私のスピリチュアル・メンターからのメッセージを受け取る能力が目覚めたきっかけは、祖父の死でした。
正確に言うと、祖父の死にまつわる相続問題が原因でした。
祖父の葬儀の一週間後、初七日のときでした。
祖父が生前懇意にしていた弁護士の先生に私たち家族(父・母・兄・私)、
そして親戚一同が集められました。
(祖母はすでに亡くなっています)
祖父は相続財産について、公正証書を残しているので、ということでした。
わたしは「犬神家みたーい」とわくわくとしてその場に参加しました。あまり何も考えていなかったもので。
弁護士の先生が公正証書を読み上げます。
そう「真珠に全て残すと」※正しくは財産目録の詳細と執行人うんぬん、長女〇〇の長女真珠に遺贈するうんぬんかんぬん、みたいなめんどくさい文章でした。
私の頭は真っ白になりました。
そして、次の瞬間、母親が思いっきり私の頬をひっぱたきました。
「どんな汚い手を使ってジジイをたらしこんだんだ!!!!」
母が夜叉のような表情をして、怒鳴りちらします。
すぐに父が母を羽交い絞めにして、兄が私の前に立ちます。
「またあんたは真珠をかばう!!!お兄ちゃんも!!!ジジイにしても!!!なんでそんな不器量な娘が可愛いんだ!!!」
※実際はもっとひどい言葉遣いです(笑)
うぅうわ・・・やっぱりお母さん、私の事嫌ってたんだな・・・。
わたしはじんじん痛む頬を抑え、真っ赤になって叫び狂う母をぼんやり見ながら思いました。
とにもかくにも、祖父が良かれと思って(?)残したこの遺言によって、私はとんでもない修羅場に巻き込まれていくのでした。
では続きは次回
ではでは、またまた。