたな、と思ったし、むぎの甘いもの好きな話なんてしてなかったが、流石そこは神様というべきか、知っておられたらしい。
ゆずのことも何となく見当がついていたけど、実家にいる千幸というオカメインコに生まれ変わっていたらしい。

千幸の話をしよう。
懇意にしてるペットショップ(ゆずもそこで迎えた)で、受け口で通院が必要だが無償で受け入れてくれる家族を探しているという投稿を見かけ、そのままの足でペットショップに向かい、その場で連れて帰ってきたのが千幸だった。
名前の由来は千の幸せがあなたに訪れるように、と病気(生まれつきのものだから治らないがそこは置いておいて)の治癒を祈って名づけた。
そして我が家にきたのがたまたまとは言え、ゆずの生まれ変わりなのでは、と思うところあってゆずのゆ、の字をいただいた。

そして神様から聞いたこの話である。
私の感じ方だし、もしかしたらただの夢物語なのかもしれないし、都合が良いようにも思うが、私はこれを神様から聞いて全てが腑に落ちたのだ。
神様の声だって、俄には信じ難いとは思うが、私には確かに聞こえてるんだからこれは本当のことなんだろうと思う。

ここで輪王寺さんと私の繋がり(?)について話していこうと思う。
年齢も覚えてないほどの小さな頃、小学生くらいだっただろうか。
祖母の家に泊まり、とてつもない悪夢を見た。
だが、その悪夢はパァァと金色の雲とおじさんが現れ、読んで字の如く雲散霧消した。
そして聞こえてきた声。

「この子は輪王寺さんに護られてるから、、」

起きた私、ハ?としか言いようがなかった。
確かに、毎年輪王寺さんのお札を貰ってはいたが、急に何で??となった。
ここでどうやら輪王寺さんと私の繋がりができたようだ。
そして、少し後に輪王寺さんに行った際、輪王寺さんの境内にある銅像を見て、幼き私は、

「あ!夢に出てきたおじさん、この人!」

その人こそ、日光山を開山した勝道上人だった。
名前こそ知らなかったものの顔だけは覚えており、とてつもなく偉い人が夢に出てきたもんだなぁと今は思う。
また別の年、大吉のおみくじを輪王寺さんで引いた際に突風が吹き、取れないところまでおみくじが飛んでしまって大泣きする私に祖母が輪王寺さんのお守りを買い与えてくれた。

そう、そのお守りが今の神様の声が聞こえるきっかけとなったお守りだ。
丑と寅の神様のお守りで行った際は必ずお賽銭を寄進することにしている。

そのおみくじのその後も聞いてみたところ、大祓の時に拾われてお焚き上げされたらしい。
よかった、、。

そんなわけで徒然なるままに書いてきたが、まだ神様の声が聞こえるようになってから実は3日ほど(!)
これからも神様と暮らしていくのでたくさん書き溜めていこうと思う。
その日の体調やコンディションもあるので、筆が乗らなかったりすることもあるだろうし、チャンネルが合わなければ神様の声は聞こえないので、どうかゆっくり付き合ってほしい。

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